こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
「ブランド総合研究所」の都道府県魅力度ランキングが話題になっていますね。
最下位だった茨城県の大井川知事が
不満を述べるなど
不本意だ!とする反応も
出ているようです。
でもこれって、
考えてみると
「魅力が無い」のと
「毎日とてもありがたい」
のは、全く別ですよね。
たとえばコンビニ。
無いとめちゃくちゃ不便ですし、
先日の地震なんかでも
夜中に歩いて帰宅した人は、
途中に寄れるコンビニの明かり、
その大切さをかみしめたんじゃないでしょうか。
でも、
「魅力あるレストラン」の
アンケートがあったとして
「セブンイレブン」とか
「ローソン」なんて選ばないですよね?
むしろめったに行けないレストランさんを選ぶのではないでしょうか。
上の都道府県魅力ランキングも、
1位北海道、2位京都、3位沖縄ですから、
おいそれと行かない場所ばかり。
対して茨城県や昨年最下位の埼玉県は
GDPは高く都心への利便性も良い、
「毎日ありがたい」県なんじゃないでしょうか。
僕たちのお届けする「たまご」も同様です。
毎日スーパーさんで手に入る卵と、
僕たちの
大寒の頃2週間しか作らない
「鳴門金時さつまいもをたっぷり食べた卵」
は、どちらも大切な役割があると思ってます。
お客さんにとっての「価値」が違いますので、
それこそいっしょくたにされないよう、
僕たちは
「ハレの日」の『ワクワク』
をいっしょに受け取ってもらう
そんな育て方や、
情報発信が必要です。
あなたのお店はいかがでしょうか?
僕たちの取引先さまのお店でも、
83種のたまごのうち、
必要とされるたまごがガラッと違います。
たとえば、
親子丼専門店さんと
かつ丼屋さん。
お客様の「来店頻度」がちがいますので、
たまごの伝えるべき「価値」の差になります。
毎週々々食べようと思われにくい
親子丼専門店さんや、
焼き肉店さん
高級店さんでは、
できあがりの料理に驚きがある特別な卵
そして育て方を知ってさらに驚く
そんな卵が
たまの贅沢感とワクワクを産みます。
来店頻度の高いお店
かつどん屋さんや
うどん店さん
カレー店さんなどでは、
加熱特性など
各たまごと料理の「相性」とか
親近感や安心感など
別の必要な「たまご価値」が
あります。
ようは、
「おんなじランキングに入らない」
のが大事なんじゃないでしょうか。
あなたのお店が魅力ランキング一位になるたった一つの方法は、
「一位になるランキング」をえらぶことですよね。
上記の知事さんも、
「最下位でしたが、どんな気持ちですか?」
って言ってきた記者に、不満を言うんじゃなくて
「でもあなた、魅力度一位の北海道に住んでないでしょう?なぜです?」
「生活の魅力では一位なんで、べつにいーんです。」
って言うべきだったんじゃないですかね。
『現在は、過去が産んだ卵であり、その殻の中に未来がある。』
(ゾラ・ニール・ハーストン:米国作家)
ぜひ未来の価値ランキング一位を!
あなたのお店でお選びくださいませ~。
ご繁盛をお祈りいたしております。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。