こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
皆さんは「たまごかけごはん」に、どんな字を当てますか?
「たまご」「かけ」「ごはん」
3単語の組み合わせ
ひらがなだと8文字ですが
卵かけご飯
玉子かけ御飯
たまごかけご飯
いくつかの組み合わせがあります。
大辞泉(小学館)で調べると、
たまごかけ‐ごはん
【卵掛け御飯】
『とき卵をご飯の上にかけて混ぜたもの。』
となっています。
まさかの「かけ」漢字。
ちょっと意外でした。
漢字4字+ひらがな1ですから
なんだか硬いイメージですね。
でもあんまり
『卵 “掛け” 御飯』なんて使われてるの
見た事ないですね。
ぼくは
たまご料理には
柔らかいイメージが合う
と思ってますので
「たまごかけごはん」
と全てひらがなで書く
ことにしています。
話は少し変わりますが、
上記の辞書・語句の意味では
「溶き卵をかける」という説明なんですね。
たまごかけごはんの食べ方は大別すると
・小鉢で溶いて
御飯にかける派と
・直接ごはんの上に
パカッと割り込む派
に分かれています。
アンケート取ってみた事もあるのですが、
だいたい半々くらい。
僕は黄身の食感と白身のとろみ
それぞれが好きなので、
あつあつごはんの上に
直接卵を割り込みます。
以前は溶き卵を掛ける派でした。
もちろんどっちが正式ということは
ありません。
ですが、
『辞書』的に言うと「溶き卵」が正式なんでしょうか!?
興味深いです。
ちなみに江戸時代の記録、忠臣蔵討ち入り直前に赤穂浪士が食べた「たまごかけごはん」の記録だと、よそったごはんに直接卵を割り込んで食べたとのことですので歴史的には「割り込み派」が先だったのかもしれません。
「掛ける」の意味は
「水や粉などを、物の上に注いだり物に打ち当たるようにしたりする。」
ですが、
心に留めておく、
という意味もありますので、
しっかり心に美味しさを刻みながら
堪能するのが卵かけごはん、
いや卵掛け御飯の作法と
いえるのかもしれません。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。