良いことしか書けない「活きる」アンケートの秘密
飲食店さんのアンケート。
「取っても厳しい意見も多くって
やる意味あるのかな・・・」
みたいな悩みもあるんじゃないでしょうか。
一言加えるだけでガラッと変わります。
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
昨日の続きです。
アンケートの要望で
オムライスや目玉焼き焼きそばまで
人気メニューにしてしまう
北海道の有名ハンバーガー店
「ラッキーピエロ」さん
もう一つ、面白いのが、
店内アンケートの文言。
「あなたさまとのご縁に感謝いたします。
1987年6月より味づくりに命をかけてはげんで参りました!!
皆様の温かな応援が私たちスタッフのやる気と元気の素になります!お客様の熱いメッセージをお聞かせください。
『皆様に雪崩れのごとき幸運が訪れますように!!』」
と書いてあって、
そのすぐ下に「お客様のご意見」欄が・・・。
さらに記入欄の横に
『お客様の声はラブレター』
と書いてあります。
いや~、これで
「細かい文句を書いてやろう。」
なんて思う人って
ほとんどいないんじゃないでしょうか。
◆脳は聞いた通りイメージする
心理学で「ピンクの象」
という話があります。
「ピンクの象をイメージしないでください。」
・・・と伝える。
すると、ほとんどの人は
ピンクの象を頭に思い浮かべてしまうのです。
そりゃそうですよね。
アンケートも同じで、
「ぜひダメな点をおしえてください!
些細な点でもけっこうです。
厳しいご意見をお待ちしております。」
・・・なんて書かれているお店を
見たことがありますが、
ピンクの象と同じで、
おおむね満足しても良い点より
ダメな点が思い浮かんで
厳しい意見になっちゃうんです。
善意で書いているのに・・・。
◆何のため誰のためのアンケート!?
ですので、アンケートには
目的が必要
なんですね。
上記のラッキーピエロさんは
「お客様からほめてもらえる」
「社員さんが元気になる」
ことが目的なんでしょう。
徹頭徹尾そのための文言になってますよね~。
良いことだけが集まる仕組み。
「お客様の声はラブレター」と書いてある
横にネガティブなメッセージは
書けないですよね(笑)
この考え方は、アンケートに限りません。
繁盛店さんで、スタッフさんが
たまごを目の前で入れて
ひと手間かけ目前で仕上げてくれる
人気の親子丼がありますが、
これも、利益や差別化よりも
スタッフさんの
見せ場としてのモチベーションアップに
なっているのかもしれません。
あなたのお店でも、
ぜひ目的に合わせて
工夫してみてくださいませ~。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。