小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

伝え方で繁盛する『たまごの再利用』って!?

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

これは夏ごろの
収穫前だったウチの田んぼ

徳島県は割と早く
お盆すぎには
収穫してしまいます。

すでに刈り取ったあとも
なかなか気持ちいのですが、

 

おもしろいことに
これそのままにしてあると
その切り口から
また稲穂が生えてくるんですね。

なかなか興味深いですね。

 

脇芽といいまして、
根元にある芽が育ってきたもの。

豆苗、という野菜がありますが、
これと同じなんですね~。

 

さて、たまごでも

もう終わったな、と
思ってから活用できる
ものがあります。

 

たとえば
揚げ物で使った卵液。

これ、ちょっと余ったら
もったいないですよね。

そんな時はご家庭で
塩コショウ醤油を少しと
『ごはん』を足して
混ぜて焼くと、

香ばしくて
めっちゃおいしい
焼きたまご飯に!

ちょっとチジミっぽい見た目です。

 

ちょっと混ざった
小麦粉やパン粉が
いい仕事するんですよね~。

残った卵液の量に合わせて
場合によって卵を足すと
美味しいです。

 

また、
あるお店のオーナーさんに

余った揚げ物用の卵液で
まかないドーナツ揚げる
とすごくおいしいよ!

なんてやり方も
教えてもらった
ことがあります。

油を多く使っている
飲食店さんならではの
視点ですね~。

 

 

◆もったいない対策発信にも!?

こういった取り組みは
ご家庭では役立ちますが、

じつは!
飲食店さんでも
ちょっと面白い
活用になります。

それは、

「共感」のツール

として。

 

以前、IT会社経営の知人に

「飲食店はSNSに
何を上げると良いか?」

という話を聞いたことがあります。

「『今日のランチです!』
…みたいなのを毎日挙げても
じつは効果がうすい。

それよりも、

『いつもスタッフでは
こんな賄いを食べてます!』

とか
『厨房って実はこんなカンジです♪』
みたいな裏方的内容の方が、
ファンになってもらいやすい。」

とのことでした。

 

ご飲食店さんではこういった
『余った素材料理』は
メニューにはならなくても、

「まかない料理で、
こんなムダを無くす
美味しい取り組みを
やってます♪」

という
共感されるメッセージ
なるかもしれないんです。

とくに若い方中心に、
「もったいないを無くす」への
好感度はすごく高まっています。

 

ぜひあなたのお店でも、
卵の残りだけじゃなく
うまく食材再活用や
環境配慮が伝えられると、

美味しかった食材も
再び芽が出てくるんじゃ
ないでしょうか。

 

一時問題になった
廃棄の偽装再利用なんかじゃない、

まっとうな『再活用』と
言えます。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 飲食店さまへ2023年10月18日