99%がまちがう卵クイズ
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
去年の夏ごろに、
ちょっと面白いたまごクイズがツイッターでバズってました。
正解は? pic.twitter.com/SbIRolmSCp
—non aesthetic things (@PicturesFoIder) August 2, 2023
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『6個の卵がある。
2つ割っちゃった
2つは焼いた
2つは食べた
いまいくつ残っている?
99%がまちがえる問題』
“I have 6 eggs
I broke 2. I fried 2.
I ate 2.
How many are left?
99% get it wrong.”
これが、
4800万回も閲覧されて
大盛り上がりの議論に。
「残り4つだろう。
2個を割って→それを焼いて、
→それを食べたんだ。」
「2個は(不幸にも)割れてしまって
次の2個を焼いて食べたんだから
のこり2つだろ?」
「6つだ。
なぜなら最初のhaveだけ現在形だ。
それ以降は“過去の話”。つまり
もともと8つあって6個になった、
その経緯を“過去形で”説明しているだけだ。」
なるほど・・!
面白いですね。
「過去-現在」のトリックと、
もうひとつ、
たまごにまつわる
「用語」のトリックでもありますね。
『(卵を)割る』は英語で
“break(ブレイク)”エッグと言いますが、
この単語、
一般的なニュアンスでは「壊す」の意味。
機械をバキバキに壊すとか
『使えなくする』みたいなイメージですね。
ですので、なぞなぞで
「2つ割った」→とは
①(調理のため割った)
➁(使えなくしちゃった)
両方のとらえ方
ができるわけです。
(失敗して)2つ使えなくなり
別の2つを焼いて
その2つとも食べた
なら、
6-2-2=2
ですし、
2個(ボウルに)割って
その2個を焼いて
2個とも食べた
なら
6-2=4
という事です。
◆定義が無いとこうなる
こういう、
「解釈でどっちともとれる」
って、「仕事」の中でもありますよね~。
たとえば
飲食店さんで「どんぶり」と言った場合、
「容器としてのドンブリ」と
「料理としての丼」の両方が
考えられます。
「ドンブリお出しして。」
と言った場合に
アルバイトさんがまちがえることも
あるかもしれません。
ウチでも打ち合わせで
「お客さま」と言った場合に、
「最終の食べるお客様」なのか
「その料理をつくる取引先さま」なのかを
ハッキリ意識して分けないと、
『お客さまによろこんでもらおう。』
という同じテーマなのに
みんな考えている対象が
違っている
なんてことが起こります。
クイズみたいな大議論にならないように
ウチの『お客様』とはこう
ウチの『おいしさ』とはこう
『正確な仕事』とはこういうこと
みたいに
仲間で『言葉合わせ』をすることが
大事になりますよね~。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。