小豆島のたまご妖怪【妖怪美術館に行ってきた】
ハロウィン目前なので
おばけ的なお話を。
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
少し前に
小豆島にまいっておりました。
瀬戸内の風が気持ちよく、
しまった!
もっとちょくちょく
来ておくべきだった!
・・・と後悔するくらいの
ステキ体験でした!
で、ですね。
小豆島に、
妖怪美術館
なるものがあるんです。
街にある
いくつかの古民家を活用し
最新IoTも利用しながら
新旧の妖怪について
鑑賞し楽しむ、
という建物群施設でして、
真っ暗な展示場で
懐中電灯をかざしながら
妖怪の語りをアプリで
聴いたり、
ドーン!とでっかくて
怖い雰囲気の妖怪展示も
体験できたり・・・
かなり楽しめました。
おもしろいことに
小豆島には
妖怪クリエーターさん
という珍しい方が
いらっしゃって
世情を反映しつつ
怖さとユーモラスさが
混在した妖怪を
つぎつぎと生み出して
おられるんだそう。
そして、
いろんなクリエイターさんが
作った現代妖怪も
多数展示されていまして、
『妖怪SDGs LABO』
というテーマで
たまごの妖怪
がいました。
おお・・!
カッコいい!
迫力ありますね~。
名称「鬼たまご」
“鬼の魂が宿ったたまご。威勢は良いが自ら動けず弱い。”
だそうで、
SDG’sの17目標のうち
№2「飢餓をゼロに」
・・・に役立つ妖怪とのこと
特に悪さしたり危害を加える
たまご妖怪じゃないようですね(笑)
むしろ
栄養がめっちゃ
とれそうな・・・!
◆伝え方と工夫が勉強になる!
以前、水木しげるロードに
行った時も感じましたが、
「妖怪」というコンテンツの
多様な奥深さは
おもしろいですね。
怖さも演出できる中で
ユーモラスさも出し、
歴史観と風刺まで
伝えられる。
江戸時代の絵師
鳥山石燕さんが描いた
妖怪図鑑をベースに
いろんな物語作家さんや
漫画家さんが
オープンソース的に
おなじ妖怪の造形を
表現していますから、
『みんなが知っている』
という共通認識があって
すごく伝えやすいんですね。
あなたが知っている
カッパだって
ぬらりひょんだって、
もとのデザインは
この方の作品から。
ちょうど
多様なたまご料理だけど
みんな食べたことがあって
知っている、
飲食店さんのメニューで
たまご料理バリエーションを
取り入れやすいのと
似ています。
オムライス、という
共通の認識があるから、
たとえばトルコ風にしたり
インド風のカレーオムライス
にしたり・・・
いろんな伝え方と
バリエーションが
できるわけです。
そのうえで、
新しい『妖怪』が
共通する魅力と
おどろおどろしさを
引き継いでいるように、
お店の料理
新メニューでも、
『知っている料理』
という部分をどれだけ
残しつつ
どこをガラッと変えて
魅力を出していくのか、
これは妖怪に
ヒントがあるんじゃないかと
思いますね~。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。