小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

面白たまご話 記事一覧

急ぎで作ったデザートが、おいしい食感になった!」こんな事を、得意先の社長さんから聞きました。繁盛し注文が多くて足りなくなり、急遽冷やして作ったそうです。
「なんでかなー?。」と考えて、ちょっと調べてみた所、こんな現象がありました。

shucake200706.jpgお湯の方が早く凍る」という現象・・・「ムペンバ効果」
発見されたキッカケは、学生のアイスクリーム作りだったそうですが、これは調理にも応用できそうですね。寒天やペクチンなどの多糖類からできるゲル化構造は、生成の速度で立体構造が変わることも知られています。あったかい状態で冷蔵庫に入れるのか、ある程度室温まで下がってから冷蔵庫に入れるのか、凝固速度をコントロールすることで他店とは変わった食感のお菓子やデザートができるかもしれませんね。



それにしてもこの現象、昨年NHKの番組で紹介されたそうですが、物理学者間ではその効果に対して賛否分かれているようです。
http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51335747.html#comments
面白いですね。すごく身近にあるものなのに、物理現象のプロの意見が、ここまで正反対に分かれるなんて・・。
※上記リンク先では、いろんな人が試してみた結果も載っています。お湯の方がかなり早く凍った人も多いようですね。仮説として蒸発熱の差や、空気など不純物の減少が原因では?と言われているようです。
(参照) 冷凍庫で実験してみた動画(音が出ます)

※2_写真は洋菓子講習で教えてもらった、「もちもち新食感シュークリーム」 

立春に卵が立つ」という言われをご存知ですか?古く中国の言い伝えだそうです。新暦の「立春」は2月4日、私も実際にやってみました。結果は見ての通りです。

ホントに卵が立ちました!

おお!スゴイ!!

さて、この「立春のたまご立て」には面白いエピソードがあるんです。

伝説のたまご立て検証実験
約70年前、1946年の事です。

中国の古い文献に「立春の日には卵が立つ」という記述を見つけたとの報を聞いた国民党宣伝部の魏さん。

米国記者立会いの下で実験をしてみたそうです。

その結果なんと!

見事に卵が立つではありませんか!

おどろいた2人は翌1947年の2月立春にもう一度、今度は多数マスコミを招待した上で公開実験を行います。

その結果も、やはり大成功。

「これは歴史的発見だ!」という事で世界中にニュースとして広まったんです。われらが日本でも、東京気象台を始め各所で「実験ニ成功セリ」の報告と共に新聞一面に取り上げられるなど大騒ぎとなり、また中国でも卵の価格が暴騰して大変なさわぎにになったそうです。

◆伝説驚きのメカニズムとは!?
『これは深いメカニズムが作用してます。立春の気候、そして昼夜時間が等しくなるこことで、絶妙の気温と気圧差バランスによって黄身の濃度が高くなり重心が下がるため、通常立つはずの無い卵が奇跡的に立つのである』

・・・ということが、まことしやかに語られましたが、これは実はウソ。

じつは2分程度の根気さえあれば、一年中いつでも可能な現象だったのです。その理屈はこうです。

◆冷蔵庫から出してやってみよう!
卵の表面は、すべすべしている様で、よく見ると沢山の小さな凸凹が存在します。その凹凸の中で、三点の突起に全過重をうまく乗せることができれば、バランスを崩すことなく卵は倒立します。

上の写真がその証拠です。比較的平らな場所であれば、誰でもできます。

なーんだ。

じゃあ、なんでそれだけ世界的なニュースになったのでしょう?

それは、

誰もそれまで気づかなかったから。

やってみようと思わなかったから・・。

我々の日常にも、沢山の「気づき」があります。しょーもない事でも「そんなわけねーよ。」と思う事でも、まず「やってみる」事が、こり固まった観念を打ち破る一歩なのかもしれませんね。

卵の倒立だって、数千年前から世界中で食べられていて、誰もやってみる人がいなかった訳ですから・・。

(※)このエピソードは中谷宇吉郎さんの著書に詳しく載っています(参照)。また、 志村建世氏のblogには当時の日記の回顧と共に、日本での熱狂具合が語られています。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2009年02月14日

特別企画として、皆さんの金運をアップする超縁起の良い卵のご紹介しちゃいます。

皆さん「風水」って信じますか?

 

風水とは、「時間や方位など、あらゆる物事に易卦や干支という記号をつけて分類した上で、共通するものから規則性を見出し、次に来るものを予知する」ものだそうで、一般のイメージよりずっと科学的な経験則から成り立つ『知恵の集合科学』ナンです。

 

その中国古来から伝わる知恵は、実は我らが「卵」にも及んでいるんです!

風水で有名なDr.コパさんのお話によると、古来より中国では『大寒の日頃の生まれの卵を食べると、一年間の金運が上昇する。』と伝えられています。大寒の日とは二十四節期の一つで、今年は1月20日、そう今日になります。本日生まれた卵を食べると、一年間の金運がどんどん上昇するとの事!すごい!これはワクワクしますね。

 

そして我が社の社名は『小林ゴールドエッグ』。

この時期に生まれた弊社の卵は、まさしく「金」運の卵ですね!(自画自賛)

我が社ではさらに、ちょうど『大寒の日直前に初めて卵を産み始めた鶏の「初産み(はつうみ)たまご」を選び抜いて、もっと縁起の良い卵『初産み金運たまご』としてお届けしています。(^O^)/

 

明日より徳島県内のスーパーさんで限定販売致します。

写真は、早速早めに養鶏家さんからもらってきた産みたて卵を、サンプル商品にしたものです。2、3枚目は店頭POP。

年始め、風水パワーで運気を上昇させて、不景気なんか吹っ飛ばしちゃいましょう!!

kinun01pac.jpgkinunPOP2.jpgkinun02POP.jpg

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2009年01月20日

どの家庭にもある、身近な「卵」。関連グッズや便利グッズ、形を模したものなど沢山の商品が世の中にあります。少しずつ、紹介してみようかな、と考えています。

punipuni.jpg

まずは、落としても割れない「ぷにぷに卵」。ぶつけて遊んでストレス解消グッズ。東急ハンズ(確か)で触ってみたことがありますが、すごい変形率で、握ってるだけでもなんだかキモチイイです。(^^) 壁にぶつけてぺちゃんこになっても、ちゃんと復元します。

下記リンクの紹介記事にありますが、西日本新聞読者プラザ「Par:Q」の公開イベントで、「映画ファニーゲームU.S.A.」鑑賞客にこれをプレゼントしているそうです。
http://qnet.nishinippon.co.jp/entertainment/cinema/news/20090105/20090105_0001.shtml
この映画、事件の発端となるのがなんと「卵」。
『家族の別荘を突如訪れた2人の美青年が、隣家の遣いで卵を分けてほしいと最初は礼儀正しく振る舞ったのですが…。(以上記事抜粋)』だそうです。
身も凍るサスペンスとの事、なんだか良い使われ方じゃ、なさそうですね・・?

現実世界では、ぶつけても問題にならない「やわらか卵」で平穏にいきましょうよ、というメッセージでしょうか? (^^;)

※写真は記事より抜粋させていただきました。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2009年01月9日

編集用のブラウザを変更して、やっと写真が自由にアップできるようになりました(^O^)

まずは練習がてら、写真を載せて見ます。 

ある日の洗卵した卵のうち、一番大きかったものです。

bigegg0812121.jpg 

どうでしょう? 鶏のタマゴにしては、なかなかスゴイ迫力ですね。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2008年12月27日