小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

〇〇が無ければお店のたまごメニューは流行らない

たまごメニューは2つに分かれます。

安く感じる日常感のある料理と
非日常あふれるワクワク料理です。

何がちがうのでしょうか?


こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

少し前に、
ある飲食店さんのメニューに対して
「ウインナー定食800円は高すぎるだろう」
という意見が
議論になったことがあります。

 

「こんなの400円だろう。」

なんて意見に
「たしかに。」と賛同が
多くあったわけですが、

これ、じつは飲食店さんにとって
すごく重要な問題なのです。

 

◆どう「見える」かがとても重要

たとえば、ウィンナーが
「同じコストの豚肉」
を使った生姜焼きだったら
どうでしょう?

おそらくこんな反応は
無かったかと思います。

 

その違いは何かというと、
ズバリ

「自分でもつくれそう」

かどうか。

 

飲食店さんメニューにとって
いちばんキツいのは
「自分でも作れそう。」
「自分ならもっと安くできる。」
と思われる事です。

逆に言うと
「自分で作れなさそう」
そんな体験にお金を
払ってくれるのです。

ウィンナーを焼くのは
ご家庭で誰でもやっていて
「わざわざ外で食べなくても…」
という感覚がどうしても
出てしまいます。

言いかえると
飲食店さんでの
「満足感コスパが悪い」
という事ですね。

 

同じような理由で、
「目玉焼き」
「ゆでたまご」
「そうめん」なんかも

特別感が無いかぎり
飲食店さんの
高収益メニューとして
成立しにくいと言えます。

 

お客様の立場だと、
『ウィンナー定食』と同じで
「作れそう」感がある
わけですね。


◆『難易度感』はたまごに効果大!

そして、このことは
たまごメニューを
繁盛&高収益に変える

超、超大きな
重用ポイントなんです。

たまご料理は
ほかの食材料理よりも

作れそうかどうかの
イメージ差が
めちゃくちゃ
大きいのです。

たとえば、
御飯とたまごと味噌汁
朝ごはん定食。

例えばチェーン店の
目玉焼きメニューですね。

某チェーン店では
少し前まで
一食250円でした。

対して同じ米と卵で作る
オムライス。

安くて800円程度、
ちょっとこだわったお店だと
1000円台後半なことも
珍しくありません。

おなじ食材なのに。

これは、作れそうかどうか
お客様イメージと演出
大きく違うからですね。

他にも

ゆでたまごと煮玉子

寒天ゼリーとなめらかプリン

前者と後者では、
難易度イメージがだいぶ
ちがいますよね?

すなわち
お店で取れる利益も
だいぶん変わるわけです。

 

つまり、目玉焼きでも
自分では作れなさそうな
演出メニューにすれば
単価も取れて人気もでるんです。

見た目
材料
演出
食器
いろんな手段があります。

オムライスだって
更に難易度高そうに「見える」
演出やこだわり、
いろ~んなネタがあるんです。

この観点、たまごメニューは
スルーするのは特に!
もったいない!です。

ぜひ、ファンが大勢増えて
ワクワクしてもらえる
高収益な繁盛たまごメニューを
考えるべきですね。

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 飲食店さまへ2023年04月2日