こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
世界トップ3に入るほど卵好きの日本人。
それだけに、
飲食店さんでのたまごメニューは
「定番」として食べてもらいやすく
利益の源となりやすい食材です。
その反面、
ポピュラーであるがため
「けさ家で食べたしなぁ…。」
なんてなりやすいデメリットもあります。
いかに「家庭の料理とちがう」という
印象を持ってもらうか、が大事です。
ひとつの入り口の工夫として
「呼び名を変えてみる」
ことも有効です。
そんなの必要無い、
プロの調理技術で
「食べてみれば分かる!」
…のはモチロンその通りなのですが
食べたい気持ちになってもらう
このハードルって結構高いのです。
たとえば、
いかにこだわって美味しいとしても、
メニュー表記が
毎朝家で食べている
『目玉焼き』とか
『ゆでたまご』なんてのだと
カフェのメニューで見かけたとき
「食べてみたいな…!」
ってならない人は多いのです。
たとえばフランス語で
半熟ゆでたまごは
「ウッフ モレェ」とか
「ウッフ ア ラ コック」(殻入りのとき)
と言います。
メニューでも、
だいぶん印象が変わりますよね。
ちなみにフレンチ定番の
ゆでたまごにマヨネーズをかけた前菜は
「ウッフ マヨ」
また、チーズ入りサンドイッチトーストに
目玉焼きを乗せたものを
「クロックマダム」と呼びますが、
個人的に好きな呼び方ですね。
「ハムチーズ目玉焼きトーストサンド」
なんてのよりよっぽど品があるなぁ、と感じます。
似たような料理にオランダ名物の
「アウツマイター」がありますが、
これもかなり好きな目玉焼きトーストです。
呼び名もなんかカッコいい…!
ちなみに「目玉焼き」は
ドイツ語ではシュピーゲルアイ
タイ語ではカイダーオ
インドネシアではテロール マタ サピ
ロシア語ではヤイチィニーツァ
と言います。やはり、
ちょっと印象変わりますよね~。
スパイス調味料や
付け合わせの違いで
「〇〇風」として
呼び名の印象を変えることも
できるんじゃないでしょうか。
あるお茶屋さんの求人で
「販売スタッフ募集」としていて
全く募集が無かったのを
同じ業務内容で
「ティーアドバイザー募集」と
しただけで、ビックリするくらい
人が集まった、というハナシを
聞いた事があります。
飲食店さんのメニューでも
単に料理そのものの美味しさだけじゃなくって
お客様に与える印象を
名前やストーリーでも
いくらでも変えられる
それによって
美味しさも倍増することだって
ありえます。
ぜひ、あなたのお店の
たまごメニューの魅力を
アップしてくださいませ~。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。