鶏の神様
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
毎年新年には「干支とたまご」についてコラムを書くのですが、
今年はなにせ酉年、トリとたまごについて書いても普段通りなので、今回はニワトリさんと神様について書きます^^
もともと日本神話では、「ニワトリは神の使い」とされていました。
「古事記」「日本書紀」には、
太陽の神様、天照大神(あまてらすおおみのかみ)が天岩戸(あまのいわと)に隠れてしまい世の中が闇に包まれてしまった際、
八百万の神さまが額を集めて話し合った結果、知恵の神オモイカネさんの案で「常世の長鳴鳥(とこよのながなきどり)」ことニワトリさんを一列にならべさせ、その長い美声で天照さまを誘い出そうとしたと記されています。
以前も書きましたが、そもそも神社の『鳥居』は神の使いたる「ニワトリさんの止まり木」なんですねー。
この逸話もあり、天照大神さまを祀る「伊勢神宮」では
ニワトリさんは『神鶏』と呼ばれ内宮境内に放たれています。
さてそんなニワトリさんを、
鳥居だけじゃなく『御神体』、
つまり神さまとして祀る神社もたくさんあります。
山形県にある「荷渡(にわたり)神社」
福岡県にある「鶏石神社」
和歌山県にある「闘鶏神社」
などが有名ですね。
また、
ニワトリさん自身は、
干支としてじゃなくっても
一年の最初に鳴く動物
ということで、
新年に縁起の良い動物とも言われています。
古代中国に始まり日本でも、
地域によっては、毎年の風習として鶏肉や卵料理を正月に食べる所もあるんですね。
たまご料理はチオニンやコリンといった肝機能を向上させる成分がたっぷりあります。 一年の景気づけと、新年会などの体調をいたわるためにも、正月明けにはちょいとたまご料理・鶏肉料理を召し上がってみてはいかがでしょうか。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。