有名人をお店のメニューに活用しよう!その③ 世界の画家編
僕の好きなお店に
Soup Stock Tokyoという
スープ専門店があるのですが、
先日行ってみたところ
面白い企画をやっていました。
「ゴッホの玉葱スープ」
「フェルメールの牛乳を注ぐ女のスープ」
いや~、イイですね~。
少し前に、
『芸能人さんに広告やCMを頼むと、
なかなか高価な費用になる
そんな費用が
いっさいかからない有名人
「歴史上の人物」
すでに亡くなっている
歴史上の偉人の
ストーリーはどうでしょう?』
‥‥‥というご提案をしました。
レシピや手紙などは、
作者の死後70年経つと
著作権が切れます。
うまくそんな偉人のエピソード
ストーリー込みで活かすことで
あなたのお店のメニューに深みを与えたり
伝統感を演出したり
そんなメリットが出せます。
Soup Stock Tokyoさんの企画は、
まさにそんなカンジですね!
僕が食べたスープ、
フェルメールの『牛乳を注ぐ女』は、
実際の絵画では
スープじゃなくって
パンプティングをつくっている
ということが分かっていますが、
そんなことは別にイイんです。
同じイメージで、
牛乳+パンの
ステキなスープになれば、
ただそのスープを食べるだけよりも、
ずっと物語性が出て、
ワクワクしますよね。
そこで今回は、
画家さんと卵、
偉人とたまごエピソード第三弾
「世界の画家」さん達について
ご紹介してみますね。
サルバドール・ダリ
スペインの天才幻想画家です。
ほら、時計が
チーズみたいに溶けてる絵を
見たことありますよね?
この方はたまごが大っ好きで、
卵の「カタチの完璧さ」
美しさに魅せられ、
たくさん卵モチーフの絵を描いています。
スペインにある
ダリ美術館は通称「卵の家」って
呼ばれるくらい卵だらけ。
ずーっと料理人にも
なりたかったそうで、
画家として超有名になってから
三ツ星料理人とコラボして
料理本を出版しました。
画家なのに。
レシピ本は
ちょっと面白くって、
ダリ風だけあって
ちょっと引くくらい
奇怪な盛りつけのレシピが多いです。
レモン使った洋風ピータンが
なかなか面白いです。
クロード・モネ
日本人が最も好きな印象派の大家です。
ステキな自然の光の表現の絵、
一度はみたことがあるのでは。
モネさんも実は
美食家で食に対するこだわりが強く、
広い庭で野菜を育て
鶏も自分で飼う本格派でした。
多彩なレシピノートを残しています。
モネのトマトオムレツ、
ポーチドエッグは絶品です。
ディエゴ・ベラスケス
17世紀スぺインの画家で
厨房の絵をいくつも描いているんですね。
「卵を調理する老婆」というタイトルの絵が
とても有名です。
鍋っぽいところに
卵の黄身と白身が
見えていますよね。
これはスペインの庶民的料理で
ウェボフリート(huevo frito)
たっぷりのオリーブオイルを熱して
そこにソーッと生卵を割り入れた
揚げ料理です。
めっちゃウマです。
いかがでしょうか。
ぜひ、画家にちなんだ玉子料理
ワクワクする人気メニューの
ヒントとなりましたら幸いです。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。