小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

明けましておめでとうございます!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

四国徳島は、新年からとっても天気が良く、

テンション上がります。

 

今年は寅年ですね。

「寅」って、伸ばす、って意味があるそうです。

草木が伸びる、のイメージ。

 

寅と伸、漢字もちょっと似てますよね。

 

英語で言うと「Tiger」

これ「すばやい」という意味の

ペルシャ語が語源なんだとか。

 

へー。

たしかにトラは素早いイメージありますね。

 

してみると、寅年って

サッと動いて変革

いちはやく成長する、

ってカンジでしょうか。

 

バングラディシュの民話に

「馬のたまご」というお話があります。

馬が欲しいけどお金の無い若者が

「これは馬のたまごだよ。」

と騙されてかぼちゃを買わされてしまう。

 

帰り道、躓いた拍子にパカン!と割れてしまい

すぐそこにいたジャッカルを

「生まれた馬だ!」

と勘違いして追いかけることに。

 

追ったものの見失い

またそこにいた猿をその馬だと勘違い

また見失いそこにいた・・・

と最後はトラの背中に馬だとおもって飛び乗るんですね。

 

民話の笑い話ではありますが、

カン違いながらも

この若者は、

 

すばやく次の手を打つ

行動する

最期は馬だと思って大きなトラを捕まえてしまうんです。

 

最初からトラだと思っていたら

「怖い!そんなのムリムリ・・・!」

ってなったでしょうが、

 

意外と分からんなりに

がむしゃらに行動していたら

思いのほか大きな成果になっていく、

最初から知っていたらとても

手を出していなかっただろう。

 

そんなことって仕事でも

大いにありますよね。

僕も経験あります。

 

コロナ禍の中、過去とはいろんな条件が変わってきています。

かぼちゃを卵だと思い込むくらい

バカにされる事でもいいので

自分で「こうだ。」と仮説を立てて

次々と行動する。

違っていれば次はサル、

のように齟齬があれば修正して即行動

 

まさに「Tiger」の語源

「すばやい」行動で

成果までたどり着くのかなぁ、と考えます。

 

僕たちも、今年は

がむしゃらに「すばやく」計画-行動-確認-修正を

繰り返しながら成長する

そんな一年にしてまいります。

 

どうぞ本年も、あなたと共に

ワクワクの年をよろしくお願いします!

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2022年01月1日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

いよいよの仕事納めです。

 

去年の大晦日は、みなさん

今日、今年の大みそかを

どう予想していたでしょうか。

 

まさか、ここまで

まだまん延が続いている

とは思っていなかったような気もしますし、

 

今よりもっと最悪の状況で

景気がた落ち、

世の中真っ暗なカンジでも

おかしくないなぁ…

とも予想していたような気もします。

 

状況としては、残念ながらコロナ禍が続いているわけですが、

思っていたよりも世の中はそれに負けず

前向きに進んでいます。

 

そのことに勇気と元気を

もらった一年でした。

 

また2021年は、

全国53の農場で鳥インフルエンザが発生

全日本に住むニワトリさんの

1割強が殺処分にになって

空前のたまご不足、の年でもありました。

 

「人を良くする、と書いて食」

という言葉があります。

 

僕たちの一年間の取り組みで、

食にたずさわる世界で、

 

お得意先さまや、はたまた

その先のお客様のおいしさや

しあわせ、ワクワクにつながる仕事ができましたら、こんな楽しい事はないな、と思います。

 

オミクロン株が市中感染との報道もあり、

深刻な状況はたしかに続いていますが、

だんだんと弱毒化していて

流れとしては終息に向かっているとの

専門家さんの見方もあります。

 

たしかに、

症状が重いとすぐに倒れて

うつす人が減るんですよね。

 

ウィルスがより広がろう、広がろうとして

その結果、感染を広げるために

弱毒化する、というのは

一般的な流れだそうです。

 

そういう意味では、

厳しい中でも出口が見えつつある、

アフターコロナも見据えながらの

世の中に、来年はなっていくように思います。

 

たのしみですね!

来年はこうしよう!を考えるのは

新年の良さですが、

その中にコロナ禍が明けたら

を考えられるのがもう目前じゃないかと思うんです。

 

ぜひ、お客様ともそんなワクワクする

新しい世界について、語りながら

たまごのお話をできればと思います。

 

今年一年間、本当にいろんな方に助けて頂く一年でした。

来年はぜひ、恩返しの年にしてまいります!

 

一年間、大変お世話になりまして

ほんとうにありがとうございます。

来年もよろしくお願いいたします。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年12月31日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

いよいよの年末ですね!

明日で今年も終わりですが、

たまごは毎日毎日のお仕事でして

僕たちはまだまだ忙しくやっております。

 

年の瀬ということで

お客様のご注文も多く、

ホントにありがたいなぁ、と感じます。

 

この一年、思ってもみなかったほどコロナ禍が続き、

飲食店さんの復活も夏前に期待されながら

第4波のまん延で停滞し、いまに至ります。

 

そんな状況ながらも、

こうやって年末にたまごを

お届けにもっていくと

みなさん元気いっぱいなんですよね。

 

年末年明けの需要を見込んで

張り切って食材を仕入れてくださる

その前向きな姿勢に、僕たちも元気をいただきます。

DaiichiーTV「news every.しずおか」による

コロナ禍に関するアンケートでは、

2022年も新型コロナは「収束しないと思う」

…と答えた人が65.6%。

 

また、コロナ収束後にやりたいことは?の質問に

国内旅行67.9%

外食・食べ歩き37.9%

となっています。

 

厳しい予測を立てていますが、

昨年のGO TO キャンペーン時を思い返せば、

まず旅行で移動をしたい!

という方が活発化されて、

そのご一瞬ですが外食産業にも

景気がもどってきていたように感じます。

 

実際、上のアンケートもその通りで、

まず起爆剤として観光産業が復活

その後の派生で外食産業の活発化

となるのが復活シナリオかと予想できます。

 

人の移動、というところの枷からの解放が

キーポイントなんですね。

 

そして、景気復活の後は、

よりお店のご繁盛のきっかけ、

利益の取れる体質となるため

 

いまのうちに

新メニューを考えられるお店さまも

増えています。

これはお客様との試作試食のワンシーンですが

 

たとえば

コメ・粉(小麦粉)・たまごの組み合わせで

お店のこだわりを出してワクワクをつくれると

大きな繁盛につながるメニューになります。

たまごはその差別化繁盛メニューの

大きな起爆剤です。

 

ぜひ、来年は、アフターコロナを見据えて

たまごで面白メニューをご一緒に

作りたいですね。

 

ここまでお読みくださって

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年12月30日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

岸田首相が

2020年代に日本人宇宙飛行士の月面着陸を実現させる

と表明して話題になっていますね。

 

つい10日ほど前に前澤友作さんが

日本人初の民間宇宙旅行者として

帰ってきたばかり、

 

JAXAが13年ぶりに宇宙飛行士選抜試験を行うなど

この年末にきて

宇宙関連のニュースで

にぎわっているカンジですね。

 

僕はSF好きで

昔から宇宙に憧れがありまして、

予算や必要性やもろもろ事情は置いておいて

こんなニュースには無条件に

とってもワクワクします。

 

前澤さんの宇宙旅行も

賛否はありましたが

ひとつのメリットとしては、

「行こうと思えば行ける」

という感覚をみんなが持った事って

大きいんじゃないでしょうか。

 

同じ要素で言うと

オリンピック選手、がそうですね。

 

今年は東京オリンピックがありました。

多くの選手が活躍されましたが、

 

阿部一二三さん詩さんや

パラリンピックの田淵さん親子のように

親子・家族で目指す

親御さんが活躍されていたスポーツで

子がメダルを目指す

という方も多かった印象です。

 

これはやはり、身近で見ていて

「ああ、頑張ったらオリンピック出られるんだなぁ。」

って小さい頃から思えることが

重要なんじゃないかと思うんです。

 

たとえばウチの子供にとっては、

オリンピック選手になって

パリ五輪でメダルを取る!

 

なんてのは、リアリティが無いと思うんです。

なぜならオリンピック選手なんて

アニメキャラと同じくらい遠くの存在ですから。

 

ただ、ボクが時々メディアに出させて

もらってるのをTVで観てますので、

「テレビに出るような人になること」

とか

「あたらしい商売をはじめるひと」

は、『なれるかも。』という感覚があるかもしれません。

 

「できるだろう。」と方法を

肯定的に考えていくことを

『可能思考』と言いますが、

 

そのためには、

前澤さんのニュースのように

「望んで頑張って実現できた」

という情報に触れる事って大事ですよね。

 

死ぬまでに月に行ってみたいなぁ…!

とSF小説を読み漁って

ずっと考えていた少年だった僕からすると

 

「宇宙に行けるんだな。」

とリアリティをもって考えられる2021年は、

ステキなワクワクする時代になったもんだ、と思います。

 

話は飛びますが、

たまごでも、

僕たちが料理別専用たまご中心に83種の

たまごをお届けして

しかも長く息の続くお役立ち商売

として続けていれば、

「ああ、使い分けって言う発想があるんだなぁ。」

「たまごって繁盛提供になるんだなぁ。」

「ホントに増益するんだ。」

と発想してもらえる

可能思考で考えてもらえる。

 

それが、僕たちが

日本一飲食店さんを元気にする会社になること

につながると考えてます。

 

このブログでは時々事例をお伝えしてますが、

今後も続けて参ります。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年12月29日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

大変な寒さですね!大雪で

京都・滋賀付近で高速道路など寸断されていて

物流にも支障が出ているようです。

 

僕たちのたまごも、四国から東日本へのご配送について

ちょっと心配しております。

 

日本だけじゃなく、カナダでは史上初のマイナス50℃など

各地で寒冷化となっているようです。

 

さて、中国のことわざに

<鶏寒うして木に昇り
鴨寒うして水に入る >

という言葉があります。

禅語ですね。

 

これは、

『同じ状況でも人によって

合うやり方はちがう』

 

という意味。

 

たしかに。

鴨もニワトリさんも、

おなじ「トリ」科です。

 

なのに、

カモはあえて!

水に入って泳ぎ

 

ニワトリさんは

地面に熱を奪われないように

木に登る…。

考えてみれば、

なんだか不思議ですね~。

 

収まったかに見えたコロナ禍ですが、

オミクロン株の市中感染など

まだ収束へは少しかかりそうです。

 

ご飲食店さんでも

更なる対策も

必要になってくるかと思いますが、

 

これも、自分のお店にあった対策が必要ですよね。

水かきのあるカモが池に入り

ツメのあるニワトリさんが木に登るように

 

新たなメニュー・業態での攻めか

既存顧客の守りか

はたまたその中間…

 

あなたのお店のお客様には

どんな

 

もし、あなたのお店が

単店でメニューイングの

細かな変更がしやすいお店でしたら、

 

◆1月はメニュー短期変更で利益を!

たとえば例年、

1月は月初~中旬にかけて

たまごの相場価格は最も安くなり

その後急激に相場は上がります

新年あけて1月、

月初の2週間だけ

たまごメニューを増やす、

または打ち出しを強化するだけで

 

他のどの時期よりも、

粗利が取りやすくなります。

 

また、たまごはサイズによって相場価格が異なりますが

冬季はニワトリさんの餌喰いがとても良いため

大きめのたまごが多く流通し安くなります。

レシピの微調整が可能ならば

例えばMサイズの鶏卵を

6グラム大きいLサイズに

変えるだけで

 

使用量など変えずに

コストを抑えられます。

 

ニワトリかカモか、

ぜひ、あなたのお店にあった工夫を

たまごで増益につなげてくださいませ~。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2021年12月28日

今日は、たまごの安全、について少し。


こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

大雪で大変ですね!

京都の市場では、大雪で野菜が収穫できず

今日の競りが中止になっているようです。

ほか産地から来る野菜も道路積雪で届かないのだとか。

大変ですね!

 

ぼくたちも東海や関東へ出荷するたまごは

そのあたりを通りますので

ちゃんと届くかひやひやしてます(汗)

 

産地間のやりとりが増え、いろんな野菜が食べられるようになった半面、

地域の状況でこういったことが起こりえるのは、

悩ましいかぎりです。

 

さて、生みたてとれたてをすぐに送る

産直、産地直送という考え方があります。

 

たまごの出荷までの工程は

大きく分けると

農場と選別場の2つに分かれます。

「農場」は生産がおこなわれている所

ニワトリさんがたくさんいて、

たまごを毎日産んでくれています。

そして、そこで毎朝集めたたまご、

コレ厳密に言うと

「畜産物」であって、

「食品」じゃないんですね。

 

「産みたて」というと

イメージは良いですが

実際は産みたて直後のたまごは

・菌がついている

・サイズがバラバラ

・目に見えないヒビ割れが一定の割合で存在

などがあるため、

食用としてはあまりおすすめできません。

 

そこで、農場から集めたたまごを

洗卵して、食用として

良いものだけを

選別・計量・包装する

 

そんな機能の「選別場」が必要になります。

次亜塩素酸殺菌水とブラシで

たまごを洗浄する

音波検査で卵ひび割れのチェック

透光して中身をチェック

重量をはかる

サイズごとに分けて包装

こんな事を専用の「機械」と

「人の目」でやって、

 

やっと「食品」となります。

いわば、たまごのエリートのみ!

が料理店や小売店に並ぶんです。

 

ですので、

食品関係業とは切っても切り離せない

保健所さんとのやりとりも、

 

鳥インフルエンザの対策とか

ニワトリさんのことで用事があるときは

家畜保健衛生所の担当者さんがやってきて

 

衛生管理や品質保持とか

「たまご商品」の事で用事があるときは

保健所の担当者さんがやってきます。

 

つまり、洗卵選別を経た卵だけが、

保健所さん対象の「食品」ということです。

 

養鶏場さんによっては、

選別場を持っておらず

農場で生まれた段階で

そのまま袋詰めして自販機なんかで

販売するケースもありますが、

 

これは、食品を売ってるわけじゃなくて

あくまで「畜産物」を売ってるわけです。

 

鮮度は良いですし、

必要な工程を経てないので

単価も安いことがありますが、

 

食べる際には買った人が

自己責任で衛生管理をする必要がありますね。

 

産地直送、いわゆる「産直」でたまごが届く

と言うと、コロンと生まれたたまごを

即容器に詰めて送られてくる、

 

そう感じるかもしれませんが

じつはもうワンクッションある

「洗卵選別」の段階を経たものが

安心しておいしく食べて頂くために

「産地直送」としてあなたのお手元に

届いているんです。

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2021年12月27日