世界の国々では
国策として
ある特定の食べ物を
食べてほしい
という方針を立てています。
繫盛メニューにかかわるケースも。
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
少し前に
ブロッコリーが
農水省から「重要な野菜」
に追加されて
話題になってましたね。
指定野菜っていいまして
消費量が多くて
国民生活に重要だ!
そんな野菜14品目が
指定されてるんです。
追加は50年ぶりだとか。
政府「薬に頼らず
医療に頼らず
普段の食生活で
健康に生きてほしいよね。」
という考えですね。
これは
日本に限ったことではなく
卵でいいますと、
たとえば
米国の厚生省にあたる
米国食品医薬品局(FDA)では
一昨年(2022年)に
『卵は重要な栄養素を提供し、
健康的な食事パターンに含めるよう
特に推奨されて いる食品』
として新定義がだされました。
(関連:米国食品医薬品局(FDA)『卵は健康食品』との定義案を発表 | たまごのソムリエ面白コラム)
またエクアドルでは
『卵は7か月以上の
乳幼児に特に食べさせる
べき食材』
と指定をしています。
で、ですね。
このブロッコリーが
指定野菜になったこと。
これ、
飲食店さんにとっても
メリットとデメリットが
出てくるかもしれないんです。
まずメリットで言いますと、
苦手な方が減る
ということがあります。
国を挙げて推奨する
ということは、
子どもの頃から
給食など含めて食する
機会が多くなります。
親しみをもって
好ましく思う人が
増えてくること
メニューで取り入れた際
はずれがない
ことが考えられますよね〜。
しかし、
デメリットもありまして、
メニューの『特別感』
が薄くなることも
考えられます。
より生活の身近になって
家庭での消費が増えれば
メニューで提供されても
わあ、っという気持ちは
少なくなっちゃいますよね。
家といっしょじゃん。
と。
じっさいブロッコリーは
生産量がこの30年で
2倍超になってまして、
食卓に上がるケースも
それだけ増しています。
非日常を価値に変える
のが
飲食店さんの魅力のひとつ
ですから、
たとえば
サラダの彩りにも、
ブロッコリーから
より珍しさのある野菜に
切り替える必要も
場合によっては
でてくるかもしれません。
◆たまごの非日常も超大事
この点でいいますと、
たまごは指定野菜の
比じゃないくらい
家庭でも日常的に使われてますから
たまご調理の仕方や
魅せかたで
非日常感とトクベツ感を
出す工夫が
お店さんでは超必要に
なってきます。
ゆでたまごのカッティング
目玉焼きのソースや
付け合わせ
オムライスの演出
温玉の魅せ方
いろんな観点があります。
逆に言うと
たまごもブロッコリーも
今後さらに、
入手しやすく
原価を下げつつ
お客さんの価値と
お店の粗利を上げやすい
繁盛食材になる、
ということでもあります。
メリットデメリットを
うまく活かしたいですね。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。