小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

ベシエール、という町をご存2知でしょうか?フランス南西部にある人口3000人ほどの小さな町です。 ここには一年に一度、イースターの日(復活祭)に全仏から沢山の人が訪れ、おお賑わいするんですね。

それは、巨大オムレツづくりのイベント。

一度に数千個のたまごを使用した巨大オムレツで、プールかよ!とツッコみたくなるくらい大きなフライパンを使い、なんと40人ものコックさんが一度に調理をします。

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お祭り中に使用するたまごの数は、15000個!おおぜいのスタッフで割ります^^

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できたオムレツは訪れた人たちにふるまわれるのですが、美味しいパンと共に食べるんですね。40人のシェフ自らふるまってくれます。

みんなニコニコでホント美味しそうなんですよねー!

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この巨大オムレツイベント、もう40年以上も続いているのだからビックりです。しかも発祥は19世紀、かのナポレオンボナパルトに始まるんですね。

かつてナポレオンがこの地を訪れた際、町中の卵を集めさせ、彼とその軍の兵士たちにオムレツをふるまったことがキッカケなのだとか。

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偉人のエピソードが毎年のお祭りになったんですねー。 いま静岡で開催されている、徳川家康公の「大御所花見行列」みたいなものでしょうか?


◆フランスはオムレツ発祥の地
とはいえ、なぜ復活祭(イースター)の日にオムレツなのか?というと、それはキリスト教と関係があります。

キリスト教において卵は「復活」の象徴なんですね。なので、イースター=たまご、という図式がしっかりとできあがっているわけです。

米国にヨーロッパ、いろんな地域でイースターに卵関連の催しがなされますが、この町のお祭りがゆでたまごでも無く「オムレツ」なのは、やはりオムレツがフランス発祥でもあるから。そもそも「オムレツ」という言葉自体フランス語ですし。

オムレツの語源には諸説ありますが、素早い男hommeleste・オムレスト)が元だという説がありまして、なるほどナポレオンと兵士に早く料理をお出しをするには、ピッタリだったのかもしれませんね。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

通りがかったお店の前にデッカイ「缶コーヒー」があってビックリしました。イベントカーのようですね。見慣れた光景が一気に非日常になって、面白いです。

でっかいものに恐怖を感じる人はわりと多いのですが、こと食べ物に限っていうと、でっかい食べ物にワクワクを感じる人が多数派のようです。

たとえば卵でいうと、「ぐりとぐら」なんかもそうですね。

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これは、赤ちゃんの頃、小さい頃に見たいろんな食べ物への憧憬が刷り込まれているんじゃないかと思っています。

子供のときって、普通のハンバーガーやオムレツだって、でっかく見えますよねー。そして食べきれないサイズに憧れちゃうわけです。

スイカなんて、小さい頃は「超デッカイ果物」ってイメージでしたし。

みなさんどう思いますか!?

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2015年04月2日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

今、米国では健康の高まりと共に「たまごかけごはん」が大ブーム。

それも食べるだけじゃなく、その色味とコントラストの美しさから、絵画や写真など様々なアート作品として「卵かけご飯」が独自の芸術ブームを巻き起こしています。

そして、な、なんと!米国在住のプロアーティストが当社の『究極のたまごかけご飯専用たまご』を「作品」に、ニューヨーク近世美術館にて「TAMAGO-KAKE-GOHAN」展が開催されています。

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“卵の鮮烈な黄色とライスの白の取り合わせは、日本文化の至宝、近代における食の芸術だ。”

これは、上記の展示作品を手がけられたアーティスト、Grade・A・Largesize氏の言葉。

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もはや「卵かけご飯」は世界の宝。日本では食べるものという前提ですが、そのシンプルな美しさが非常に受けているようで、向こうでは「愛でる」対象になっているようです。

いやー、とても光栄な話です。

米国ではこの影響でたまごの消費量が27倍に増え、生で食べられる管理基準の卵商品ニーズが大きくたかまっており、私達も、米国向け「たまごかけご飯専用たまご」を開発、夏ごろの発売を予定しております。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:ギネス級・・!?超スゴイサイズの鶏卵、当社で産まれる! – たまごのソムリエコラム

(関連:【ニュース掲載されました】ペンギンの卵を販売します・・・!? – たまごのソムリエコラム

・・・・・・・・・というエイプリルフールのウソ記事でした。

展示写真一枚目はルーブル美術館、二枚目はNY近代美術館への合成です。 今回は“妄想”ですが、卵かけご飯の色とりあわせはとっても好きなので、ぜひいつの日か実現してほしい!と思っております^^;

写真の人物は知人のイタリア人で、名前は英語でいう「Lサイズのたまご」の事です。ではでは。

 

※この記事は、たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグの「あったらいいな。」を妄想とした4月1日発の架空記事です。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 食べ物ジョーク・おもしろ 2015年04月1日

 

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

 

ようやくポカポカとあったかくなってきました。つい昼間にウトウトしてしまいそうな、ステキな陽気です^^

以前ご紹介しましたが、卵の白身たんぱくには「目覚まし効果」、つまり眠気を防止する効果があります。

これは、たまごの白身たんぱくを摂取することで脳神経細胞が活性化し、脳の覚醒をうながす「オレキシン」という神経物質を放出させるからなんですね。

しかも同ケンブリッジ大学の研究報告ではカロリー燃焼効果も同時に見られたそうで、ダイエットにも効果があるようです。

◆白身が効果的なたまごは・・・!?
朝の目覚めをシャッキリさせるために白身を効率的に食べるなら、少し大き目のたまご、Lサイズ以上が最適です。 黄身に比べて白身の比率が多いんですね。

ふんわりした食感になりやすいので、オムレツや玉子焼きで食べるとグッドかも!

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:眠気対策には卵を食べよ。コーヒーを超える「卵白」のスゴイ効果! – たまごのソムリエコラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの健康情報(研究など) 2015年03月30日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

御縁ありまして、広島駅前の百貨店、福屋広島駅前店さまで開催されました「RCC全国グルメフェスティバル」なる催しで、「究極のたまごかけごはん専用たまご」他こだわり卵を販売させていただきました!

広島は初上陸です^^

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写真右の方は、RCCラジオ名物アナウンサーの本名さん。「たまごかけご飯専用たまご」をすっごく気に入ってくださって、激励の言葉をたくさんいただきました!

6日間の催事でしたが、何人もの方が「美味しかったよ!」の言葉と共に何度も買いに来てくださり、また「どうちがうの?」という興味をもって沢山の質問をしてくださる方もいらっしゃいました。

私自身、たくさんの元気とワクワクを頂戴いたしました^^

お寄りくださったみなさま、本当にありがとうございました!

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2015年03月28日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

昨年夏に流行った「アイスバケツチャレンジ」を覚えてますでしょうか?ALSという難病のことを知ってもらうために、指名された人が氷水を頭からかぶり動画にアップ(もしくは寄付)し、リレー形式で次の人を指名していくという企画です。日本でもたくさんの有名人が参加したことで話題になりました。

さて、その精神(?)を継承した次の企画が米国で広まりつつあります。

それは「エッグクラックチャレンジ(Egg Crack Challenge)」。

上記の「アイスバケツ」にインスパイアされたメリーランド州の大学生が、自身の病気でもある「若年性糖尿病」の研究資金寄付を奨励するために始めたものです。彼は不幸にして先月亡くなったのですが、皮肉にもそのことがきっかけとなり、沢山の人がこのエッグクラックチャレンジに参加をはじめているんです。

・・・・・・さて、この運動の趣旨自体はとてもすばらしいのですが、

手段としての「エッグ クラック チャレンジ」には 大 い に 疑問があります。 それは、「たまごを額で割るシーンを動画でアップする」というもの。 もちろん後で食べることはできません。 べちゃべちゃになった顔とそのリアクションが面白いから絵的に盛り上がるのかもしれませんが・・・・・・少なくとも私は見ていて気持ちの良いものではないですねェ。

が、

たった数日間でネットには50以上の「額でたまご割り動画」が上がっており、寄付金は一ヶ月間ですでに4万ドルを突破しています。 どんどんと広がりを見せているこの「エッグクラックチャレンジ」ですが、はたして「アイスバケツ」のように日本でも流行るのでしょうか?

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◆食べ物の冒涜は許さない日本
この動画を見て

「食べ物を無駄にするんじゃないよ!」

・・・・・・と思うのは自分が日本人であることと関係があるようです。

この企画、日本で流行ることはゼッタイに無いと思ってますが、そもそも日本には古来より「もったいない」の精神があって、世界標準からみても「食べ物を無駄にすること」に関してかなり厳しい国民性を持っているんですねー。

テレビで食べ物が残ったり、無駄になりそうなシーンには「このあとスタッフが美味しくいただきました。」とテロップが入ります。こうしないと非難が殺到するなんてのは、他国では珍しいようです。

スペインで人気のトマト投げ祭「トマティーナ」。 「日本でもトマト投げをやろうぜ。」・・・・・・という企画が数年前東京・二子玉川でありましたが、「食い物を粗末にするなんて最低!」と抗議殺到し中止となりました。(http://matome.naver.jp/odai/2134712754385660901

「日本人は食べ物の事以外では怒らないんじゃないか。」という国民性ジョークもあるくらいですが、卵だろうがパイだろうがトマトだろうが、「食べ物を粗末にしている」・・・・・・という時点で日本人に受け入れられることは考えにくいです。

アイスバケツチャレンジには楽天・三木谷社長やソフトバンク・孫正義社長、浜崎あゆみさんなど著名人が多数参加しましたが、今回のエッグクラックチャレンジをやろうものなら、即炎上モノじゃないでしょうか!?

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なにより「たまご屋」として、美味しく食べてもらうために毎日お届けしている卵をこんな形で無駄にされるなんて、たとえ趣旨そのものがすばらしくっても断固反対です。 若年性糖尿病への寄付には賛成ですが、正直に言えばエッグクラックチャレンジは流行ってほしくないんです。

 

◆海外の伝統的にたまごを投げる風習が由来・・・?
とはいえ、海外については一定の経緯があることも理解しています。 古来より欧州では、断食などが明けたお祝いの祭「謝肉祭」で 卵を人にぶつける、という風習があります。 現在でも、たとえばイギリスではお祭り時期に卵をぶつける若者が続出するために、十代の若者に対して販売を禁止する騒ぎも起こっています。上記のトマティーナ祭だって、同じ趣旨なんですね。

ぶつけること(で無駄にすること)は「神への捧げもの」であるという感覚が文化的に根付いているようです。

まぁ、そもそも「アイスバケツ」は夏場だったこともあって寒そう!ながら一種の爽快感があったのですが、「たまご」の場合はそうでもないわけですし、おんなじパフォーマンスならば何か違う形に変わってくれればよいのですがねェ・・・・・・

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連)‘Egg Crack Challenge’ raises money for diabetes research | Maryland News – WBAL Home(http://www.wbaltv.com/news/egg-crack-challenge-raises-money-for-diabetes-research/31847560

(関連)‘Egg Crack Challenge’ Raises Money For Juvenile Diabetes « CBS Baltimore(http://baltimore.cbslocal.com/2015/03/23/egg-crack-challenge-raises-money-for-juvenile-diabetes/

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの海外ニュース 2015年03月26日