つぎは「昇天日のたまご」が面白い!
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
昨日はイースターでしたね!
レシピサイトなんかでも、
たまごでかわいらしいヒヨコ姿の
料理をつくる特集ページが組まれてたり
お店でたまご&ヒヨコっぽいメニューが出ていて
たまご屋としてすごくテンションが上がる
ステキな一日でした。
とはいえ、
SNSなんかでは、
「けっきょくイースターって何なの?」
みたいな疑問を持つ人も
けっこういましたね。
たしかに。
「クリスマス」はキリストの誕生日
として広まったわけですが、
「復活祭」は、
イエスさんが一度死んでから
3日後に再度この世に
復活した、そのお祭りです。
いわば
「誕生日パート2」
という事ですね。
ですので、欧米では本来、
クリスマスくらい派手な
意味のあるイベントなわけです。
日本でも少しずつ浸透してきていますね。
今回も、昨年とはまた違った
盛り上がりもあったように思います。
地元のスーパーさんでも、
イースターの卵料理特集!
みたいな企画組みもしていました。
やはり話題の中心なのは、
「たまごを使ったステキ料理」
でして、
拡散している様子を見ると、
SNS映えとの相性も
良さそうでです。
ぜひ、次年度に向けて、
ご飲食店さまでも、
イースターのステキたまご料理は
なにかお考えになっても
おもしろいんじゃないでしょうか。
で、ですね。
来年まで覚えてられるかな?
なんて飲食店のオーナーさん。
実は、
復活祭には
「続き」があるのをご存知でしょうか?
生誕のお祝い→クリスマス
復活のお祝い→イースター
そして、
復活したイエスさんが、
いよいよ天にのぼる日
すなわち『昇天日』
というものがあるんです。
つまり「イースター パート2」です。
復活してから
きっかり40日後の
木曜日と決まってます。
この「昇天日」も、
海外ではいろんなイベントが
開かれたりするんですね。
日本ではほとんど無いですが。
ただ…
ちょっとだけ面白い伝説がありまして、
イタリアの伝説によると、
昇天日生まれのたまごを食べると
胃と頭と耳の痛みが治るんだそうです。
あの南方熊楠さんが
明治時代に紹介をされています。
『イタリアのモンフェラートでは、
キリストが昇天した日に
新しい巣で生まれた鶏卵は、
胃と頭と耳の痛みを治し、
麦畑に持ちゆけば麦奴の侵害を予防し、
ぶどう園に持ち往けば
その葡萄が霰あられに
損害を受けることは
無くなると信じられている』
( 南方熊楠著 十二支考(下))
との事でして、
この健康になれる!いわれ、
今年は5月26日の木曜日生まれのたまごです。
(お届けは翌日です)
コロナ禍の在宅勤務でも、
頭痛や胃の痛みのタネは
現代人にとって
減る事はないようですし、
ぜひ、昇天日のいわれで
働く方々の応援メニュー!
をたまごで考えてみても
面白いんじゃないでしょうか。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。