小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

エッ!卵サイズを変えるとこんなにコストが下がるの!?

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

本日は卵のサイズのお話しを。

 

僕はプライベートでも
めっちゃたまご料理を作ります。

 

すると、週2回の

燃えるゴミが
すご~く重い…!

のですね。

ゴミにたまごのカラが
たくさんあるから。

良い筋トレになってます(笑)

 

そして、このことは実は!

あなたのお店の
たまご料理で
利益を増やす

ヒントになります。

 

◆たまごのカラの割合は…

たとえばあなたのお店で
業務用のたまご10㎏を使ったとします。

するとLサイズの場合、
そのうち1.5㎏くらいがカラとして
捨てることに。
全体の15%です。

これは玉ねぎの皮、
キャベツの芯と同じで
しょうがないのですが、

 

たとえば小さいサイズ
MSサイズの卵を使うと、

18%~20%くらいが
カラと一緒に捨てる重さ
になります。

3~5%、
捨てる量が増えるんですね。

これは
カラの重さプラス、
割った際にくっついて
捨てざるを得ない白身の量も
含んでます。

 

◆安い小卵は本当に得なのか…!?


ですので、
たとえば夏場などの時期
小さい卵が相場価格が安くて
おトクに見えますが、

オムレツなどいっぱいの卵を割って
使う料理の場合は
逆に損する可能性があるんです。

また、10㎏あたりの数でいうと
Lサイズは149個中心
MSサイズなら182個中心と
個数が多いですから

割る手間も22%増えます。

人件費が高騰する昨今
年間コストでみるとバカにならない
ですよね~。

 

◆小さい卵が得する場合も

しかし、
カラ比率が高くて割る手間がかかる
小さい卵には
メリットもあります。

 

それは、前述したとおり

個数が多い

ということ。

モーニングのゆでたまごや目玉焼き
お弁当などメニューによっては
小さめで個数が多いというのは
大きなコストメリットになります。

また、
黄身の割合が多いため
味を濃く感じやすく、
料理としての価値もアップしやすいです。

◆使い分けが大事

ですので、
コストだけで考えると、

いくつもの卵を
混ぜて使う料理
少し大きめの卵の方がお得

一個ずつ使う料理なら
小さめの卵の方がお得

という事になります。

 

お店でのオペレーションの
工夫もいりますが、

卵をサイズで使い分けることで
年間で大きなコストダウンになります。

ぜひあなたのお店でも
工夫してみてくださいませ。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 飲食店さまへ2025年03月15日