たまごは料理によって値段イメージが10倍違う【繁盛たまごメニュー】
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
先週から香港で、
フランスの文化や芸術を知ってもらう
いろんなプログラム展開のイベント
「ル フレンチメイ(Le French May)」が
はじまってますね。
一ヶ月かけて
フランスの美食や映画
芸術や香水など
魅力をたっぷり伝えるイベント。
楽しそうですね~。
「フランス」って言うと
なんとなく特別感ありますよね。
以前、有名菓子メーカーさんが
韓国産の輸入栗をフランス産と
虚偽表示した事件がありましたが、
おなじ海外産でも
フランス産となると
ブランドイメージが違う、
より「高級そう」に見える。
そういう共通認識があるってこと
ですよね。
ウソはもちろんダメですが、
こういった国や条件、
いろんな特定の良イメージを
把握して、積極的に活用するのは
とても重要じゃないでしょうか。
たまごの場合、
実は「料理」によって
価格イメージが違います。
◆高そう玉子料理と安そう玉子料理
ざっくり言いますと、
殻つき生卵(とくに白卵)と
ゆでたまごは → 安い
というイメージがあります。
そして、なぜか
温泉玉子は「高い」イメージがあります。
なんと!最大で10倍くらいの差
アンケートで
「生卵っていくらくらいのイメージ?」
って聞くと、特売イメージもあって
「一個10円くらい?」なんて方が
少なくありません。
そしてそんな皆さんに
「ゆでたまごっていくらくらい?」
と聞くと、やはり同じくらいの
価格の回答をされます。
これは、ゆでたまごが
「家で作れる」感覚が
あるからでしょうね。
ところが温泉玉子だと、
「100円くらい?」
なんて方が多くなります。
あなたはどうでしょうか?
ゆでたまごと温泉玉子
よく考えてみると
どちらも鶏卵を加熱したもの。
温度と時間が違うだけのはず…。
なのに、ぜーんぜん価格イメージが
違うんですね。
非常に興味深いです。
と、いうことは、
あなたのお店のメニューで
トッピングとして使うなら
ゆでたまごよりも、
温泉玉子を乗せた方が
お客様は「高い」と感じる
ということなんです。
ちなみに
煮玉子・燻製玉子なんかも、
10倍高く感じるデータがあります。
世界有数のたまご好き民族
日本人にとっては、
「非日常」の価値がある
家であまり作らない玉子料理に
とくに高い価値があるんですね。
どうせなら、
より高く感じてもらえる玉子料理を
ご提案すると、喜んでもらえて
単価もアップさせやすいのでは
ないでしょうか。
メニューイングのヒントになりましたら幸いです。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。