さるかに合戦、クリじゃなくて卵が仲間だった!
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
毎年年初は干支と卵に関してコラムを書いています。本年は申(さる)年ですが、
サルと卵、というと「さるかに合戦」です!
えェ・・・!?
なんのこっちゃ。
と、思われることでしょう。
実は、1887年教科書に『さるかに合戦』が掲載された時はなんと!栗のかわりに卵が火の中から爆裂してサルを攻撃するというストーリーだったんですね。
ちなみに足をすべらせる牛糞ですが、このときは昆布がその役をしていました。
◆なぜ卵だったのか・・・・・・!?◆
実は卵は、急加熱するとカラ内部の水蒸気圧が高まって爆散します。
例えばぜっったいやってはいけない実験として有名なのが、「電子レンジ加熱たまご」
仮に沢山の卵を電子レンジに入れて加熱すると、電子レンジごと爆裂→部屋の天井までふっとぶ という結果になります。
いやー、そう考えると卵の方がクリよりも、戦闘力がある仇討ち向きのキャラクターともいえそうです。
最近は、さるかに合戦の「仇討ち」概念がNGということで、父ちゃんカニも死なずラストも「みんなで仲直り」するというマイルドな結末となっているようで、そもそも野蛮だから教科書への掲載自体もダメ!となってきているようです。
なんだか骨抜きでちょっと残念ですね。 ぜひ原作の頃のバイオレンスあふれる(?)ワクワクストーリーもたまには復刻しても良いのではないでしょうか!?
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。