こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
兵庫県の銘菓に
「神戸たまごプリンマドレーヌ」
というロングセラー商品がありまして、
たまご型のとても美味しいお菓子なんですが…
春の限定ラインナップで
新バージョン味が出ていました。
その名も、
「神戸たまごプリン
マドレーヌ
イチゴヨーグルト」
へーおいしそう。
でもこのネーミング
ちょっと長い・・!?
というか、よく考えると
6つの単語がただ羅列された
なんだかよく分からない
商品ネーミングになっています。
こういうの、
個人的にツボなんです。
季節限定や
〇周年記念限定なんかで
バージョンアップした
「付けたし」部分の要素を
そのまま既存の商品名に
くっつけると、いきなり
なんだか分けわからなくなる…
面白いなあ、と思いますね。
これ、
良い風に解釈するならば
既存商品の名前の知名度に
強い自信があるからできる
ネーミングですよね。
もし、元の商品もさほど有名じゃなくって
さらにバージョン違いを出そうとするなら
「うーん、これちょっと
長すぎだよね。この名前。」
なんて冷静になっちゃうでしょう。
ですが、
「神戸たまごプリン」を皆が知っている
という前提であれば、
「そのバージョン違い」として
さらにくっつけた名前でも
充分なわけです。
たとえば岩手県に
「かもめのたまご」
という銘菓がありますが、
これのバージョン違いが
「りんごかもめのたまご」
これも限定化する段階で
「りんご」「かもめ」「たまご」
というあまり関連の無い単語が
そのまま連なってしまい、
良く分からないネーミングになっています。
考えてみるとちょっと変ですよね。
これも、「かもめの玉子」という
全国レベルの銘菓ゆえの名前として
『誰もが、
「ああアレのりんご味バージョンなのね。」
と感じるだろう!』
という自信の表れです。
◆たまご料理もバージョン違いが面白い
たとえば、あなたのお店でも、
定番のたまご料理でバージョン違いで
価値を出す方法があります。
たとえば、
千寿菊の花をたっぷり食べた
親鶏のたまごは、
香り良く、加熱で黄金色になります。(写真右)
例えば、
「定番オムライス」と
「千寿菊のたまごをつかった
黄金オムライス」
価格がちがっても
「へー!美味しそう!」と
食べたくなるお客さまも多く、
より粗利の取れる人気メニュー化を
しているお客様のお店がいくつもあります。
たまごの使い分けは
オペレーションに少し手間は増えますが、
たまご料理で差別化をはかると
ファン化・リピートが出やすく、
お店の収益が得やすくなります。
ぜひ、あなたのお店のたまご料理
バージョン違いを
こだわったたまごで試してみませんか?
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。