ニワトリさんの数え方
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
海外の方が日本語習得で困惑するものの一つが「数え方」だそうです。
一本(ぽん)
二本(ほん)
三本(ぼん)
と、規則性なく読み方が変わっていく……
たしかにコレ考えてみればかなりヘンですよね。
ニワトリさんの数え方は「一羽」「二羽」…で、
基本は(わ)と読みます。
ただし、末が10と100のときだけは、
(ぱ)という読み方になります。(「じゅっぱ」「ひゃっぱ」)
そして、最期が「ん」になる数字、
3とか千とか万の場合は(ば)なんですね。(「さんぜんば」など)
不思議ですよね~…。
いちわ
じゅっぱ
せんば
……なんでそうなっているんでしょうね。
僕たち卵屋は、どうしても鶏さんを数える時は「まとまった数」のことが多いですから、千とか万とか最後が「ん」になる数字を使う、つまり(ば)で読む羽数が圧倒的に多いのですね。
なので、数を聞く方も最初から「なんば(何羽)ですか?」なんて(ば)読みで言います。
もし、アタマに数字が無くて「なんわ?」じゃなく「なんば?」と話す人を町で見かけたら、もしかすると鶏卵か鶏肉関係のヒトかもしれません(笑)
そういえば、「卵」も鶏卵業界ではわざわざ「殻付き卵」と呼びますが、これも「殻が無いたまご商品」(液卵)の事が頭にあるから。
一般の方からすると「『殻付き』って……カラが付いているの当たり前だよね?」となります。
こちらも業界「見破られポイント」ですね(笑)
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。