たまご料理の「価格イメージ差」を利用して10倍の利益が・・!
本日は料理店さん向けに書いています。
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
少し前、Yahoo!ニュースに
「ラーメン800円は高いか?」
というアンケート記事が出ていました。
「ラーメン1杯800円」高いと思う? 安いと思う? アンケート結果は?(TOKYO FM+) – Yahoo!ニュース
TOKYO FM番組「Skyrocket Company」
「社会人意識調査」コーナーのアンケートで
結果は
高い 73%
安い 27%
とありました。(370票中)
うーん、
ラーメンには
『1000円のカベ』というものがある
1000円を超えるととたんに売れなくなる
そんな話を聞いていました。
ラーメン漫画の金字塔
「ラーメン発見伝」(小学館)
にもその話が提起されていましたね。
それが
800円でも高い、
というハナシ
これは日本がよりデフレ社会となってしまったこと
が原因なのでしょうか。
ただ、これは
「ラーメンが細分化されたから」
そんな見方もできるんじゃないでしょうか。
ラーメン店の中には
平気で1000円超えている
人気店も増えてきています。
カレーや焼肉も
高級化
低価格化
分かれているように
ラーメンも変化・進化している
結果かもしれません。
さて、僕たちも何度か
「たまごの値段」
についてアンケートを取った事があります。
「たまごっていくらくらいのイメージですか?」
「ゆでたまごっていくらくらいの~・・・」
「煮玉子って~・・・」
結果で言うと
料理方法によって、
恐ろしく差が出ました。
ふつうの生たまごの価格イメージは
10円~20円くらい。
実際はスタンダードな白たまごでも
もう少し高いのですが、
特売のイメージがあるようです。
対して温泉玉子は
80円~120円くらいのイメージ
なんと!
加熱されているかどうかで、
最大10倍の価格イメージ差が
あるんです。
煮玉子も
温玉とおなじ80~120円くらい
ただし、
「ゆでたまご」は
生たまごと同じ
10~20円くらいの結果でした。
面白いですね。
つまり、
「調理された卵は高い」
「しかも家でつくりにくい玉子料理は高い」
というイメージがあるんです。
ということは、
たとえばあなたのお店で
メニューに「牛すじ丼」
があったとして、
ちょっと濃い目の味付けにして
温泉たまごを割り入れ
「とろふわ温玉牛すじ丼」
とすると、
100円価格が高くても
お客様は
「まぁそんなものかな」
…と思うという事です。
この、実際の単価と
イメージの差が
たまご料理って大きいのです。
なので、ぼくは
「たまごは利益提供食材だ」
ということを常々お伝えしています。
いろいろ試してみると
細かな伝え方の差で
他にもお客様のイメージ差が
大きく変わります。
ときどきこのブログで
お伝えして参りますね~。
ちょっとした調理の差によっても
「ステキで高い」イメージの料理にもなるし
「家でつくれる身近な料理」のイメージにもなる。
とても面白い食材、それがたまごです。
ぜひ、あなたのお店のファンづくり
粗利アップのために
たまごを味方につけてくださいませ~!
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。