小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

以前も書きましたが、3月3日ひな祭りの日は、平安時代から宮中で続く「闘鶏占いの日」なんですね。

源氏と平家の運命を分けた「闘鶏占い」 – たまごのソムリエ面白コラム

「鶏合(とりあわせ)」と言って、闘鶏によって五穀豊穣をお祈りして今年を占う神事の日であります。

もともと神道とニワトリさんは関係が深く、鳥居はそもそも「神に仕えるニワトリの止まり木」と言われています。

また、和歌山県の「闘鶏神社」、山形県の「荷渡(にわたり)神社」のように、そのものズバリ、ニワトリさんを祀った神社も全国にあるんですね。 神事にたまごを使う埼玉県の鷲宮神社のようなところもあります。

「ひな祭りは運気をリセットしてUPさせる日」だという専門家の方もいらっしゃいまして、そのためにも五行説でいう「金運と相性の良い十二支」である酉と丑、すなわち鶏肉や牛肉を食べると良い日なんだとか!?

今年を占うニワトリさんの日、ということをチョット思い出していただいて、ひな祭りの日には、ぜひ鶏肉料理をめしあがってみてはいかがでしょうか!?

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 鶏さん・鳥さんのコト 2016年03月1日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

徳島新聞にてのシリーズ連載「決断あのとき」という特集で、当社のご紹介をいただきました。

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「料理別専用たまご」として、料理のプロのみなさま、お客さまと一緒に追求してこれたこと、ご丁寧に紹介してくださったこと、とてもうれしく感じております^^

またまた頑張って、良き商品をお届けしてまいります!ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 取材・掲載・ご紹介 2016年02月26日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

真田丸、面白いですねー!毎週楽しみに見ています。

戦国時代ですから、防衛のために「城」を築くエピソードが結構でてきます。

さて、世界にはなんと!たまごを使って建てられた城があるんです!

ひとつは、アフリカ大陸の東、マダガスカルにある『アンブヒマンガの丘の王領地』。

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二重の城壁と掘で囲まれ7つの門が設置された王宮なのですが、現存しているその城壁が卵白で石を固めて造られたものなんです。 つくられたのは238年前

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なんと1600万個のたまごを使って建てられているのだとか。すごいですね。

もうひとつは、フィリピン・セブ島にある『サンペドロ城塞』。

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1738年にこの島を占領したスペイン人がムスリム侵攻を防ぐために建てたもので、税金がわりに住民が持ち寄った鶏卵を“接着剤”として岩を固め建造したと言われています。

 

こちらは278年前

どちらも2百年をゆうに超える長い年月を耐えており、今なお強固な建築物となっています。

◆なぜ卵をつかうの・・・!?◆

これは、ようするに「セメント」なんですね。 石灰石や粘度と卵白がまざることで、乾くと強くて固いつながりをもつ接着剤になります。

実は現在でも卵を使った最新のセメント建築技術が生まれておりまして、つい先月にも大成建設が「このたび『卵白から作製した生分解性セメント固化剤』を開発した」という発表をだしています。 作業性良好で低コストなんだととか。

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マダガスカルとフィリピン

距離にして約9千キロ、

直行便の飛行機でも15時間かかる、

遠く離れた2つの国で、現代でも用いられている高度な建築技術が使われているとは、なんだか驚きですねー。

しかもそれが卵!なんですよ^^

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2016年02月23日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

温かい料理がうれしい季節ですが、

「冷めた玉子料理」は、お弁当などいろんな面で活躍の場がある、美味しさを求められるシーンもわりかしある料理であったりします。

本日は、冷めても美味しいスクランブルエッグ・いりたまごのコツを少しご紹介します。

まず第一のコツは、「マヨネーズ」

卵2個に対してマヨネーズ大さじ1を入れるだけで、冷めてもふんわりと柔らかくて美味しいスクランブルエッグになります。

第二のコツは、「ちょっと砂糖を足す」

冷めた料理は特に「甘み」を感じにくくなりますので、いつもよりすこーし甘めの味付けにする、これだけでちょうど良い味になります。

また、砂糖によって卵タンパク質の熱変性が抑えられるため、黄身の固まる温度が高くなり、ふんわーりした食感をコントロールしやすくなるというメリットもあります。

ぜひお試しくださいませ^^

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:お弁当の玉子焼きを美味しくつくる、3つのコツ – たまごのソムリエ面白コラム

(関連:たまご焼きはなぜ甘いか?(お砂糖の意外な効果) – たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2016年02月13日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

ゆでたまごがロデオしているこの画像は、ドイツの調味料メーカーが販売する激辛マスタードの広告。

「あなたの料理がロックンロールする!」とキャッチコピーが付いています。

どんな料理でも、このマスタード『Löwensenf』を付けるだけで、ロックンロールしているような刺激的な味になるよ!という事ですね。

ちなみに、おなじ広告シリーズとしてソーセージ、ミートボールがありまして、観客席にダイブしたり、ギターを叩き壊したりまさにロックしている面白広告となっています。

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うーん、いいですねェ。

辛いもの好きの自分としては、ゼヒたまごに付けて食べてみたい・・・・・・!

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2016年01月30日

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こんにちは。たまごのソムリエ・こばやしです。

たまご鶏のことわざ第33弾、今回は中国から。

<斗酒隻鶏(としゅせきけい)>

直訳すると、一斗の酒と一羽の鶏

と言う意味ですが、

 

これは古く中国では

死者を弔う際に用意されたもので、

転じて『亡き人へ哀悼をし、しみじみ想う

という意味になります。

 

友人を亡くし、斗酒隻鶏の想いに暮れています。』…なんて風に使います。

この言葉は、以前紹介した故事成語の“鶏肋(けいろく)”と同じく、

三国志の英雄・曹操さんが由来となっているんです。


むかしむかし、

橋玄(きょうげん)さんという方がおりました。

 

将軍にまでなったすごくエライ方でして、

まだ無名だった曹操さんに会い

こんなスゴイ人物は天下に見たことが無い。 きっと乱世の英雄となるだろう。 老いたワシの妻子を託したいくらいだ。

・・・とたいそう高く評価し、

曹操さんが世に知れ渡るきっかけを作ったというエピソードがある方です。

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この『斗酒隻鶏(としゅせきけい)』の言葉は、

曹操さんが将となったのち、

亡くなられた橋玄さんのお墓を、

大礼を尽くし祀った際に捧げた一文です。

 

この橋玄さん、

豪胆な性格だけれども

下位の者には決して威張らず

いつもへりくだった態度で接し、

 

橋玄さんの地位を利用して出世した一族の者は

一人もいなかった、

と言われる清廉な方でした。

 

そんな方が

『曹操はスゴイやつだぞ。』

と周りに伝えていたわけですから、

そりゃぁ評判にもなるってものでしょう。

 

出世した曹操さんが

その恩をずっと忘れずにいたことも、良い話ですね。

 

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2016年01月27日