小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

面白たまご話 記事一覧

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

セガ往年の大ヒットゲーム「ソニック ザ ヘッジホッグ」

eggman_sonic201705.jpg

アニメも世界的人気となっているのですが、

作中ライバルとして

「ドクターエッグマン」

なるキャラクターが登場します。

 

直訳すると

「たまご博士」

dreggman201705_1.jpg

その名の通り、卵っぽいまるっこい体が特徴の

いわゆるマッドサイエンティストなのですが、

中国ではなぜか

『蛋頭博士』(卵頭博士)

と呼ばれています。

「蛋」とは中国語でいわゆる「たまご」の事

つまり、「たまごアタマ博士」ですね。

どうして「頭」になっちゃったのでしょうか!?

 

◆英語では「たまご」=インテリ
実は英語では、

「たまごアタマ(Egg head)」と書いて、

インテリ・知識人を表します。

“卵=知識”がつまっている

というイメージですね。

dreggman201705_2.jpg

ですので、

このキャラクター「Dr.エッグマン」も、

その“名前”を聞くだけで、すでに

「頭のいいヤツ」

みたいなニュアンスを英語圏の人は感じ取っているわけです。

『ソニック』のゲームやアニメは、

米国で大ヒットして、それが波及した

そういう一面もありますので、

もしかすると英語由来のイメージが

そのまま中国にも伝わったのかもしれません。

英語の「知識」や「頭脳」みたいなイメージを伝えたくて、

「Egg head」をもじったのかも。

 

◆中国では「たまご」=バカのこと!?
もう一つの理由として、

中国では「蛋(たまご)」と書くと、

「あのヤロウ」

みたいなちょっとバカにしたイメージがあります。

たとえば、

「混蛋」と書くと

「脳無し」「おバカ野郎」

みたいな意味に。

また、

「笨蛋(竹たまご)」と書くと、

「のろま」とか「まぬけ野郎」

みたいな意味になります。

dreggman201705_3.jpg

なので、

ドクターエッグマン、

そのまま直訳の「蛋博士(たまごはかせ)」だと・・・

ちょっとマヌケなイメージが付いちゃう(笑)

それを避けるために、

「カシラ」、つまりリーダーのイメージのある

「頭」の文字を入れたのかもしれませんねー。

中国とアメリカ、

卵の印象の差が、名前のちょっとした変化に出ているんだと思うと、

なかなか、面白いです。

ここまでお読みくださってありがとうございます。

(関連:たまごは頭がいい!?(たまごのジョーク) – たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2017年05月31日

long_e_af001.jpg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

当社にてかねて開発中でした、

ゆでたまごの輪切りに最適な、超長たまご「LONG-G」の販売を4月より開始します。

この卵は茹でてピザやカレー、

サラダなどにお入れする事を想定しておりまして、

輪切りにした際にどうしても端っこができてしまう、

という問題を解決する画期的な商品です。

long_e_AF02.jpg

ロングな卵を産んでもらうため、

10年の歳月をかけて、超ロング卵専用の鶏を育種しました。

long_e_af004.jpg

各種メディアでもお取り上げいただき、

すでに沢山の反響・ご注文をいただいております。

この場を借りて御礼もうしあげます。

お問い合わせ、ご注文に関しましては、下記をご参照くださいませ。

<小林ゴールドエッグ 超ロング卵ご注文窓口はこちら


(関連:卵かけご飯アートが米国で大ブーム!NY美術館で当社のたまご展示・・・!? – たまごのソムリエコラム

(関連:ギネス級・・!?超スゴイサイズの鶏卵、当社で産まれる! – たまごのソムリエコラム

(関連:【ニュース掲載されました】ペンギンの卵を販売します・・・!? – たまごのソムリエコラム

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

というエイプリルフール向けのフェイク記事です^^

ウチのたまごに「美脚アプリ」で撮影補正をかけたらどうなるなかぁ、

と思ってやってみたのが上の写真です。

なんかわりとそれっぽく伸びたのでなかなか満足。

もっと長くもできたのですが、ちょっと異様すぎるのでやめました。

long_e_AF03.jpg

ちなみに「中身」の写真は実際に存在する商品です。

longegg.jpg

「ロングエッグ」といいまして、

一度白身と黄身に分けたあと筒状の容器に入れ、ゆでたもの。

輪切りにして使う専用品です。

ただ、食感がやや普通のゆでたまごとは変わってしまうこともあって、日本ではほとんど使われていません。

今後とも、当店の真面目な記事をよろしくお願いします^^

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2017年04月1日

rotegg201703.jpeg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

以前、「ペンギンとたまご」に見えると話題の銀河を紹介しました。

そのほかに卵マニアとして気になるのが、

「くさったたまご星雲」と呼ばれる星雲。

“星雲”とは宇宙のガスやチリがあつまって雲のように見えている天体の事を言います。

もともとその形から「カラバッシュ(ひょうたん)星雲」と名付けられたのですが、

この天体、集まっているガスの正体が

「大量の硫黄」

だったため、「腐った卵」の別名をもつようになりました。

真ん中に見える黄身のような黄色い部分は、両側に時速150万キロで離れつつあるそうで、ほどなく“惑星状星雲”という形に落ち着くのだとか。

面白いことに、惑星状星雲も、わりと玉子っぽい見た目なんですね。

wakuseinebu201703.jpg

ピータンみたいですねー。

宇宙の始まりビッグバンは「宇宙たまご」と呼ばれていましたし、

ヒンドゥー教の神話では、世界はもともと「宇宙のたまご」から生まれた、と言います。

宇宙に見えるたまご、なかなか興味深いです。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:宇宙のロマン!銀河の卵とペンギン – たまごのソムリエ面白コラム

(関連:そもそも鶏卵はなぜ楕円なの?・太陽系は円形でなく卵形でした(NASA研究) – たまごのソムリエコラム

(関連:宇宙で新鮮なたまごかけご飯を食べる方法 – たまごのソムリエ面白コラム

(参照:’Rotten Egg’ Nebula Hosts Flashy Star Death )

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2017年03月7日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

そういえば、秋ごろ少し話題になっていた、

タカラトミーの新発売おもちゃ「生まれて!ウーモ」

前評判にたがわず大人気、品薄となっているようです。

uoomokiji2016.jpg

これは、箱を開けて、中に入っている『謎のたまご』を手に取ると光ったり、

コンコンとノックすると中からノックを返してくれたり、笑ったり、

たまごがいろんなリアクションを返してくれます。

さらに、このたまごをナデナデし続けると、

中からくちばしでつついて、なんと殻を自分で割り

カワイイ謎の生物(鳥?)が出てくるんですね。

おお・・・!すごい。

すごく面白そうですね。

残念ながら早々に売り切れとなった売り場が多いようで、

クリスマスプレゼントに向けて真ん中ストライクのようです。

(タカラトミーのサイトには「品薄でゴメンナサイ」の告知がでています)

品切れで話題となったもう一つのおもちゃといえば、「ミニファミコン」

どちらも、親子で楽しめそうなところが魅力な気がしますねー。

なんにせよ、

生命の源である「卵」の役割について考えるきっかけとなるおもちゃがヒットしていること、たまご屋としてちょっとうれしく感じます。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます^^

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2016年12月23日

flyingegg201611.jpg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

空飛ぶたまご、という“花”があるのをご存知ですか?

ベゴニアの一種で「フライングエッグ」と言います。

flyingegg201609.jpg

(参照:みんなの花図鑑https://minhana.net/)

おお、なるほど確かに卵みたいですねー。

春から秋にかけて、わりと長いこと咲くそうです。

「空飛ぶ」、というイメージは

「(花が)空中に浮かんでいるようだ」

という意味もあるのでしょうが、

それと別に、ちょっとした言葉遊びでもあります。

「目玉焼き」は英語で“フライドエッグ(fried egg)”と言いまして、

つまり空飛ぶたまご(フライングエッグ)とは、

焼く(fry)と飛ぶ(fly)をかけたダジャレ要素でもあるんですね。

欧米では目玉焼きがUFOみたいに飛んでいるダジャレイラストも良くみかけます。

ちなみにポーチドエッグフラワーという花もあります。

porch_201611_2.jpg

学名は「リムナンテス」

こちらは“黄身”の部分が一体となった花びらのカンジが、

白身に包まれたポーチドエッグの黄身っぽいかもですねー。

なるほど、納得のたまごらしい風貌です。

そして、スクランブルエッグツリーという花(木)もあるんですね。

scregg201611.jpg

和名は「木センナ」、

これまたナルホドの、スクランブルエッグっぽさですねー。

生まれはアフリカで、南国向きなんだとか。

米国でも見かけたことがあります。

もうすぐ冬ですが、まだまだ秋の風情がたくさん、

あちこちでキレイな秋花が咲く時期でもあります。

庭に、上のどれか植えてみようかなー^^

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:「海のたまご」って何・・・!? – たまごのソムリエ面白コラム

(関連:空飛ぶたまごに乗りました! – たまごのソムリエ日記

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2016年11月21日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

本日はちょっと面白い“絵本”をご紹介。

ツイッターで話題となっていたのを見て、どうしても欲しくなって買っちゃいました^^

2016-06-21 23.10.20.jpg

「きょうのおやつは」というタイトルでお料理(パンケーキ)をつくる内容の絵本なのですが、何が変わっているかっていうと、半分のページが「鏡」でできているんですね。

なので、全開じゃなくって90度だけ開くと、まるで“立体”のように見えるんです。

たまごをボウルに割るシーンはこんな風になります。

read_pic (3).jpg

ホットケーキにシロップをかけるシーンも、ちょうど容器の部分の絵を手で持つとリアル感(?)があって美味しそう!なかなかいいカンジです。

2016-06-21 23.13.53.jpg

上記のたまごシーンも、手でもつだけで、アラ本物っぽい。

料理途中の他のページも、従来の絵本と違う感じに見えて、とても新鮮です。

2016-06-21 13.32.12.jpg

さあ、我が子も大喜びか・・・!

と思いましたが、

1歳児にはチョット難しかったようで、読んだところ

??なんでいつものように180°開かないのか・・・??が気になってしょうがないカンジでした(–;)

ehonegg201606.jpg

あと半年?一年?ばかり待たなくてはいけないようです(汗)。

ただ、大好きなネコさんが出てくるので、気に入ってはいるようです^^;

ちょっと変わった切り口の絵本を探していらっしゃる方、おススメですよー。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2016年06月28日