小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

年始恒例「干支とたまご鶏」のコラムです。

今年は戌(いぬ)。

干支では申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)、と順番になっていますが、これいろんな意味があるんですね。

いわゆる「干支決めの競争」を神さまが開催し、その順番で干支が決まった、…という物語はアジア各地にあります。

その中で共通している部分のお話として、

猿と犬はご存知「犬猿の仲」、

とにかく喧嘩ばっかりしているので鶏さんはその仲裁のために二匹の間に入って一緒にゴールした。

なので、猿-鶏-犬、となっているのだとか。

鶏さん、なんとなく世話焼きの学級長タイプのイメージですねぇ。

ちなみに干支は“方角”とも密接に絡むのですが、

申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)の方角は「鬼門」、

悪しきものに対抗する方角なのです。

桃太郎で鬼退治のお供をするのが犬猿鳥(キジ)なのも、このためなんですね。

「鳥って戦力としては弱いよなあ…」

小さいころはそんな風に思っていましたが、

なかなかどうして考え抜かれたお供のチョイスだったようです。

こばやしは昨年が厄年だったのですが、悪しきものを祓うニワトリさんのおかげか、なんの問題も無く無事一年を過ごすことができました。

今年の後厄は、犬パワーでなんとかしてもらいましょう!(笑)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:さるかに合戦、クリじゃなくて卵が仲間だった! – たまごのソムリエ面白コラム

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カテゴリー | ソムリエ日記 , おいしさ雑学 2018年01月7日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

あけましておめでとうございます!

旧年中は、いろんな方に助けていただいた一年でした!

本当に感謝です。

本年の干支「戌(いぬ)」の字の語源は 「戈(ほこ)」

「作物を刈り取って締めくくる」という意味 が元になった言葉だとか。

僕たちもこの一年、

理念とする「美味しさと健康」 の言葉をもとに、

皆さまからいただくご要望を『美味しさ』や 『ご繁盛提供』につながる収穫、“成果”に纏めお届けできますよう、精進致します!

本年のみなさまの更なるご成幸を お祈りいたしております。^^

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2018年01月4日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

NHK大河ドラマ、次回は「西郷どん」ですね。

以前ご紹介しました、愛犬にたまごかけ御飯を食べさせるエピソードが見られるのか、とても楽しみです。

タイトルの読み方は「せごどん」ですが、変換のため

「さいごうどん」

と打ってみたら、

「最後うどん」

となってちょっと面白かったです。

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さて、我が四国徳島は、ご存知の通りお隣が香川県です。

香川では、年越しにうどんを食べる人も少なくなく、

年越しそばのゲン担ぎ「細く長く」から、

「太くて長い方がもっと良いよね!」

というなかなか欲張りなお願いが込めているみたいなのですね。

全国でも、その点で面白がって年越しにうどんを食べる方、すなわち「最後うどん」で年末を締める方が増えているのだとか。

また、年越しうどん、そばには、

たまごの具がゲン担ぎには最適です。

「金色」が、黄金や金運に繋がるので、

縁起がいいとされているんですね。

年越し“月見”そばでも良いですが、

その意味では

たまご焼きの薄切りや、伊達巻きの方がもっと金色、金運っぽいかもしれませんねー。

ぜひ、大みそかのゲン担ぎに、

ちょっとひと手間来年の金運を祈って、お試しくださいませ。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , おいしさ雑学 2017年12月26日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

たまごのことわざシリーズ第59弾です。今回はデンマークから。

<賢い鶏でさえ、時々イラクサの中で卵を産んでしまう> Even clever hens sometimes lay their eggs among nettles.

日本で言うならば、「河童の川流れ」「猿も木から落ちる」でしょうか。

イラクサとは、葉や茎にチクチクする毛みたいな棘がいっぱいついている植物。

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なるほど、こんなところで卵を産んじゃったら、後が大変です。

 

◆ニワトリさんは賢いんです。
このことわざのちょっと興味深いのは、

「ニワトリさんが賢い」の代表なこと。

ニワトリさんは、日本でこそ

「三歩あるいたら忘れる」

なんて言われて

バカの代名詞あつかいですが、実は賢いんですね。

数もカラスと同じで「5」まで数えられますし、

何よりこのことわざで言われているように

自分で「判断」して、

かならず「安全なところ」に落ち着いてから卵を産みます。

私達のお届けするたまご、放し飼い農場では、

広い農場でどうやって毎日の卵を集めるのかというと、

「安全な巣箱」を作ってやるんですね。

そうすると、

ニワトリさんが「ここは安全だな。」と判断すると、

毎朝そこで必ず卵を産むのです。

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そして、飼育する人の顔だって、覚えてくれます。

いつもエサやりをしている人を覚えて、寄ってくるんですね。

 

◆賢いお前なのに…という伝え方
もう一つ。

「賢いのに…」という伝え方に、人と接する秘訣があります。

知人のK社長さんがおっしゃっていたのですが、

部下を叱る時には

「お前らしくないな。」

と伝えることが大事なんだそうです。

なるほど、叱る中にも、相手を尊重する気持ちが込められていますね。

認め合う関係だからこそ、厳しい言葉も伝わるわけです。

あなたの息子さん、部下が「イラクサにたまごを産むような」失敗をしたときに、「バカだな」、なんて言っちゃダメですよ!?

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2017年12月19日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

いよいよ冬到来、

風邪の心配をする時期になりました。

日本でカゼをひいたときの「おばあちゃんの知恵」っていうと、

「梅干し」と「生姜湯」でしょうか。あと「たまご酒」ですね!

所変わってイスラエルでは、

カゼ、そして万病に効くとも言われる

イスラエル版おばあちゃんの知恵、

「ユダヤ人のペニシリン」

とまで呼ばれる家庭料理をご存知でしょうか?

コレ、「チキンスープ」のことなんです。

具体的には骨付き鶏肉にセロリや玉ねぎ・ニンジンなどの野菜と一緒に煮込んだもので、滋味があってとっても美味しい、心まで温まるような料理です。

あまりのチキンスープ好きなイスラエル国民に対するジョークまであって、

「ユダヤ人は、病気になった鶏にも(別の鶏をつぶして)チキンスープを飲ませる」

「ユダヤ人が飼っている鶏をつぶすのは、自分が病気になった時か、鶏が病気になったときだけ。」

なんて言われるくらい。

それくらい、カゼや体調不良には「チキンスープ」なんですね。

じっさい、鶏肉には体に必要なアミノ酸が豊富に入っており、野菜などのビタミンと共に効率よく摂取することで、炎症を抑え風邪の症状を緩和する、ということが医学研究からも報告されているんです。

◆たまごも沢山食べるイスラエル

また、イスラエルは少し前まで日本と同じく、世界1、2を争う卵消費国でした。今は統計を発表していませんのでランキングには入ってきていませんが、依然として「たまご大好きの国」であることには違いありません。

シャクシューカと言われる料理など、魅力的なたまご料理もたくさんあるんですよね。

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◆イスラエル大使館がチキンスープのレシピを紹介中!
有名レシピサイト、クックパッドに、実はイスラエル大使館の方がチキンスープのレシピを紹介しているんですね。(参照:下記写真はリンク先より)

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作り方はとてもシンプルで、

骨付き肉好きなだけと、大き目に切ったニンジン・セロリ・玉ねぎ・ズッキーニに、ニンニクのかけらを入れ、水で煮込むだけ。味付けは塩だけというシンプルなのですが、旨みたっぷりで美味しいんです。

ぜひお試しあれ!

カテゴリー | ソムリエ日記 , 鶏さん・鳥さんのコト 2017年12月16日

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こんにちは!たまごのソムリエ、こばやしです。

来春入社予定のAさんから先日、「えぞりすは冬眠しない」という話を教えてもらいました。

エサを貯めておく習慣があるから冬眠の必要がないそうです。

そういえば、ニワトリさんも冬眠しません。

というか、 鳥類はすべて冬眠しないんですね。

考えてみたら不思議ですね。

コレなぜかというと、

「空を飛ぶために、食いだめできない体質になっているから。」

なんです。

たくさん食べて重くなると飛べなくなっちゃうから、というわけですね。

なるほど。 うまく飛べなくなってリスクを増やすより、渡り鳥のように温かい所へ移動するほうが、たしかに合理的で強みを活かしてますよねー。

だったら、飛ばないニワトリさんやダチョウは冬眠できても良い・・・のかもしれませんが、まだそこまでの進化にはいたっていないようです。

ですので、

「冬眠」ってのはそもそも、

『体温を下げて生命活動を休止させる』ことですが、

ニワトリさんは逆に冬でもめちゃくちゃ温かい、ってことなのです。

以前書きましたが、

60年ほど前、

イギリスは「核地雷」という『地面に埋める核兵器』を開発していました。

その際、地面が凍り付くくらい寒い冬でも使えるように、

「爆弾の内部で暖かいニワトリさんを飼っておく」

…というなかなかメチャクチャな仕組みを組み込んでいたんですね!

それくらいニワトリさんは温かいんですねー。

人間よりも高い体温で、

ホカホカふわふわ

産みたてのたまごもホカホカです。

皆さまもお風邪など召されませんように、温かくお過ごしくださいね。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:ニワトリを使った核兵器があった【ニワトリ稼働式核地雷】 – たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , 鶏さん・鳥さんのコト 2017年12月5日