たまごで固めて造られた城がスゴイ
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
真田丸、面白いですねー!毎週楽しみに見ています。
戦国時代ですから、防衛のために「城」を築くエピソードが結構でてきます。
さて、世界にはなんと!たまごを使って建てられた城があるんです!
ひとつは、アフリカ大陸の東、マダガスカルにある『アンブヒマンガの丘の王領地』。
二重の城壁と掘で囲まれ7つの門が設置された王宮なのですが、現存しているその城壁が卵白で石を固めて造られたものなんです。 つくられたのは238年前。
なんと1600万個のたまごを使って建てられているのだとか。すごいですね。
もうひとつは、フィリピン・セブ島にある『サンペドロ城塞』。
1738年にこの島を占領したスペイン人がムスリム侵攻を防ぐために建てたもので、税金がわりに住民が持ち寄った鶏卵を“接着剤”として岩を固め建造したと言われています。
こちらは278年前。
どちらも2百年をゆうに超える長い年月を耐えており、今なお強固な建築物となっています。
◆なぜ卵をつかうの・・・!?◆
これは、ようするに「セメント」なんですね。 石灰石や粘度と卵白がまざることで、乾くと強くて固いつながりをもつ接着剤になります。
実は現在でも卵を使った最新のセメント建築技術が生まれておりまして、つい先月にも大成建設が「このたび『卵白から作製した生分解性セメント固化剤』を開発した」という発表をだしています。 作業性良好で低コストなんだととか。
マダガスカルとフィリピン
距離にして約9千キロ、
直行便の飛行機でも15時間かかる、
遠く離れた2つの国で、現代でも用いられている高度な建築技術が使われているとは、なんだか驚きですねー。
しかもそれが卵!なんですよ^^
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。