なぜたまごかけごはんにトマトジュースが合うのか
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
以前、旅先でフラッと入ったラーメン店で
味噌ラーメンを注文したら
油揚げが入ってました。
「めずらしいなぁ。」
と思ったのですが、
これがラーメンのスープに合う!
かなり美味しい組み合わせでした。
それもそのはず、
味噌ラーメン+油揚げ
って、よく考えてみると
「味噌汁」
の組み合わせですよね。
同じ様な例で、
スーパーさんの売り場で、
「トマトジュースとバニラアイスは相性抜群!」
ってPOPが書いてありました。
トマト+バニラってとても
めずらしく感じますが、
よく考えると
酸味+バニラアイスって
ブルーベリーや
いちご
メジャーな取り合わせが
いくつもありますよね。
シーザーサラダのように
ミルク系ドレッシング+トマト
だって絶品です。
であれば、
トマトジュース+バニラだって
合わない道理がないわけです。
こんなふうに、
要素を分解してみることで、
基本的な相性の合った
「新しさ」のある
おいしい組み合わせ
が、できます。
たまごでも、
少し前に、ZIP!さんで
洋風たまごかけごはん、として
醤油の代わりにトマトジュースを
入れ、パルメザンチーズをたっぷりかけた
たまごかけレシピをご紹介したのですが、
これも一見、
卵+トマトジュース+ごはん
というと「ヘン!」と
感じますが、
イタリアンリゾットの取り合わせ
だと考えると、
なぜ相性が良いのかは
納得できるのでは
ないでしょうか。
他にも、意外な玉子料理の
組み合わせで言いますと
玉子焼き + ワインビネガー
があります。
醤油のようにかけると、
トマトの酸味とたまごが合うように
ワインビネガーの酸味と
玉子焼きの甘味、だしまきの
和っぽい風味がめっちゃ合うんです。
そもそも卵+お酢の酸味は、
「マヨネーズ」がそうですよね。
これも合わないわけがない!
くらいの名タッグです。
ヌーボー・オーボ・キュイジーヌ
なんて言われまして、
近年フレンチやイタリアンでも、
まったく新しい玉子料理のレシピや
取り合わせが次々誕生しています。
まったくとっぴな組み合わせ
となると、なかなか
思いつくものではありませんが、
黄身+酸味は!?
白身の泡立て+焼き上げは?
など要素を分解する中で、
新たな玉子料理の魅せかたが
生まれてくるんじゃないでしょうか。
インド料理
イタリアン
ケイジャン料理
中華に和食
イスラエル料理
・・・・・・
世界に3万のレシピがあると言われる
玉子料理の要素から
ぜひあなたのお店で、
次の人気たまごメニューを!
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。