小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

鶏の成人式

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

本日は『成人の日』でしたね。

 

駅前で晴れ着の若い方を
お見掛けしまして、
あ~、いいもんだなぁ、と
僕も晴れ晴れした気持ちになりました。

同窓会なんかがあると思うんですが、
以前、ある方がSNSで

「成人式ってのは
『ひさびさに昔の友に会う日』
じゃなくて
『もう一生会わない友と
最後に会う日』だ。」

っておっしゃってましたが、
いやまったくその通りだと思いますね。

小学校の友人たちとなると
その後のコミュニティが
おおきく違ってきますから、

おお!ひさしぶり~!
なんて声かけあったその後
もう30年ちかく会ってない…!
そんなクラスメイトがたくさんいます。

元気でやってるといいなぁ。

 

◆ニワトリの“成人”っていつくらい?

さて、ニワトリは小さいころは
まさに「ひよっこ」でして、

そこからヒヨコ→ニワトリと
大きくなるわけですが、

人間の「成人」にあたるオトナは
成鶏」(せいけい)と呼ばれます。

採卵鶏では、
たまごを産むようになったタイミングが
成人の日にあたるでしょうか。

だいたいヒナとして生まれて
120日くらい。

人間の20年(18年?)とくらべると
ずいぶん早いですね~。

 

そして、若いうちは
非常に張りの強い
しっかりした食感のたまごを産みます。
そして、年を取るごとに
食感がふんわり柔らかめに
なってくるんですね。

ですので農場では、
全体の品質が大きく変わらないように
ロットごとにちがう年齢のニワトリを
年に数回に分けて導入していきます。

人間の新卒採用を
年々やっていくようなイメージでしょうか。

 

あたらしい若鶏のたまごが
生まれ始めると、ワクワクして
テンションが上がります。

新年の最初は
あまり鶏の入れ替えが無いため
難しさはありますが、

春の新入社のシーズンには
「春のフレッシュフェア」に
結び付けて

「春の若鶏フェア」

なんて企画もお店でできるんですね。

ぜひ楽しんでルーキーの卵を
メニューに取り入れてみてくださいませ~。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

(関連:日本で絶対食べられない卵料理 | たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , 鶏さん・鳥さんのコト2025年01月13日