小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

ijin_Rossi_egg201701.jpg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

偉人とたまごのエピソード、

本日はベートーベンが嫉妬した才能、音楽家で美食家ロッシーニさん

この方、自由奔放モーツァルトさんとはまた違うベクトルで好き勝手生きた、

ちょっとうらやましい方です。

イタリア生まれ。

代表作は、

超有名オペラ『ウィリアム・テル』そして『セビリアの理髪師』

現代でも良く聴く機会がある人気作品です。

ショパンさんやベートーベンさんと同時期に活躍された方なのですが、

当時は彼らを上回る人気ぶりだったのだとか。

経歴がなかなか面白くて、

18歳から作曲を始め、わずか数年でヒット作品を連発

24歳で名作『セビリアの理髪師』を書きヨーロッパ中に名前をとどろかせ、

37歳で不動の名作『ウィリアム・テル』を書き大ヒット、

それを最後に、オペラの作曲を辞めちゃいます。

で、

44歳でなんと作曲自体をスッパリ引退

フィレンツェでレストランのオーナーとなって

悠々自適のノンビリ生活を死ぬまで送ったんですね。

ロッシーニさんはとにかく食べるのが大っ好きだったそうで、

美味しくって好きなものを食べ続けた、

晩年まで美食三昧の毎日だったとか。

しかもモーツァルトさんのように早死にしたわけじゃなく、

享年は76歳、

当時としてはかなり長生きしたんですねー。

うーん、食いしん坊の私としては、とてもとてもうらやましい!

 

◆絶品!ロッシーニ風オムレツ
さて、美食家でレストランオーナーですから、

ロッシーニさんはいくつものレシピを考案しました。

フランス料理に「ロッシーニ風」と呼ばれるものがありまして、

代表的なのは「ロッシーニ風オムレツ」

トリュフフォアグラをふんだんに使ったオムレツのレシピです。

rossi_egg201701_1.jpg

他にも「ロッシーニ風ステーキ」など、

この2つの贅沢食材をたっぷりつかった料理をいくつも考案しています。

特にたまごメニューはたくさんありまして、

ロッシーニ風目玉焼きロッシーニ風スクランブルエッグなどなど、

どれも絶品です。

rossi_egg201701_2.jpg

トリュフとフォアグラっていうと、

キャビアと合わせ「世界三大珍味」と呼ばれる高級食材の内の2つですよ!

まさに「ザ・美食」というカンジですねェ。

※ちなみにトリュフはたまご料理とめちゃくちゃ相性が良くって、

その香りを利用した技法がいくつもあります。

オムレツは家庭料理としても美味しいですが、

こんな贅沢高級オムレツだったら、

やっぱり有名レストラン一流シェフのスゴ腕で堪能したいですね!

 

ちょっぴり太めだけど男前でモテモテ、

音楽家で美食家、

話も面白く料理の腕前も一流

そんなロッシーニさんの作品は、

当時のオペラ作家としては珍しく、

悲劇作品の少ない明るいものばかりなのだそうです。

きっと陽気な人だったんでしょうねー。

ドイツの有名音楽家ワーグナーさんは若いころから

「ロッシーニみたいになりたい!」

と彼を目標にして頑張ったそうですが、

その気持ち、なんとなくわかりますね^^

あ、それと、

ロッシーニ風料理は

ご想像の通りカロリーもなかなかスゴイので、

めちゃめちゃ美味しいからといって

ロッシーニさんのマネをしてしょっちゅう食べていたら、

体形がタイヘンなことになっちゃうかもしれませんのでご注意を。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:超たまご好きだったモーツアルト – たまごのソムリエ面白コラム

(関連:鉄の宰相、ビスマルクの目玉焼き愛 【ビスマルク風料理】 – たまごのソムリエ面白コラム

ootorisama.jpg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

毎年新年には「干支とたまご」についてコラムを書くのですが、

今年はなにせ酉年、トリとたまごについて書いても普段通りなので、今回はニワトリさんと神様について書きます^^

もともと日本神話では、「ニワトリは神の使い」とされていました。

「古事記」「日本書紀」には、

太陽の神様、天照大神(あまてらすおおみのかみ)が天岩戸(あまのいわと)に隠れてしまい世の中が闇に包まれてしまった際、

八百万の神さまが額を集めて話し合った結果、知恵の神オモイカネさんの案で「常世の長鳴鳥(とこよのながなきどり)」ことニワトリさんを一列にならべさせ、その長い美声で天照さまを誘い出そうとしたと記されています。

以前も書きましたが、そもそも神社の『鳥居』は神の使いたる「ニワトリさんの止まり木」なんですねー。

この逸話もあり、天照大神さまを祀る「伊勢神宮」では

ニワトリさんは『神鶏』と呼ばれ内宮境内に放たれています。

isejingu.jpg

さてそんなニワトリさんを、

鳥居だけじゃなく『御神体』、

つまり神さまとして祀る神社もたくさんあります。

山形県にある「荷渡(にわたり)神社」

福岡県にある「鶏石神社」

和歌山県にある「闘鶏神社」

などが有名ですね。

また、

ニワトリさん自身は、

干支としてじゃなくっても

一年の最初に鳴く動物

ということで、

新年に縁起の良い動物とも言われています。

古代中国に始まり日本でも、

地域によっては、毎年の風習として鶏肉や卵料理を正月に食べる所もあるんですね。

たまご料理はチオニンやコリンといった肝機能を向上させる成分がたっぷりあります。 一年の景気づけと、新年会などの体調をいたわるためにも、正月明けにはちょいとたまご料理・鶏肉料理を召し上がってみてはいかがでしょうか。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:『山盛りの卵を食べつくせ!』と責められる、神社の儀式がある – たまごのソムリエ面白コラム

(関連:源氏と平家の運命を分けた「闘鶏占い」 – たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , 鶏さん・鳥さんのコト 2017年01月6日

shinnentori20170101.jpg

あけましておめでとうございます!たまごのソムリエ・こばやしです。

旧年中お世話になった皆さま、当社のたまごを応援してくださった皆さま、本当にありがとうございます。

さて、今年はトリ年ですね!

いやー、12年前もそうでしたが

なんというかたまご屋としては、

我々の年が来た!

くらいのワクワク感があります(笑)

さて、トリ年の漢字は「酉年」です。

この「酉」の字、

もともとの語源は「酒」でした。

転じて「酉」には、

作物が収穫され熟す、そんな意味があります。

ですので、

僕たちも今年は、

皆さまからいただいた学びをきちんと高め成熟させ、

さらに良いものとしてお返しする、向上の年にします!

風水では『商売にとても縁起の良い』と言われるトリ年、

どうぞ本年もよろしくお願いします^^

(関連:ヒツジ年は「味」の年だった!-たまごのソムリエ面白コラム

(関連:ウマ年と卵の話 – たまごのソムリエ面白コラム

(関連:巳年と目玉焼きとサイコロの不思議な関係 – たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2017年01月2日

tikaitamagokoto201612.jpg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

たまごのことわざシリーズ第43弾です。今回はデンマークから。

<卵と誓いはすぐに壊れる (Eggs and oaths are easily broken.)

ゼッタイ守るぞ、と決めてもなかなか続かないのが人情です。

やっぱりねェ。

そんなリアクションを、たまごに例えたことわざですね。

そういえば、

8兆5000億円の資産を一代で築いたビルゲイツさんが言っています。

『人間とは、「こうなりたい」という情熱をかたむけること、

たとえば「起業するぞ!」となってから、

9割の人が5時間ほどで投げ出してしまう。』

・・・のだそうです。

10%しか、続けない。

なるほど、そういうものかもしれません。

じゃあ、そうならない為に、どうしたらよいでしょうか?

コロンブスのたまご、というエピソードをご存知でしょうか。

「新大陸を探すなんて、卵を立てるようなもんだ。ムリムリ。」

そういわれたコロンブスは、

たまごのお尻にコン!とヒビを入れてから立てました。

できっこない。

続かない。

そんなコトでも、「知恵と工夫」で案外どうにかなるもんです。

立たない卵も凹ませたら立ちます。

すぐ割れちゃう生卵だって、

茹でれば中身は出てきませんし、

凍らせたら、ビクともしなくなります。

ようするに、

「状況を変える一工夫をどう探すのか」が大事なんじゃないでしょうか。

たとえば、心理学的には、

『できるだけ多くの人前で宣言するほど、続ける意思を強く持てる』

のだそうです。

誰かに自分の夢、誓いを語ること、

それも、多くの人に語ってみることで、

実現へと導きやすくなるんですね。

それこそ『凍った頑丈なたまご』のように、です。^^

一年の計は元旦にあり。

年明けより一年続く決意、ぜひいろんな工夫と共に考えてみてくださいませ。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2016年12月30日

magic201612_5.jpg

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

先日クリスマスのイベントとして、

徳島市にあります佐古児童館さんにてマジックショウをしてきました^^

magic201612_1.jpg

テレビじゃなくって目の前で見られるマジックショウの醍醐味は、

やっぱり参加して一緒に不思議体験することなんです。

今回も、どちらかというと、体験型・みんなで!というマジックばかりで

行ってみました。

magic201612_3.jpg

モチロンたまごマジックも少々やりましたが^^

特にお父さん、お母さん方にも多数お手伝いいただきまして、

単なる付き添いじゃなくって、ひと時を楽しんでいただけたら、と思っております。

ご参加・ご協力くださったみなさま、ありがとうございました!

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること , マジック 2016年12月28日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

そういえば、秋ごろ少し話題になっていた、

タカラトミーの新発売おもちゃ「生まれて!ウーモ」

前評判にたがわず大人気、品薄となっているようです。

uoomokiji2016.jpg

これは、箱を開けて、中に入っている『謎のたまご』を手に取ると光ったり、

コンコンとノックすると中からノックを返してくれたり、笑ったり、

たまごがいろんなリアクションを返してくれます。

さらに、このたまごをナデナデし続けると、

中からくちばしでつついて、なんと殻を自分で割り

カワイイ謎の生物(鳥?)が出てくるんですね。

おお・・・!すごい。

すごく面白そうですね。

残念ながら早々に売り切れとなった売り場が多いようで、

クリスマスプレゼントに向けて真ん中ストライクのようです。

(タカラトミーのサイトには「品薄でゴメンナサイ」の告知がでています)

品切れで話題となったもう一つのおもちゃといえば、「ミニファミコン」

どちらも、親子で楽しめそうなところが魅力な気がしますねー。

なんにせよ、

生命の源である「卵」の役割について考えるきっかけとなるおもちゃがヒットしていること、たまご屋としてちょっとうれしく感じます。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます^^

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2016年12月23日