小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

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こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

知人からステキな

ティラミスとお菓子を頂きまして、

ちょっと変わってるのが

上に載っている「お花」

 

これ、あんこでできてるお花なんですね。

もちろん味も絶品ですが、

 

この「見た目」に添える

美しさの映えが

とてもステキで面白いです。

 

これ、「あんフラワー」

って言いまして、

あんこで造形した

お花スイーツなんです。

 

これ↓、お菓子をいただいた

お花しぼり教室サロンの白川りえさんのインスタサイトですが、

めっちゃすごいですよね。

あんこでこんな素敵なのができるなんて…!

 

もともと和菓子でも、

あんこ菓子では

その造形の美しさが

ひとつの魅力だったわけですが、

 

和洋の垣根を超えるカタチで

洋菓子の新技術として

確立されてきているのは

非常に面白いですね~。

 

◆和食たまごの技術を洋食にも応用

たとえばたまごでも

こんなふうに違うジャンル

たとえば和洋の技術が

お互いに活かせることがあるんです。

 

たとえば、「錦糸玉子」

卵を薄焼きにして糸のように

細く刻んだ玉子料理

キレイな黄色をちらし寿司などに

添える、映える料理ですが、

意外なことに海外の料理には

ほぼ見かけません。

 

シンプルなので

どこでもできそうなんですが

なんでなんでしょうね…!?

 

黄色は赤、緑と合わせて

食欲を増す三原色のひとつ

 

洋食のサラダやプレートランチで

ちょっと錦糸たまごをそえると

すごくキレイに映えます。

 

また、錦糸玉子の切り方で、

菊の花になります。

これなんか、

めちゃくちゃステキですし、

西洋の透き通った

コンソメスープなんかにも

すんごく映えるんじゃないでしょうか。

 

◆煮たまごに応用!ピクルスの技術

また逆に、西洋では盛んですが

日本ではあまり定着していない

「たまごピクルス」なんかは、

 

かなり普及している

「煮玉子」メニューに

応用できる点が多くあります。

煮玉子は『専門レシピ本』まで

出版されている人気メニュー、

 

洋風の味付けは、

煮たまごでも絶品!なんですよね。

 

ぜひ、和洋中ジャンル問わず

常識をはずしてみて、

面白いと思ったたまご料理の技法を

あなたのお店のメニューに

ぜひ応用してみて下さいませ~。

 

また上記の白川さんの教室で、

あんフラワーの技術も学べますので

ご興味の方はぜひお問合せくださいね~。

オンライン教室もあるんですよ。

徳島 お花絞り教室 お花絞りサロンAn 公式ホームページ

 

ここまでお読みくださって

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2022年02月27日

飲食店さま、洋菓子店さま向けの内容です。


こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

ある店舗さんの

PR広告に出させて頂く

機会がありました。

 

たまごの観点から

その料理について語るんですね。

 

いや~、美味しさを

たくさんの人に伝わるように

表現するのって、

とても面白いですが

難しいですね~。

 

「めちゃめちゃ美味しい!」

と自分が感じることと、

だれかに

「すごく美味しいんだろうなぁ。」

と感じてもらう事は

ずいぶん開きがあります。

 

なぜなら、普段

「相手に何と言ったら心が動くのか?」

なんて考えてないからです。

言葉の引き出しが無いんですね。

 

すると、

POPでもサイト販売でも、

なんと伝えるべきか

わからない・・・

 

あなたのお店ではいかがでしょうか?

 

もし、伝え方で悩まれているなら、

「声掛け販売」をオススメします。

 

いま、コロナ禍でイベント自体がなくなっていますが、

年に2回、

あるデパートさんの催事で

たまごの販売をさせてもらってました。

ウチのたまごを

知ってもらう場でもあり

お客様と交流できる場でもあり、

売上もありがたかったですが、

 

なにより役立ったのが、

「言葉をためすこと」

 

デパートですから、

いろんな人が前を歩いていく。

興味ない人だって、大勢います。

 

そんなときに、

何と言ったら

足を止めてくれるのか?

「8種類のたまごがありますよ!」

なのか

「料理のために育て分けたたまごです!」

なのか

「自然を活かした四国のたまごです!」

なのか、

はたまたもっと別の言葉なのか…?

 

実際にいろいろ声掛けを変えて

お客さんが

「へー!?ちょっと見てみよう。」

となるキーワードが

だんだん分かってきます。

 

それが、こんどは

POPの文言になったり、

サイトのPRキャッチコピーに

なったり、

新商品のヒントになったりします。

 

少なくとも

たまごというシンプルな食材

限られた中で

「ほかに無い魅力」を伝える言葉を

考えるには、とても有効でした。

 

あなたのお店でも、

時間帯によってお客様に

声掛けをされているかもしれません。

 

または、

ご来店お客様とのお話で

「へー!それってすごいねェ。」

と言ってもらえる表現を探るとか。

 

売れる言葉を「会話」でさがす。

 

ぜひいろんなキーワードを

探ってみるのは

面白いんじゃないでしょうか。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2022年02月26日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

ついにロシアがウクライナに侵攻しましたね。

 

まさか21世紀になって、

こんな戦争を目の当たりにするとは・・・

昭和の頃の世界を思い出します。

 

少し前ですが、

アート工房のクラフトスタジオカラクサさんの

Youtube『ピサンキをつくろう』動画で、

当社おご紹介をいただきました。

 

このピサンキ(ピーサンカともいいます)は、

たまごの殻にめちゃくちゃステキな

模様を描いたアートです。

 

そしてコレ、

ウクライナの伝統芸術なんです。

ウクライナでは数千年の歴史が

あるんですが、

 

千年ほどまえにキリスト教とくっついて

復活祭、「イースターエッグ」を代表する

芸術品となったんですね。

 

僕も昔から大好きで、

毎年春ごろになると、

いろんなピサンキ(ピーサンカ)が

ネットでお披露目されるのを

楽しみに見ていました。

 

今年は・・・どうでしょうね。

 

◆お店イベントとしてのたまごアート

このピサンキ、お店のちょっとした

イベントとしては、悪くないです。

 

一人または家族での

作業が主になりますので、

コロナ禍でも比較的楽しみやすいとも言えます。

 

用意するものは、

そんなに本格的じゃなくていいんです。

ちょっとペンがあれば、

なんとなく雰囲気出ると思いませんか?

 

たまごの殻に絵をつける楽しみ、

あなたのお店のイベントとして

繁盛の側面からも面白いです。

 

まず、イースターの市場はまだ小さいとはいえ

年々拡大中です。

たった5年で五倍以上の伸びと

どんどん大きくなっています。

 

キューピーの調査では、日本での認知度は9割

イオンやディズニーランドなど大企業が

毎年イベントとキャンペーンを組んでいる

のも拡大の大きな要因となっています。

 

また、

あなたのお店の「不要なもの」である

たまごの殻を使ったイベントは、

SDGsとの親和性もよく、

無駄を減らして行こう

というメッセージともつなげられるのでは

ないでしょうか。

 

そして、

前述のカラクサさんの

『ピサンキ教室』動画のように、

本格的につくる手法を学ぶことも

可能となってきています。

 

◆たまごアートに平和のメッセージがこもっている

このピサンキのステキな模様には、

平和の意味も込められています。

このうつくしさの意味を

広く知ってもらう事も、

今起こっている事への

ささやかなメッセージとなるかもしれません。

 

僕が魅せられた

美しいたまごの模様に

込められた「平和」が

一日も早く戻る事、願っております。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

 

※冒頭のピサンキは、クラフトスタジオカラクサの飯野夏実さんの作品

こちらからご覧いただけます~。ステキですよ!

https://www.studio-karakusa.com/

 

カテゴリー | ソムリエ日記 , 世界のたまごアート 2022年02月25日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

「ワインを飲む楽しみの半分は、

語ることにある。」

これはアイルランドの作家

モーリス・ヒーリー氏の言葉です。

 

なるほど。

ワインにそれだけのストーリーと

多様性、ドラマがあるからこそですが、

 

たまごの場合は楽しみの何割が

「語ること」にあるんでしょうか…?

 

以前、大阪で行列のできる洋菓子店

「りくろーおじさんの店」の

スタッフさんとお話した際、

「当社のチーズケーキには

『5つの食べごろ』があるんです。」

と語っておられました。

 

焼きたてすぐのふわふわの美味しさ、

ちょっと落ち着いてからの濃厚な味、

冷蔵庫で一晩寝かせてから食べる

しっとりとした食感……、

いろんな魅力を調べぬいて

お客様にそれぞれの食べ方を

わくわくと共に伝えていました。

 

それが繁盛とストーリー、

次のファンを作っていくわけですね。

 

我々だって、

卵のいろんな魅力を

伝えていく必要があります。

あなたのお店はいかがでしょうか?

 

「たまごは産みたてが美味しい。」

こういうハナシは昔から

良く出ていまして、

 

だから通販でも「生みたて直送♪」と

うたうところが多く出ています。

 

でも、届いたたまごを即日全て食べる人は

ホンの一握りでしょうし、

生みたて以外の

ステキな卵の食べ方だって、

5つどころじゃなく

沢山あるんですよね。

 

どちらかというと、

僕たちはかなりマニアックに

たまごの事を調べている方だと思っています。

「こんな食べ方したら美味しかったよ!」

「〇日目のたまごは、この調理が最高!」

なんてお客様といっしょに

 

試行錯誤の情報交換で、

新しいたまごの美味しさ世界が

生まれれば、

たまごの世界ももっと深まって、

魅力的になってくるでしょう。

 

「卵を食べる楽しみの半分は、語ることにある」

そんな格言のある世界の方が、

世界は面白い!です。

 

ぼくたちも、

ぜひどんどん卵の価値を、

根拠と自信をもって

皆さんと伝えてまいります。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2022年02月24日

少し前ですが、

食事が美味しいと評判の保育園が

テイクアウト販売を始め

 

「子供のお迎えをしながら

健康的でおいしい食事を

毎日時間のロスなく

サブスク的に受け取れるようになった!

これはうれしい!」

 

そんな話を聞きました。

 

面白いですね。

この場合、

・子供の健康のための食事が強み

・ターゲットは働くお母さんと家族

 

この2つから、

強みを活かしたサービスを

しているわけです。

 

・強みを活かす

・顧客を固定して考える

 

これをすることで、

今やっているサービスから

新しい差別化ができるという好例です。

 

同じ様な例で、

和歌山に

農機具や消耗品を販売する

いわゆる「農家の店」を

継いだ2代目さんが、

老人ホームやデイケア事業を

立ち上げている例があります。

 

この場合、

まっったく違う事をやってますが、

 

顧客は固定

「お客様」は先代の頃から

ずっとお店に通ってくれていた

農家のおじいちゃん達のままなんです。

 

「農業引退したら、

ここで楽しくすごしてね。」と、

高齢化するのに合わせて

もっとお役立ちするため

喜んでもらうための

新サービスをしているんです。

 

いわば、

顧客をおいかける新規事業。

 

もとからみんな知り合いの

老人ホームって

ステキですね~。

 

「新しいことをやろう!」

ってなったときって、

つい、

「目新しいことで、

新しいお客さんを取ろう!」

なんて考えてしまいがちですが、

 

よく考えてみると、

新しいコト →あたらしい客

ってけっこう難しいですよね。

完全に手探りですし・・・。

 

そのまえに、

新しいコト →今のお客さん

だとちょっと考えやすくなって

 

あと、やってることを変えなくても

今やってるコト →あたらしい客
(場所変える・伝え方だけ変える)

なんて方法もありますよね。

 

あなたのお店だと、

どんな方法があるでしょうか?

 

◆たとえば飲食店でたまご販売

たまごで言いますと、

僕たちのお客様で

お店で調理しながらたまごを

販売もする

そんなお店さんもあります。

こんな風に、

容器に入ったたまごを

買っていただくんですね。

 

常に調理でも使いますから、

新鮮なたまごだけを

買って帰っていただける。

ロスも無いわけです。

 

新規に小売りのお店を構える

というわけじゃなく、

あなたのお店の今のファンに、

 

明日朝、おうちでたべる食事の

ステキ体験をしてもらう。

そんなことができるわけです。

 

お店の食材こだわりも伝わりますよね。

「強みを活かして」

「顧客を固定して」

新たな事をやってみる

 

テイクアウトも良いですが

場所もオペレーションも

ちょっと大変ですので、

その手前の

食材販売は、手段として面白いかもしれません。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 飲食店さまへ 2022年02月23日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

今日は2月22日ですね!

しかも2022年でこちらも2ぞろい。

さらに火曜日ですから

英語では「Tuesday(トゥーズデイ)」

→『2’sデイ』と読め、

 

2/02/2022 (2’day) です。

超「2の日」だと欧米でも

盛り上がっています。

 

日本ではニャンニャンニャンで「猫の日」

とくに「スーパー猫の日」だと

いろんな企画が実施中です。

 

たとえば

小学館web漫画サービス「マンガワン」では

ネコが出てくる漫画を一日限り全話無料にしていますし、

地図のゼンリンは「猫」が付いた地名の全国地図を

公開しています。

面白いですね~。

 

たまたまですが今週

小売店さんから「かわいいネコ推しのPOPを!」と

ご依頼をいただいておりまして、

こんなカンジでPOP案を作っております!


さて、

本日は「2」について。

たとえば自分たちの商売が

あなたのお店が

地域の2番手だった場合、

どんな手段が良いのか・・!?

 

ちなみに1番手がとるセオリーは

2位以下のオリジナリティつぶし。

類似サービスの開始が

正しい強者の戦略です。

 

業界トップの

ある医療関連部品会社社長いわく

「2位以下が差別化サービスを始めたら、

すぐに『自分たちもやる』ことを

考えるんだ。そうすると、

『あ、それウチもやってますよ。』

なんて言えて、防御になるんだよね。」

だそうで、

コレなかなかオソロシイですよね。

 

たしかに、

居酒屋形態、

うどんなど外食形態

 

大手同士で似たような店舗や

サービスを始めている事って

いくつもありますよね。

 

牛丼チェーン店各社で

似たサービスを始めたり、

 

第三のビールをサッポロが出したとき

「あんなのビールじゃない」

なんて言っていた

当時業界一位のアサヒは

流行るのをみてしれッと追随して

大ヒットを飛ばしたことがあります。

 

◆一番手を出し抜く!卵を使った差別化戦略2つ

そんな大手一番手への対策は、

やはり「マネできない」ことを

やるしか無いんですよね・・。

 

卵で言うと、

「〇〇卵」と銘柄を使った

たまごメニューは、

一番手の大手外食チェーンでは

かなり難しいんです。

 

それは、供給面の問題があるから。

調理加工食材と異なり、

たまごはニワトリがいないと

産めませんから、

一番手大手チェーンは

欠品のリスクを考え

「どこでも入手できる」

を選ぶ傾向にあります。

 

そして卵での差別化は

コストをあまり上げずにすみます。

 

「松坂牛使用!」

だとコストはかなり上がりますが、

「〇〇卵使用!」の場合は

一食当たりのコスト増はおさえやすいんです。

 

また逆に、

大手のPRに乗ってしまうのも手ですよね。

イースターエッグなんかは

いろんな大手企業が企画を打ってますから

最低限の発信でもすむ

中小には乗りやすいたまご企画です。

 

◆「ニワトリな手」を打ちましょう!

おとなり韓国では、

ニワトリは2番手なんです。

『キジのかわりにニワトリ』

ということわざがありまして、

これは日本でいう

「次善の策」のこと。

 

むかしから韓国では

珍重されるのがキジの肉

それが無いなら

ニワトリにしよう!

という考えなんですね。

 

サイコーの策を考え続けるよりは、

「2」番目の策、セカンドベストな

「ニワトリ的策」をすぐ行動!

が現状打破によさそうです。

 

以上「2」バナシでした。

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2022年02月22日