小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

温泉たまごのトッピングは「少し割って」魅せる

温泉玉子はいまや
世界的に有名な
和食たまご料理

そして、
トッピングの際に
ちょっと一工夫するだけで
魅力が倍増します。


こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

 

少し前に
ある有名ラーメン店さんに
お邪魔した際。

 

サイドメニューに

『温泉玉子かけごはん』

があったので
注文したのです。

かけるタレと
ごはんとの相性もばつぐんで
おいしい!と堪能したのですが、

そこで
ちょっと面白い
サーブの仕方に
気づきました。

 

それは、

温泉玉子を少し割ってから
出している

のです。

ご飯に乗せたあと
サッと黄身の部分を
切って崩してあるんです。

 

これ、
やってあるのと
無いのでは、
見た目で大違い
なんですよね。

 

◆黄身の色彩効果はおおきい!

温泉玉子って、
そのまま乗せるだけだと、

目玉焼きや
卵かけ御飯とくらべて

黄身の鮮やかな色味が
料理で演出しにくい

ということがあります。

これは、良い悪いじゃなくて
料理の性質上、
どうしようもないんですよね。

たとえば上記のような和風の
ふるふる、とした
温泉玉子を楽しむ料理は、

すごく美味しいですが、
いろどりの映えを
たまごでは出しにくいですよね。

こんな風に、
トッピングしても
おなじことです。

単に白っぽい部分が
できてしまう。

 

対して、
目玉焼きや生卵だと、
味の良しあしとは別に
やっぱり色鮮やかさが
とても映えます。

ですので、

温泉玉子を
トッピングする際には

「ちょっと割ってやる」
とすごく良いのです。

つまり、

黄身で魅せる

ほら、
黄身の鮮やかさがあると
だいぶん違ってくるでしょう?

 

『黄身の色』って、
色彩学的に

元気の出るおいしそうな色

なんですよね。

ですので、
前述の「温玉ごはん」も、
全体的に白っぽくなるのを避けて

視覚的おいしさを出すため、
カットのひと手間をかけている
んじゃないかと思います。

もちろん料理にもよりますが、
ほんのちょっとした
温玉のひと手間
よりお客さんのワクワクと元気を
増やせるのであれば、

ぜひあなたのお店のメニューで
試してみても面白いんじゃないでしょうか。

 

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

(関連:たまごの黄身の色は、料理の美味しさに超重要だ | たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , 飲食店さまへ2023年11月24日