小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

「由来」は雑学だが「ストーリー」なら繁盛になる

メニューの深みを出す
情報の伝え方があります。


こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

 

ぼくは2000超の記事で
卵の知識をまとめ続けていますが、

できるかぎり、

ただ『由来』を書くだけ

みたいな単純情報に
ならないよう心がけています。

 

専門型飲食店さんでたまに、

「〇〇の由来」

なんてメニューや店内表示での
ご説明を目にします。

土地の野菜だったり
ワインやドーナツみたいな
メジャーな食べ物の由来もあって、
なかなか興味深いです。

 

ぼくはこれが好きで、

「へ~。」

とついつい読んでしまいますが、

 

同時に、

それだけだと
すごくもったいない!

・・・と思うんですよね。

 

〇〇な起源なんです。

『だから』ウチはこんなメニューで

『だから』ウチはこの食べ方はいかが?

 

までいかないともったいない。
そう思います。

ぜひともそこに、
あなたのお店の
オリジナル的な提案が
乗っていればうれしいですね~。

たとえばお蕎麦でしたら、

『もともと蕎麦は雲南省発祥』

→『なので雲南省産の唐辛子を
活用してみました。』

『雲南省のプーアル茶が
香りの相性が良いのです。』

みたいな提案で
プラスワンを狙ってみるとか。

 

◆たまご料理の由来は使えそう

そして、たまご料理は歴史も深く、
いろんなエピソードや
発祥由来の物語も豊富です。

せっかくなので
活用しない手は無い
んじゃないかと思います。

いくつか列挙してみますと、

 

・スコッチエッグの由来

『旅行者の携帯食』が由来だから
くずれにくい『しっかり食感』

英国では『最高のお酒のつまみ』認定
されている

食感のバージョンアップとか
テイクアウト用に提案してみるとか、
酒に合わせてスパイスを利かせてます、とか。

 

 

・オムレツの由来

ローマ時代世界最古の料理研究書には
「はちみつ入り」のオムレツの記載

甘いオムレツに権威付けができる

→『スイーツオムレツ』

→米国1930年代に流行った『オレンジオムレツ』の復刻

『新メニューの甘いオムレツなんです。』

なんて提案してもキワモノになっちゃいますが、

歴史の重み

があれば別ですよね。

 

ぜひ、お店のウンチク、由来ご提案から、
その一歩先の
あなたのお店のこだわりまで、
つなげてみてくださいませ~。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

(関連:オムレツの起源・語源を活かすメニュー3つ | たまごのソムリエ面白コラム

(関連:伝統的スコッチエッグの作り方 【おススメレシピ その1】 | たまごのソムリエ面白コラム

 

カテゴリー | ソムリエ日記 , 飲食店さまへ2024年11月12日