こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
年明けから「千と千尋の神隠し」「紅の豚」が放送され、
やはり高視聴率だったとのことで
話題になっていますね。
たしかに、何度観ても面白いですもんね~。
大人になってから見ると
また違う視点で見られる事や
Twitterなんかで
ワイワイ感想を言い合えることが
盛り上がる一要素になっている気がします。
そして、ジブリ映画といえば
「食事」
そういえば、
神戸のジブリショップでみかけた
ジブリのお皿が
両方ともたまごが入った料理でした。
なかなか興味深いです。
このお皿見ているだけで、
どっちも食べたくなります!
この2皿の料理、
ベーコンエッグと
卵入りラーメンもそうですが、
そもそも、なんでジブリ映画の食事は
美味しそうなんでしょうか??
たとえば、天空の城ラピュタの
缶に入ったミートボールスープなんて、
5秒くらいしか映ってないのに
多くの人を魅了し続けています。
これは、つまるところ
「シズル」の魅力です。
まわりのざわざわした喧噪や
仕事帰りのみんなが
リラックスしている雰囲気
ベーコンエッグであれば
たまごをジュージュー焼くのを
みつめるワクワク感
料理そのもの
というよりは
取り巻く雰囲気を描くのが
とても上手なので
それだけ魅力的に
映るんじゃないでしょうか。
先週ひさびさに観た
「紅の豚」でボクが好きなシーンは
めっちゃ大きな鍋でゆでるパスタ
これも、周りでざわざわ
ワイワイしながら作ってますから、
なんかその場に行ってみたい!
…なすごくステキ感が
あるのだと思います。
Amazonプライムに、
「聖者の食卓」という映画があります。
一時間くらいの短いドキュメンタリー
インドの寺院で、
10万食分のカレーを
みんなで作ってみんなで食べる
ただそれだけの映画なんですが、
その喧噪とか、
だんだんできてくる感じが
ジブリ映画の料理に通じるものがありまして
淡々と撮っているだけなのに
めちゃくちゃ食べたくなる魅力があるんですね。
夜に仕事しながら
流し観するのが最近の日課になってます。
(このブログを書きながらいまも観てます)
さて、たまご料理は、
「見た目がどんどん変化する」
という点で、この
『シズル感』
に強く訴えかけることができます。
たまご料理の武器ですね。
横浜赤レンガ倉庫の名物「横濱たちばな亭」
のオムライスパフォーマンスのように、
ワクワク作っているところを見せられると
大きな魅力になります。
伊勢神宮前でも、
玉子焼きの屋台に
人だかりができていたことがあります。
かつて、帝国ホテルや
ホテルオークラなど
有名ホテルの朝食で、
テーブルまで来て
たまご料理を
ひとつずつ作ってくださる
そんなサービスが大人気でした。
コロナ禍の制約もありますが、
たまご料理の最後のひと手間を
お客さんにしていただくという手もあります。
アフターコロナへ向けて
たまご料理で「シズル感」の演出を
かんがえてみると
面白いんじゃないでしょうか。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。