小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

徳島県の中心部から山奥へ2時間、

標高400m高地にある木屋平村の放し飼い農場は、

遅めの春が過ぎとっても良い気候となっています^^

さて、ニワトリさんが走り回っている山の斜面のさらに上方に、なにやらニョキニョキとたくさん生えているものが・・・・・・

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これは、わらびです!

旬のわらび!

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これがマタうまいんですよねー!

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農場のお母さん、

香川さんが丁寧にあく抜きをしてくださいました。ひゃっほう!

さっそく下味をつけて・・・・・・・・

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刻んでパスタに!

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同じ農場の「木屋平高原放し飼いたまご」と刻んだワラビで固めに茹でたパスタを和え、白だしで味付けをしました。

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ワラビと玉子のふわとろパスタ」の完成です^^

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見た目が悪いのは私のウデの問題ですが、

食感も風味も良くて、超美味しかったです!

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2015年05月2日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

一週間ほど、関西地区の百貨店さまにて催事販売をしておりました^^

沢山の方に興味を持っていただき、そしてお買い上げいただきました事、誠にありがとうございます!

おかげさまで人気商品は連日昼過ぎに完売となっておりまして、本当にありがたい限りです。

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また、「美味しかったのでまた来たよ!」と再度お越しくださるかたが沢山いらっしゃったため最終日前が初日についでの売り上げとなるなど、激励のお言葉と元気をたくさん頂戴する一週間でございました。

さらに良き商品をお届けするために、これからも精進してまいります!

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2015年04月30日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

たまごの出てくる映画名シーン、というコラムを時々書いています。今回はその第五弾&絶品オムレツのコツを書いていきます。

本日ご紹介するのは、サメ恐怖映画の名作「ディープ・ブルー」。

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アルツハイマー研究のため遺伝子操作された人間並みの知能を持つサメたち。 実験中に誤って逃げ出してしまい、そのおそるべき知恵を駆使して基地の人間を襲いはじめる・・・・・・というストーリー。

知名度の高い俳優はサミュエル・L・ジャクソンのみ、しかも真っ先に殺されちゃうものですから、残った登場人物中誰が生き残るのか全く予想できないという、B級の特色を最大限に活かしたスリル満点の映画です。

その中に黒人のコックさんLL・クールJ)が登場するのですが、彼がまた面白いんですね。 単独行動するわ遺言ビデオレターを録画しはじめるわ、つぎつぎと「死亡フラグ」をまき散らしながら進む、ある意味一番ドキドキさせられるキャラクターです

さて、彼が「もうダメかも。」と家族へ向け残すビデオメッセージですが、その内容が面白いことに「カンペキなオムレツの作り方」なんですね。

完璧なオムレツは、卵は3つじゃなくて2つ。シロウトはミルクを入れるけど、これは大きな間違いだよ。

この言葉、まさにオムレツを作るための至言なんです!

◆水でフルフルのオムレツに!
以前ご紹介しましたが、米国鶏卵評議会(American Egg Board)なる全米組織は「オムレツに入れるのはミルクよりも水の方が最適なんだ。」という発表を出しています。

一見ミルクを入れた方が味が濃くなって美味しいオムレツになりそうですが、実際にはミルクを入れるとたんぱく質含量が上がるため焦げやすくなり、熱で固まるのも早くなるため調理タイミングが難しくなります。

また、卵の個数についても3個よりは2個!というのも事実です。ようするに、小さいオムレツほどひっくり返しやすく形づくりやすいんですね。フライパンに対して混ぜた卵液の量が多いことでキチンと形づくれなかったりひっくり返せなくなります。

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もし、「オムレツをうまくひっくり返せない。」という悩みをアナタがお持ちでしたら、ぜひ卵液の量を半分にしてみてください。クルリ!と綺麗に仕上がるかも!?

 

◆世界一のオムレツ料理人のコツも同じ!

 ちなみに米国卵評議会のスポークスマンで「世界一のオムレツ早焼き男」ハワード・エルメル氏によると、完璧なオムレツを作るためのコツは下の3つ。

・オムレツには水、スクランブルエッグにはミルクを入れるべし
・たまご2個に対して水は 大さじ2杯
・プロが使う小さ目のフライパンはNG。10インチくらいの大き目でテフロン加工のヤツを使うべし

まさに、映画「ディープブルー」の黒人コックさんの言葉と同じですねー。名言です。

実際にこの映画放映後「このビデオメッセージのシーンがいちばん心に残っている!」「この映画みてから水を入れるようになったよ!」、という方が沢山いて、わずか10秒ほどのシーンなのに強烈に印象を残しているようです。

ぜひこのオムレツのコツ、そして映画をごらんになってくださいませ!

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:たまごのソムリエ日記 - たまごの名シーン【映画編】の一覧)

カテゴリー | ソムリエ日記 , 料理別・たまごのこだわり , オムレツ 2015年04月16日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

Sea egg(海のたまご)”という生き物がいます。

なんだか分かりますか!?

皆様も良く知ってる美味しい食べ物です。

 実はこれ「ウニ」のことなんです。

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ウニって見た目もトゲトゲで全然たまごっぽくないんですが、どういう由来で「海たまご(sea egg)」の名前がついたのか・・・、とても興味深いです^^; 日本の場合海栗」と書いて「ウニ」と読みますが、こっちの方がそれっぽいと思います。(ちなみに“雲丹”は加工済み食品を指します)

そして、“海のたまご”だけじゃなくて「海の目玉焼き」もいます。

これは“friedegg jerry(フライドエッグジェリー)”といいまして、訳すと「目玉焼きクラゲ」。

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こちらは見ての通り、めちゃめちゃ目玉焼きっぽいです。

では“海のニワトリ”はどうでしょう・・・!?

ふつうに英訳すると「シーチキン」ですが・・・・・・

シーチキンは「はごろもフーズ」の登録商標ずみ商品名。

日本でしか通じません。外国人にシーチキンと言っても「??」という反応です。 海外では“a can of tuna(ツナ缶)”。

ざんねん。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2015年04月13日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

たまご鶏のことわざ26弾、今回はスコットランドから。
<ナイフの背で卵を割れるのに、石を用いる必要は無い>
(Never take a stone to break an egg, when you can do it with the back of your knife.)
『おおげさな方法をとらず、ちゃんとした手段をとりなさい。』というような意味です。以前ご紹介した中国のことわざ、「牛刀割鶏」と同じような意味ですねー。「ナイフの背」=適正な方法、というのは面白い表現ですが、これはおそらく英国風ブレックファストとして世界的に有名な「英国風半熟ゆでたまご」を割るときの事。
正式にはコツコツとナイフで切るようにぐるり“切れ目”を入れるのがマナーですが、それは、『英国風の半熟ゆで玉子』を食べるとき。 エッグスタンドに置いた後、テーブルナイフの横っぱらでパコン!と叩いてやると、上っ側がペチャンコになってキレイに取れるんです。

たまご鶏のことわざ27弾、今回はスコットランドから。

<ナイフの背で卵を割れるのに、石を用いる必要は無い>

(Never take a stone to break an egg, when you can do it with the back of your knife.)

おおげさな方法をとらず、ちゃんとした手段をとりなさい。』というような意味です。以前ご紹介した中国のことわざ、「牛刀割鶏」と同じような意味ですねー。

『ナイフの背 = 妥当な方法』、というのは面白い表現ですが、これはおそらくイングリッシュブレックファストとして世界的に有名な「英国風半熟ゆでたまご」を割るときの事。ゆでたまごを割るのにはナイフを使うのが正式マナーとされているんですね。

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正式にはコツコツとナイフで切るようにぐるり“切れ目”を入れるのがマナーです。

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あまり良くないマナーだけれども、てっとりばやいのは、エッグスタンドに置かれたたまご上面をテーブルナイフの横っぱらでパコン!と叩いてやること。上っ側が平らになってキレイに取れるんですねー。

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だからでしょうか? 海外では、料理中にもナイフでカン!とやって生卵を割る人を時々見かけます。日本ではあんまりやらないので、なんだか新鮮です。

ナイフじゃないですが、こんな動画もあります↓

カッコいい!ここまで来ると「お金が取れるレベル」ですが、ことわざと逆に超大げさですね!言うなれば「ナイフの背で卵を割れるのに“曲芸”を用いる必要は無い」・・・・・・なんて新しいコトワザになりそうです ^^;

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

関連:たまごのソムリエコラム・・・たまご・鶏さんのことわざシリーズ一覧

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2015年04月9日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

エルサレム賞受賞の際に「壁と卵」のスピーチで話題になった村上春樹さん。少し前に期間限定ブログ「村上さんのところ」を始められたのですが、これがまた面白いんです。一月末までに募集されたメールの質問(なんと2週間で3万通も来たそうです!)を、毎日応えられているんですね。

内容は多岐に渡り、「村上さんが一番好きな自分の小説は?」など作品に触れる質問から、「夫が自己啓発セミナーにはまっています」みたいな人生相談や「コロッケをおいしくするコツについて」などどうでも良いような質問まで本当に様々です。

私は徳島県在住ですが、「徳島のすだちをご存じですか」という質問が昨日あってビックリでした。大作家に何を聞いているのですか(笑)

どの質問に対しても軽妙でユーモアがあって考えさせられるさすがの回答となっています。

当ブログは基本たまごの話しかしないのですが、「そういえば村上さんは卵のスピーチをしていたなぁ・・・!」とムリヤリつながりでご紹介でした。

ちなみに村上さんの小説にはいろんな美味しそうな料理が出てきまして、再現レシピ本まで出版されているくらいです。 個人的にはそっちも非常に興味アリです。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(参照:村上さんのところ/村上春樹 期間限定公式サイト

(関連:「たまごを石に投げると・・・」:視点を変えて勝つべし【たまごの諺】 – たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2015年04月7日