小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

台湾の人気「飲むプリン」に見る、繁盛たまご新メニューのコツ

本日は、たまご新メニュー開発の

セオリーについて。


こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

台湾で昨年から

流行している

『布丁紅茶拿鐵』

「プリンミルクティ」

という飲み物があります。

タピオカドリンクの次のブーム、

 

“飲むプリン”

なんて言われ方を

する事もあるようで、

 

このくずして飲む

濃厚な甘みが絶品なんですね。

 

南国な台湾では、

フルーツたっぷりのかき氷など

ホント最前線のデザートスイーツが

一年中楽しまれていまして、

ワクワクしますね。

 

さて、この飲むプリンと聞いて

あなたはどう感じましたか?

「ああ、そりゃ美味しいだろうな。」

と思いませんか?

 

◆「おいしそう!」という強力武器

お店で新しいメニューを考える際

「あたらしさ」「ワクワク」が

必要ですが、

 

「味を想像して食べてみたい!」

という感覚が、すごく重要なんですね。

これがないと、

いかに美味しくても

メニューから選んでくれません。

 

そうなるためのキーワードは

「あたらしくてふるい」です。

 

目新しい要素は、

必ず「昔からあるセオリー」と

組み合わせる。

これが、「おいしそう」のコツです。

 

上記の飲む紅茶プリン、

実は、

エッグノッグ(ミルクセーキ)って

ようは飲むプリンなんですね。

材料がおなじ。

言うなれば、

食感を変えて紅茶アレンジした

エッグノッグとも言えます。

 

温故知新

伝統のたまご調理方法を、

アレンジすることで解釈しなおし

新たなたまごメニューにする

 

たとえば、

ロンドンであるうどん店がだしている

人気メニュー

「ベーコンエッグうどん」も

目新しさを感じますが、

定番の味で

「おいしさ」が想像できますよね。

 

組み合わせもよく考えると

ベーコンとたまご+炭水化物は、

オムライスなどでよく知った組み合わせです。

 

目玉焼きを料理に乗せる

西洋の「ビスマルク風」という

料理がありますが、

 

それを日本風にアレンジしたものが

「温玉のせ」です。

 

◆A(伝統)+B(革新)=繁盛たまご料理

ですので、たまご料理で

新メニューを考える際に

・まず定番または人気たまご料理を書き出す

・その右側にそれとくっつけるアイデアを書いていく

セオリーに沿った

革新的考え方になります。

 

たとえばゆでたまごを舟形に切って

黄身を調味料であえて盛りつける

デビルエッグという海外の人気定番料理がありますが、

 

もし日本風に半熟トロトロで

つくったらどうなるのか

 

もしオムレツやデビルエッグを

茶わん蒸しの技法で

作ったらどうなるのか

 

こんな風な

伝統の玉子料理 →新しい組み合わせアイデア

が面白いんじゃないでしょうか。

 

ぜひ、たまご新メニューの

ヒントとなりましたら幸いです。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 飲食店さまへ2022年04月24日