小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

朝の定番メニュー、ハムエッグ。

ハムを焼いて、たまごを上に割ったら…ハムとズレてしまった!

なんてことありませんでしょうか。

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特に、家族の分いくつもいっしょに作るとき。

ハムの上からツルン!

と卵がうごいてしまって、となりのたまごとくっついてしまう(??;)

火が通ったあと

どこで切ったらいいの・・・!?

私も昔はイラっとしてました(笑)

さて、

ほんのちょっとしたコツで、ズレてしまわずに美味しいハムエッグが作れます。

それは、

ハムを二つに切っておくこと。

これだけです。

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このようにふたつにカットして、

フライパン中心部を起点にしてパックマンのように置きます。

これだけで、

となりの目玉の方にツルンといくことも無いですし、

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火が通ればキレイなハムエッグになります。

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ちなみに、

一食だけ作る際には

四つに切ってこんな風に置きなおすだけで、

見た目にもきれいな目玉焼きになります。

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あと、

ブログ用に包丁でキレイにハムを切ってありますが、

べつに火が通れば切り口は見えません。

めんどくさいので普段は手でふたつにちぎっています(笑)

ちょっとしたコツですが、朝食の見た目がステキになって、

家族の笑顔もより増えると良いですねー。

ぜひお試しあれ!

ここまでお読みくださって、ありがとうございます^^

カテゴリー | ソムリエ日記 , 料理別・たまごのこだわり , 目玉焼き 2016年08月23日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

たまご鶏のことわざ第38弾、今回は中国から。

<鶏に嫁入りしたら鶏に従いなさい(嫁鶏随鶏・かけいずいけい)>

結婚したら、夫が良くても悪くても一生つき従いなさい。 そういうことわざです。“嫁鶏随鶏”のあとに“嫁狐随狐”と続く言い回しもありまして、とにかく鶏さんだろうが狐だろうが、一緒になったら共にすごしましょう、ということを言っているんですね。

人間は長所半分・短所半分、

ゾウだろうがワニだろうが、じっっくり生活してみれば、腹の立つところも良いところも、誰にだって両方あるってわけです。 「ああ、なんで自分はこんなダンナと・・・」なんて嘆くよりも、良いところを探して褒めて伸ばす、そういう人生もまた悪くないんじゃないでしょうか?

あとこのコトワザ、少々“男尊女卑”な言い回しにも感じますが、儒教が関係しているのかもしれません。

前回のことわざと発想が逆になっていまして、何というか西洋東洋の考えの違いを垣間見たようで、ちょっと面白いです。(参照:奥さまは口うるさく言うべき!?【たまご鶏のことわざ36】

ただし、実際のトコロ、中国出身である知人たちを見てますと、私の知る限り、たいへん奥さまが強い家庭となっております^^;

“嫁鶏随鶏”というより、“鶏随鶏”、むしろ夫が奥様につき従っているようなイメージですねぇ。

いやまァ昨今の日本でも、わりとそんなカンジかもしれませんが・・・。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます^^

関連:たまごのソムリエコラム・・・たまご・鶏さんのことわざシリーズ一覧

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2016年08月19日

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「決してマネしてはいけません」という科学マンガを読んでいたら、

コロンブスが持ち帰り蔓延した病気「梅毒」の対策として、

ひよこを患部につける』という治療が近代までヨーロッパにあった、という話がありました。

ひよこって・・・・・・

なぜなんでしょうか!?

ふわふわでカワイイですし、気持ち的にはかなり癒されるのはマチガイないですが^^;

動物と触れ合う事でメンタル疾患を治療しようというアニマルセラピーなどもありますが、ウィルス性の病気をなおすわけじゃないですしねー。

18世紀に生まれた近代医学は、

梅毒だけでなく天然痘や敗血症などに対して

「これでいいんじゃないの。」

……とされていた多くのナゾ治療、

これらを否定することから、

その足掛かりが生まれてきたんですね。

まぁ、

死ぬ病気にかかって

「ひよこを押し付けてくださいねー。」

なんて処方されたら、納得できないですよね^^;

 

◆たまごと鶏肉は病気に超効果アリ!
梅毒は治りませんが、アレルギーに関しては『動物とのふれあいが有効』という研究報告があります。

英国の研究ですが、

2歳までの乳幼児では、家に動物を飼っているとアレルギーの発症率が極端にすくなくなるのだとか。

では鶏さんと触れる機会の多いボクたちは・・・!?

うーん、調べてみる価値はあるかもしれませんね^^

ちなみに鶏肉と卵は、どちらも「うつ病」対策にとても有効です。

鶏肉に含まれるフェニルアラニンなどのアミノ酸、むね肉に特に多い「イミダゾールペプチド」などが、非常に効果が高いんですね。

また卵にたっぷり含まれる良質のアミノ酸、とくに「トリプトファン」が幸せホルモンと呼ばれるセロトニンをどんどん作ってくれる源になります。

疲労回復にも効果がありますので、

夏バテ気味の方、ぜひムネ肉とたまご料理、試してみてくださいませ^^

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの健康情報(研究など) 2016年08月16日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

四国徳島の本日は、阿波踊り最終日です。

最後まで大盛り上がりですよー♪

リオ五輪も盛り上がっていますね。

我が息子に

「オリンピックは開催国が種目を追加できるんやで。」

と言ったところ、

「じゃあ、“阿波踊り”を追加すれば日本ゼッタイ金メダルだね!」

と返されました。

アイススケートみたいに、

世界中のトップアスリートが阿波踊り。

うーん、

観てみたい!

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2016年08月15日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

リオ五輪、朝起きたら日本6個もメダルを取っていてビックリです。

さて、「トマトのたまご炒めが現れた!」

と、オリンピック開会前に中国の新聞で話題となっていたものがあります。

それは、中国五輪代表の公式ウェア。

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これは中国の国旗「五星紅旗」がモチーフになっていまして、赤と黄を基調としたなかなかカッコイイデザイン。

北京五輪→ロンドン五輪ときて今回のリオで3度目!の恒例ウェアとなり、

中国のネットでは親しみを込めて「トマトのたまご炒め」と呼ばれているようです。

中国新聞網では「トマトの卵炒めがみたび現れた」のタイトルで記事となっています。(参照:http://www.recordchina.co.jp/a140273.html)

まぁ、ようするに「赤と黄色」って事なのですが、両方とも膨張色で元気が出るカラーですから、オリンピックの舞台には実に理にかなった色づかいと言えます。

 

◆夏の健康最強タッグ!たまごとトマト!
さて、この「トマトのたまご炒め」は、

中国では定番の家庭料理。

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たまごのまろやかな風味とトマトのさっぱりとした酸味があいまって、

とっても美味なんですねー。

私も大好きな玉子料理です!

中国における庶民度で言うと、

日本でいうなら「カレー」くらいのメジャーな位置づけなんです。

そして、

このトマトと卵の組み合わせ、

健康面から見ても非常に理にかなっています。

体を冷ます夏野菜トマトは、

クエン酸を多く含み、疲労回復に効果があります。
ビタミンA、ビタミンCなどに加えて、肌の保湿性を上げる赤色色素「リコピン」も多量に含みます。
バテやすいこれからの季節にピッタリの食材です。
一方たまごも、多量に含むアミノ酸が体の新陳代謝を促し、夏バテ対策には効果があります。

クエン酸を多く含み、疲労回復に効果抜群!

ビタミンA、ビタミンCなどに加えて、肌の保湿性を上げる赤色色素「リコピン」も多量に含み、バテやすいこれからの季節にピッタリの食材です。

一方たまごも、多量に含むアミノ酸が体の新陳代謝を促し、

夏バテ対策には効果があります。

さらにさらに、近年の研究では、
卵とトマトを一緒に摂る事で、トマトのカロチノイド栄養素吸収量が5倍になる、という研究報告も出ています。
(参照:たまごとサラダでビタミン吸収がめっちゃ良くなる!【米国研究】 – たまごのソムリエ面白コラム
たまごとトマトは夏の最強タッグなんですねー。
ぜひ、ご家庭でお試しくださいませ^^
この最強コンビのパワーを駆る中国、
オリンピックでもその力を発揮されるかも!?
ニッポンも負けていられませんね。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。
カテゴリー | ソムリエ日記 , 食べ物ジョーク・おもしろ 2016年08月12日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

リオ五輪、盛り上がっていますね!

さて、

本日は鶏が大好きな、ブラジルの神さまについてお話します。

ブラジルにはカドンブレーと呼ばれる民間信仰があります。

アフリカの土着宗教がもとで、アメリカ大陸に奴隷として連れてこられた際にカトリック信仰と混ざり、さらに南米インディオの精霊信仰と結びついて発展した独特の宗教です。

『アフリカ + 欧州 + 南米』という、大航海時代の歴史が産んだ比較的新しい宗教なんですね。

さて、このカドンブレー信仰、

日本と同じく多神教で、

たくさんの神様がいらっしゃいます。

そして、面白いことに主要神のみなさんに供物が決まっていまして、

ようするにそれぞれ好きなものがちゃんとあるんですね。

そして、みなさん鶏が非常に好物だったりするようです。

ちょっと書き出してみますと、

運命の神 エシュ ・・・この世とあの世をつなぐ神様。
_________供物:赤と黒の鶏
癒しと病の神 オモル ・・・供物:ポップコーン、雄鶏
鉄の神 オグン ・・・供物:雄鶏、ヤムイモ、トウモロコシ
雷の神 シャンゴ ・・・怒りっぽくてオシャレ。
_________供物:
雄鶏、雄牛、雄羊、海老、亀、オクラ
風と雨の女神 イアンサン ・・・供物:、エビ、オクラ、羊
海の女神 イエマンジャ ・・・供物:白い花、香水、石鹸、アヒル、
川の女神 オシュン ・・・富と美、出産をつかさどる。 
__________供物:黄色い花、
たまご料理、山羊、羊

・・・・・・とまあ、『鶏好き』の神様がたっくさんいらっしゃるんですねー。

それもそのはず、

実はブラジルは“鶏肉生産量が世界一”なんです。

しかも生産量の7割近くを国内で消費しながら輸出量も世界一ですから、

ダントツの鶏飼育大国、

もうスンゴイ鶏さん大好き国家なんですねー。

ブラジル人が一年間に食べる鶏肉はなんと48kg!

日本人は17kgですから、3倍以上です。(2012年)

あのブラジル人のみなさんの、情熱はニワトリから来ているのかもしれませんね!

そして面白いことに、

ブラジル国内採卵養鶏業のうち20%が日系人による経営なんです。

たくさんの日本人の方が戦後に移民され、

苦労して立ち上げをされたそうです。

たまごに関しては消費量世界トップクラス、

鶏卵大国日本の面目躍如でしょうか。

リオ五輪もまだまだこれから、

ニッポンがんばれ!ブラジル盛り上がれ!

で神様にお祈りいたします^^

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:ブラジルはニワトリ大国 – たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの歴史・文学・文化学 2016年08月9日