小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

料理別・たまごのこだわり 記事一覧

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。今回は、春の時期にピッタリなさわやかなオムレツを紹介します。白身をうまく使っていてヘルシーで、ふわとろの食感がやみつきになります!

【ギリシャ風スフレオムレツ】

<材料 二人分>
エクストラバージンオイル 大さじ1杯半
ほうれん草 150g
黒こしょう 少々
塩 少々
フェタチーズ(カッテージチーズでもOK!) 60g
卵(Lサイズ以上) 3個(※白身と黄身に分けておきます)
卵の白身 2個分
レモンの皮すりおろし 小さじ2杯
ディルを刻んだもの(※なければパセリなどで代用)

黒こしょう 少々
塩 少々
フェタチーズ(カッテージチーズでもOK!)60g
卵(できればLサイズ以上)3個(※白身と黄身に分けておきます)
卵の白身 2個分
レモンの皮すりおろし 小さじ2杯
ディルを刻んだもの(※なければパセリなどで代用)

<作り方>
(1)フライパンに大さじ一杯のオリーブオイルを入れ、塩で味つけしつつホウレン草をしんなりするまで炒めます。火を止めフェタチーズと絡めて皿に取っておきます。
(2)中くらいのボウルに黄身を取り、塩ひとつまみ・コショウ・レモン皮すりおろしを加えて、4分ほどふわっとなるまで混ぜます。
(3)別のボウルに塩ひとつまみと白身を入れハンドミキサーで撹拌します。泡立った白身の1/4を(2)の黄身に加え混ぜます。それから残りの白身をゆっくりとそそいで混ぜ合わせます。
(4)大さじ半分のオリーブオイルをフライパン(テフロン加工の方がやりやすいです)に入れ加熱します。 フライパンに上記の撹拌した卵を注ぎゆっくりと均等に広げます。オーブンからオムレツを出し、へらで真ん中にくぼみを作ります。片方の半分に(1)をスプーンで乗せて、もう片方を折り返してそれを包みます。
(5)更に2、3分焼きます。 真ん中で二つに切って(中身をキレイにみせるため)お皿に乗せ、ディル(又はパセリ)を振り掛けて完成です。

いかがでしたでしょうか?ケーキのふんわりしたスポンジは白身の泡立ちのおかげです。この起泡性をうまく利用した「スフレオムレツ」は、日本でも一般的になりつつあります。ちょっと手間はかかりますが、とっても美味しい食感ですよ。

フェタチーズは山羊の乳からできるチーズで、ギリシャでは一般的です。日本でも買えますが、他のチーズでももちろん代用可です。ちょっとさっぱり目のチーズの方が合います。

ぜひお試しくださいませ(^^)

(参照:Egg whites work magic to make filling omelet for 2 – Worcester Telegram & Gazette)

カテゴリー | ソムリエ日記 , 料理別・たまごのこだわり , オムレツ 2014年04月14日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

大雪がまた関東で再来かも!?とのニュースが出てますね。心配です。

さて寒いときにはあったかい月見そばを一杯……というのは日本人の心情です。 が、実はフランス料理にも「お蕎麦とたまご」のあったか料理があるのをご存知でしょうか!?

その名は「ガレット」。

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これは蕎麦粉を使ったクレープでして、薄く広げたソバ粉を溶いた生地を片面焼きにして、そこにハムやチーズと共にたまごを落として目玉焼きのようにして食べます。

食感が面白くて、外側のソバ粉焼き部分をナイフで切って、トロトロ半熟の黄身にチョッと付けて食べるともうホンッと最高の味なんです(^^)

もともとはブルターニュ地方の郷土料理で、暖炉にのせて焼いて食べていたのだとか。

日本でもカフェ飯を中心に、結構食べられるようにはなってきているので、ぜひお見かけしたら食べてみてください。 ご家庭でも作れますが、そこはクレープと同じで専用の鉄板があるところの方がやはり美味しんじゃないかと思います。

おススメですよー!

カテゴリー | ソムリエ日記 , 料理別・たまごのこだわり , 目玉焼き 2014年02月18日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

たった2つのコツを守るだけで、見た目にすんごく美味しそうな目玉焼きが作れます。

何度か「目玉焼きのコツ」をご紹介していますが、単に美味しいだけじゃなくて、彩りを添える目的でナシゴレンやハンバーグなど他の料理と組み合わせることもあります。 そんな際には、美味しさと「見た目の美しさ」も必要です。

 

(1)フタをしないでゆーーっくり加熱

 

ごく弱火でゆっっくりフタをせず加熱してやるだけで、見た目にも綺麗でとても滑らかな食感の美味しい目玉焼きになります。 フタをすると黄身の表面にある白身の薄い膜が熱で固まってしまい、見た目に白っぽくなっちゃうんですね。(これはこれで美味しいんですけど)
また、黄身は少し水分が飛ぶと旨みが増して、濃厚で美味しくなるんですね。フタ無し方法のメリットでもあります。

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(2)塩コショウは焼きあがってから最後にかけるshio_bin.jpg
まだ固まってないうちに塩コショウをかけちゃうと、表面に凸凹ができてしまいます。意外とやってしまいがちなんですね。 火を止めてから、お召し上がりの直前に味つけしてください。

 

この2点を守るだけで、美味しくて見た目もキレイな目玉焼きができあがります!(^^)

ぜひ、いつもとちょっと違う「おおっ!食べてみたい!」と思わせる見た目に美しい目玉焼き料理で、ワクワク楽しい朝になさってくださいませ!

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:目玉焼きは水を入れない方がうまい【極上目玉焼きの作り方)】- たまごのソムリエ日記

(関連:おいしい目玉焼きを作るコツ – たまごのソムリエ 日記

(関連:極上の目玉焼きの作り方1(目玉焼きは時間のかかる料理です。) – たまごのソムリエ日記)

カテゴリー | ソムリエ日記 , 料理別・たまごのこだわり , 目玉焼き 2014年02月13日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

ひさびさの有名人シリーズ、今回はお笑いタレント・伊集院光さん。

『のはなし にぶんのいち-キジの巻-』(伊集院光・宝島社) より抜粋
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【あらためましてこんばんは、生卵が好きな者です。僕の祖父は生卵好きをこじらせて都会のど真ん中の狭い庭でニワトリを10羽飼っていたほどの男だから、その血を受け継いでいるのかもしれない。(中略)
生卵かけごはんは実に旨い。(中略)
深夜、だれもいない台所でどんぶりに飯を盛り、冷蔵庫から出した生卵をその上に直接割る。更に醤油を適当にかけて、ほんだしをちょっと振る。左手にどんぶり、右手に箸を持ち、適当に掻き混ぜながら移動して机の前に着席。すぐ食う。このスタイルが良い。】

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伊集院さんはすごく知識が深くて、いろんな引き出しをもっていらっしゃいます。クイズ番組でも活躍されてますが、その真骨頂はやはりラジオパーソナリティ。 いやホント面白いんです。 笑いながら聞かせてもらってます。

ちなみに伊集院さんの卵かけご飯のこだわりは、醤油と鰹節&海苔なんてのは今一つ、旅館の朝食みたいに焼き魚とお新香にかまぼこお味噌汁なんてのもあまり良しとしないそうで、明け方に寝癖の下着姿で台所でごそごそと作る卵かけご飯が伊集院さんの“正統派”なんだそうです。

「たまごかけご飯」はかしこまって食べるもんじゃないよ!という事なんでしょうね。 これもひとつの楽しみ方だと思います!(^^)

ぜひ徳島にお越しになった時には、ウチの絶品たまごで“気軽に”楽しんでもらいたいです。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:たまごかけごはん好きの有名人・・・その6 黒柳徹子さん たまごのソムリエ面白コラム

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

皆さん「たまごマヨネーズ」ってなんだかご存知ですか?

フランス語で「ウッフマヨ(oeuf mayo)」。

これは、ゆでたまごにマヨネーズをかけたフランス料理のコト。

エッ!?それだけなの?なんて思うなかれ。

前菜として、フランスでは伝統あるメニューなんです。

さて、この「ウッフマヨネーズ」、いろんなカフェや食堂で定番となっている前菜料理なのですが、一年に一度、協会より「その年の最もすばらしいウッフマヨネーズ」を称える最優秀賞が送られるんです。過去の受賞したものを挙げますと・・・・・・、

こちら↑が昨年2012年度の最優秀たまごマヨ。パリの人気レストラン、「エバズイヨン」のメニューです。これは美味しそうですねー!

こちら↑が、2011年の最優秀たまごマヨ。人気店「オリビエフロッター(OlivierFlottes)」の前菜メニューです。これまた美味しそうです。

 

そして、今年2013年のウッフマヨネーズ最優秀賞は、パリの「オーベルジュ・ドゥシェ(Auberge d’Chez Eux)」、クリントンさんやプーチンさんも訪れた有名店です。

これも美味しそうですね!伝統を守りつつも、新たな美味しさを追求する姿勢、とても素晴らしいです。 しかも「たまご」基本でです(^^)

この伝統あるたまごマヨネーズ、たまご屋としてもたまごマニアとしても、ぜひ末長くつづいてほしいものです!(^^)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

大臣経験もある政治家のS氏とお話した際に、

「日本食の極みはね、『オムライスとカツ丼』だよ。」

とおっしゃっていただいた事があります。

え!?

とビックリしてその訳を聞くと、

「オムレツってのはヨーロッパのもんだよ。それを日本のコメ食文化と融合させて広く普及させている。 カツ丼だってそうだ。カツレツという西洋の料理をじつにうまく取り込んでダシと合わせ、日本の食べ物としてちゃんと成立させている。 これは、日本の文化を象徴する食べ物だよ。」

とのお話でした。

なるほど。

オムレツはフランス発祥、

カツレツは、フランスの「コートレット」が語源とされていますが、イタリアのコトレッタ、ロシア料理のコトレータ、ドイツ・オーストリア料理のシュニッツェルなど広く欧州で親しまれている料理です。

オムライス・カツ丼ともに、日本国内の発祥にはそれぞれ諸説あり、日本文化への定着度の深さを物語っているように感じます。

また、上記S氏には

「どちらも“卵”を使っているよね!? 頑張ってくださいね!」

ともおっしゃっていただきました。 確かに!

世界トップクラスの消費を誇る「たまご大好き」民族としては、コメとタマゴを介して「世界の食」を日本食として取り込んでいる事実はなかなか感慨深く、気持ちがいいものです。(^^)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 料理別・たまごのこだわり , オムレツ 2013年11月11日