こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
最近の調査によると、
12歳時点の子供は、
「歯がキレイで目が悪い」
のが特徴なんだとか。
40年前と比べ、
虫歯の子は半分になり、近眼の子が2倍弱になっています。
目については、スマホなど近くを見る「近業」が多くなったことが要因。
近代化の側面で、
良い面と悪い面がいろいろ混ざった結果なんですね~。
さて、
本日はたまごのことわざ第72弾、今回はアメリカから。
<司祭のたまご(curate’s egg)>
これは、良いものと悪いものが混ざっていること
日本でいう「玉石混交」ですね。
“ネット上の情報って「司祭の卵」だよね、自分で取捨選択しないと。”
みたいな使い方をします。
でもなんで「司祭」なんでしょう?
これ実は、
百年前の大ヒット漫画が元になったことわざなんです。
こんな一コマ漫画が載りまして、
「面白い!」
とすごく話題になったのですね。
(司祭)キミ、その卵‥悪くなっとるんじゃないかね?
(若い牧師)あ~、ええ、「部分的」にはとても素晴らしいですよ。
といっています。
これが面白い、と
たいへん話題になりまして、
「部分的には良いって全部ダメだろ(笑)」
という笑いどころが
だんだん変化して
「良い部分と悪い部分が混ざってる」ことを「司祭のたまご」と呼ぶようになったのです。
なかなか興味深いです。
昔はこんな風に、
悪い卵と良いたまごが
混ざっていることがよくあったのですね。
なぜなら、
外から見て中身が分からないから。
西洋では、
『悪い人』のことを
「バッドエッグ(腐った卵)」と言います。
他に悪人を
「バッドアップル(腐ったリンゴ)」
ということもありまして、
この違いは、
「外から見て分かる悪人かどうか」なんですね。
「一見わからない悪人」は「悪いタマゴ」で、
「見るからに悪人」は「悪いリンゴ」なんですね。
なるほど。
じっさいたまごって、
いたんでいるかどうかなんて、
外から見て分かりませんよね?
僕たちのお届けするたまご商品は、
すべて「透光検卵」という工程を経ます。
こんなカンジで、光で透かして中身をチェックするんですね。
中身が悪くなっているものが
万一混入しても除去する、
またほかに血が混じっていたり
双子の黄身のものなんかも
これで除去します。
百年前のことわざと違って、
安心していただける状況なんですね~。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。