お店でこだわるべきは〇〇の食材
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
以前に人気のお弁当店オーナーさんとお話した際、
お弁当で一番重視する食材は何か
という話を聞いたことがあります。
それは、
「お米」なんだそうです。
毎日食べてもらうお弁当の場合
たとえおかずが美味しくて
見栄えが良かったり
ボリューム感が良かったり
安くても、
お米の味がちょっとイマイチだと
お客様も理由が分からないまま
「なんとなく飽きた。」
となってしまうのだとか。
そういえば、
焼肉店の経営者さんからも
特にごはんにこだわると
焼肉店は繁盛する。
と聞いたことがあります。
もちろん肉の質は大事だけども
それを引き立てる「お米」が
全体の満足度を上げる。
食べている人も気づかないけれど。
そんなお話でした。
なるほどです。
お米が主役コンセプトの
『おにぎり専門店!』
なんてのじゃなくても
主役となる素材、
お肉や魚・おかずを
引き立てるために
ぜひともこだわらなくては
ならないものがあるということですね。
似たような話で、
食べ終わった時の余韻を
最大限に楽しんでもらうため
食後に出るお茶
に最大限こだわっている。
そんなお話しを料亭さんで聞いたことがあります。
これもなんとなくわかりますね。
たまごで言いますと、
「名わき役としての卵の役割」
があります。
チーズケーキであれば
ふんわり「起泡性」や
焼き上がりの「色味」は
とてもしっかりだけども
「香り」が繊細で少ない
そんな卵ならば
たまごの焼き上げた香りが
チーズの香りをジャマせずに
すんごくチーズの香りが楽しめる
美味しいチーズケーキになります。
チーズの香りを活かす名わき役だからですね。
濃厚しっかり味のたまご
…では無しえない料理の美味しさです。
同じ理由で、
コーヒー専門店さんの
モーニング向けたまごで
よりあっさり風味のたまごに切り替えたところ
コーヒーの香りの満足度があがった。
そんなこともありました。
結果、お店のコストダウンにもなったのですね。
また、
脇役的な「たまご料理」
で、利益率を上げることもできます。
焼肉専門店さんで
お肉のうまみを活かした
だし巻き玉子を出したところ
人気メニューになって
ほとんどの方が頼むようになり
ランチも夜も、利益率が飛躍的に伸びたのです。
あなたのお店でも
脇役的な食材にこだわると
コストをあまり上げずに
お客様の満足度を大きく上げられるかもしれません。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。