セオリーの応用は、お店繁盛メニューの近道だ
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
松屋先月スタートの新メニュー
「ごろごろチキンの濃厚カルボナーラ」
ですが、
お店のご繁盛メニューのヒントとなる
面白い点があります。
まず大事なのは、
「すでにある王道の組み合わせ」
を活用した新メニューだということ。
鶏肉とたまごの組み合わせは、
親子丼で確立された
日本人大好きなタッグです。
また、カルボナーラソースの
牛乳と鶏肉の組み合わせも
シチューとして親しまれている
組み合わせですよね。
また、面白いことに
以前にとても人気があった限定メニュー
「シュクメルリ鍋定食」
を強く彷彿させる味になってまして
「進化版だ!」と話題も上々なんだとか。
久しぶりに松屋の新作を食べた。「チキンのカルボナーラ」と称しているが、一体どこの世界にこんなニンニクマシマシのカルボナーラがあるのか。どう考えてもシュクメルリ2.0。王の帰還。早く松屋に向かえ。 pic.twitter.com/XZZbiVAqfk
— にゃかがわ (@nyakagawa_r) January 12, 2023
総選挙第一位になった味を
もう一度楽しみたいファンの
心も掴んでいるんですね。
つまり、
①親子丼の定番具材
②牛乳と鶏肉のシチュー的コンビ
③以前人気だった商品の進化版
と、目新しい料理に見えて
いくつもの過去のセオリーを
うまく活用した新メニューだと
いうことです。
たとえば海外でも、
人気料理研究家レイチェル・レイさんが
伝統的なイタリアン・シーザーサラダの
レシピを応用したデビルエッグを提案し
話題にもなっています。
(関連:米国で人気女性料理研究家の意外なデビルエッグレシピ | たまごのソムリエ面白コラム)
同じようにたとえば、
茶碗蒸しの組み合わせや
裏ごし製法を活用した
スクランブルエッグや
オムライスとか、
上記のような
カルボナーラを応用した
たまごかけごはんとか、
王道をふまえることで
めずらしさのある
でもすごくウケがいい
ヒットメニューが
考えられるのでは
ないでしょうか。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。