小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

そのこだわり、ただの「味玉」じゃもったいないですよ!?

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

海外の人にぎんなんをすすめるとき
紹介の仕方ですごく喰いつきが違うんだそうです。

 

『ジュラ紀に世界的に繁茂した超古代の樹木の実
世界的にほぼ絶滅したレッドリスト絶滅危惧種
日本ではまだ街路樹にたくさん生えてて
普通におつまみとして食べています。』

なるほど・・・
こんなにすごい実なんですね。
それを食べられるなんて!
という話ですね。


話は変わって
少し前にウチの最寄り駅が
改装になりまして、

以前はこんなのだったのが

駅舎的な建物から
『バス停っぽいもの』
に変わってしまいました。

なんだか情けなくなったなあ。
なんて寂しく思っていたのですが、

この変化が
ネットでも話題になっていまして
「120年の歴史がある伝統の木造駅舎を
壊してしまうなんて!」という声が
多くありました。

そんな古い貴重なものだったんだ・・!

なんてびっくりしましたね。

文化的な意義をはやい段階で
多くの人が知っていれば、
また違った結果になったかもしれません。


身近にあると
その価値に気付かないことって
けっこうあるんですよね。

あなたの商品や
お店の魅力も同じです。

ずーっとやっている
当たり前すぎることでも、

「えっ、それってすごいじゃない。」

なんてお客様から言っていただく
ことってあるんじゃないでしょうか。

たとえば
ホテルの『食べ放題』メニューで、
「いろいろあって選びたい放題だね!」
なんて声を聞いて、自分たちが
ホントに提供している価値は

「おいろんな物が
ちょっとずつ選び食べられる」

という魅力に気付いた。
そんなホテルさんの話も聞いたことがあります。


たまごメニューにも、
いろんな魅力をつたえられる
アプローチがあります。

たとえば僕たちが届ける
「四国から即日出荷のたまご」は
関東のお客様にとっては魅力があるそうです。

遠く離れた田舎感と新鮮感
感じてもらえるわけですね。

でも近くのお客様に
「四国産直送」なんて言っても

「どこもそうじゃん。」

となりますので
意味がないわけです。
つたえるお客様によって
価値が変わりますよね。

ぎゃくに
「車で9分の距離で生まれたたまごです。」
なんて表記すると、すごくウケたりすることも。

たとえばお店の味玉でも、
たまごサイズをご指定される
お店さんが多いですよね。

たとえば
やや小さめのたまごの場合
黄身の比率が大きいですから、

「黄身がたっぷり楽しめる味玉」

なんてつたえる事もできます。

逆に白身のしっかり食感を楽しめる
大きめの方がスープに合うことも
あるでしょう。

ぜひ、あなたの
「当たり前」なこだわりを
お店のメッセージにしてみては
いかがでしょうか。

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 飲食店さまへ2023年03月12日