ニワトリの視力はなぜ低い
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
米国カナダメキシコで
皆既日食がありまして、
多くの人が日食保護メガネをかけ
この奇跡的現象をたのしんでましたね。
で、そのなかで、
アーカンソー州に住む
タッド・フェンドリーさんという方の
楽しみ方がネットで話題になっています。
なんと、
ペットのニワトリに
特注の日食メガネを
かけさせ、
日食を一緒に観たんです。
フェンドリーさんいわく、
「ウチのウシにも見せようと
思ったんだけど、
ウシはメガネ付けるの嫌がったんだよ。」
「ウチの雌鶏、ガートルードは
はじめての日食にかなり興奮して
そのときに卵も産んだんだよ。」
とのこと。
史上初、皆既日食をみたニワトリ。
うーん、
なんともシュールなお話しです。
◆ニワトリの視力は〇〇ないから低い
ちなみに、
ニワトリは極端な近視で
遠くが見えません。
人間でいうと
0.07程度。
いちばん上のマークが
見えないくらいです。
もしかすると
日食もぼんやりとしか
見えなかったかもしれません。
昼間に暗くなるなんて
ビックリしたでしょうね~。
で、なぜ近視なのかというと
「進化で不要だったから」
ですね。
羽もなく飛ばないので
遠くを見る必要がないんです。
ほかの飛ばない鳥
ペンギンやキウィも
おなじく目が悪いんです。
ちなみにペンギンは
ニワトリと同程度の視力0.1、
キウィはほぼ目が見えません。
(その代わり嗅覚がスゴイ)
じゃあ、空飛ぶ鳥は
どれくらいの視力かというと
だいたい2.0~4.0と
人間の2倍以上あります。
猛禽類のハヤブサにいたっては
8.0、つまり人間の8倍くらい
遠くが見えるんです。
進化って面白いですよね~。
電子掲示板にタブレットやスマホ
腕時計まで電子化している
現代では、我々も
もしかすると世代を経るごとに
「疲れ目に強い」
みたいな進化をしてくるのかも
しれませんね。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。
(参照:Watch: Chicken dons tiny glasses to watch solar eclipse, lays an egg – UPI.com)