こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
たまごの都市伝説をご紹介するシリーズ第6弾です。
ピンク色が素敵なフラミンゴ。
動物園でも人気の鳥さんです。
卵はいったいどんな色なのでしょうか!?
昨年、米国中心にSNSで紹介され、話題となっていたのが「フラミンゴのたまご」。
こんな写真が出回っていたのですが…
「『楽しい事実』 フラミンゴの卵黄は明るいピンク色。写真を見てみて!」
こんなカンジで色んなサイトで紹介され話題になりました。
「卵がピンク」…ってカラのことじゃなくって「黄身」の色ですか(笑)
結論から言うと、これはフェイクです。
フラミンゴの卵黄は「淡い黄色」です。
卵の黄身の色は、たしかに食べたものによって左右されます。
トウモロコシ成分が多いとやや黄色い黄身になり、お米をたっぷり食べると白っぽい黄身になります。
フラミンゴが良く食べるエビや藻は「カロチノイド」と呼ばれる赤い色素を含むため、その色素がたまごの黄身に影響することは、たしかに考えられます。
ですが、せいぜい「やや赤っぽい黄色」の黄身になるくらいで、写真のようなショッキングピンクになることはゼッタイありません。
ちなみに、フラミンゴの羽の色がピンクなのも、食べた「エビの色素」によるものです。動物園などでフツーのエサを食べていると、だんだんと色が抜けて白っぽくなってしまうのだそうです。
対して鶏さんの赤い羽根は、もともと持つ固有の「種」としての羽色でして、食べたものには影響されません。何を食べても赤ニワトリの羽は「赤」なんですね。白い鶏さんも白いままです^^
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。