小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

偉人と卵のエピソードシリーズ第三弾です。

皆様ご存知、万有引力を発見したニュートンさん。

彼は、とにかく熟考の人でして、何かをしながらずーーーっと考え込むなんてことはザラでした。

代表的なエピソードが、卵を茹でようとしたときのこと。 お湯を沸かしている途中、ふかーく考え込んでしまいました。 ハッと気づいた時には、懐中時計をグツグツ茹でながら左手に生卵を握りしめていたんだそうです。^^;

ちなみに懐中時計は平均すると70gから90gくらいの重さ。 これはちょうど、ちょっと大きめのたまご一個分の重さとおんなじなんですね。 無意識にどっちか間違えて放り込むことも、まァあるかもしれません。

 

◆とんでもないモノの「味」を記録したニュートンさん

ニュートンさんは、隠れて錬金術の研究を続けていました。つまり安い金属を金に変える技法の研究ですね。 その過程で、なんと水銀を舐めて味を確かめていたんですね。

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ひえー!

「舌に強い刺激、しびれる味」という記録を残しています。

ニュートンさんの死後に毛髪を調べたところ、毛根部分から多量の水銀が検出されていまして、『錬金術の過程でしょっちゅう水銀を舐めていたのだろう。』とも言われています。

その結果、、、かどうかは分かりませんが、年を経てからのニュートンさんは奇行をくりかえし、周囲ともひどく対立しまくっておりまして、「もしかして水銀中毒だったんじゃ?」という説もでているんですね。

ニュートンさんは太陽を拡大鏡で観察して瞳を焼き失明しかけたり、とにかく研究のためにかなりムチャをやる人でした。

その強い探究心が数々の大発見につながったんでしょうね。 常人がマネすると大変なことになりますが^^;

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

関連:ライト兄弟の名スピーチと鶏さん – たまごのソムリエ面白コラム

関連:2週間で9kg減!?鉄の女・サッチャー首相のたまごダイエットレシピ- たまごのソムリエ面白コラム

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こんにちは!たまごのソムリエ、こばやしです。

たまご鶏のことわざ第31弾、今回は英語圏から。

<たまごの殻の上を歩く(walk on eggshells)>

と書いて、「慎重に行動する」ことを言います。 ヒヤヒヤしながら行動する、そんなニュアンスもあります。 そりゃそうですよねー、カラの上を歩くんですから。 日本でいう「薄氷を踏む思い」ですね。

一般的に「薄い」の代名詞として「卵の殻」で表現されることは良くありまして、たとえば薄い白磁器は英語で「チャイナ エッグシェル(china eggshell)」 と呼ばれます。 イメージしやすいですねー。

ことわざに話を戻します。

昨年の米国ニュースを例にとると、

 「卵殻の上のレース(Racing On Egg Shells)

 というタイトル記事がありました。 これは、米国の自動車レースで、新型世代マシンが導入された事に関するニュースです。

トップドライバーのケセロウスキー氏は、
「まだまだテスト状態でヒヤヒヤするよ。 みんな卵の殻の上にいるってことさ。 ドライバーだって卵の殻の上、ファンだって卵の殻の上にいる気分だろうね。 メディアだって、運営本部だって卵の殻の上にいる気分だと思うよ。」

・・・・・・と、たまご連発のコメントをしています。 まだ慣れてない事に対するヒヤヒヤ慎重を、卵の殻という慣用句で表現しているんですねー。

 

◆実はけっこう固いたまごの殻
ちなみに卵の殻は、長軸方向(タテの上下からの)に対する力に対しては、一個のたまごでなんと7kgもの荷重に耐えられます。

つまり、1パック10個の上ならば、大のオトナが乗っかる事ができるんですねー。 きちんと並べたならば車だってその上に乗れるんです。 えへん。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2015年09月30日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

先日ご紹介したように、

NHKマサカメTVさんに出演させていただきました^^

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たまごのソムリエが「5秒」「一秒」「一瞬」でゆでたまごを剥く方法を大紹介!という内容でした。

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たまご選びのコツ、というかツルンと剥ける条件から始まって、沢山をいっぺんに剥く手法や、やっててすごく楽しいキモチイイやり方まで、いろいろご紹介させていただきましたー!

ご一緒させていただいた「なすなかにし」さん、従兄弟どうしでコンビをくんでいるお2人ですが、とてもご丁寧でめっちゃ面白く、素晴らしい方でした。 ますますファンになりました!^^

再放送が、来年1月8日にもございますので、よければぜひ!そちらもご覧になってくださいませ。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 取材・掲載・ご紹介 2015年09月25日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

明日は「秋分の日」ですが、たまごの世界的都市伝説がある日でもあります。

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それは、「昼と夜の長さが同じ日、すなわち秋分の日と春分の日の、一年で二日のみ、たまごを立てることができる」 というもの。

発祥は古代中国。

デマとして世界中に広がった(日本でも新聞一面トップをかざりました)後に、都市伝説として定着しました。

最近では、『春分点、秋分点では太陽に対して地軸が垂直になる。 だから、一年で最も安定した重力場となる。そのせいで卵が立つのである。』 という科学っぽい理屈がつくことで、欧米では若者のあいだにも広く伝わっている“迷信”です。

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どのヘンがデマで迷信なのかというと、

一年に2日だけ、という点。

本当は、一年を通していつでも立つんですね。

やってみれば分かりますが、数分集中すれば、たいていの方が可能です。 たまごの殻は、思った以上に凸凹がありまして、うまく突起に加重を乗せることで、すんなりと立ちます。 重力うんぬんは全く関係ありません

 

◆やってみないと判らない
 今から50年以上も前、立春の日に世界同時実験をやってみて『おお!これはホントだ。』ということで大々的ニュースになっちゃったわけですが、これは非常に興味深い事でもあります。

常に身近にある卵でも、

『だれもやってみたことが無かった』

という発見がたくさんあるってことです。

「やってみなくちゃ判らない。」

というのは、ボクと息子が大好きなNHK番組「大科学実験」のキャッチフレーズです。

まったくそのとおりだなぁ

と、秋分の日、春分の日がくるたびにしみじみ思います。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:携帯通話で茹で玉子ができる!?【たまごの都市伝説】

(関連:一生脳卒中にならなくなる謎の「たまごドリンク」【たまごの都市伝説】

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの歴史・文学・文化学 2015年09月22日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

今週末にNHK情報番組『マサカメTV』さんで出演させてもらいます!

テーマは「ジョーシキの殻を破る卵」 ゆでたまごを5秒、2秒、さらに一瞬でむく秘技!をご紹介いたします^^

番組では、お笑いコンビの「なすなかにし」さんとご一緒させていただきました!

その他コーナーも、たまご愛あふれる面白コンテンツ満載です

ので、ぜひご覧になってくださいませ!

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番組: NHK総合「マサカメTV」

放送日: 9月19日(土)午後6時10分-午後6時42分

http://www4.nhk.or.jp/masakame/

この番組はトマトや携帯電話、ヨーグルトにスイーツなど、いろ?んな身近な題材を面白く深く取り上げる情報番組です。個人的にも好きな番組です^^

カテゴリー | ソムリエ日記 , 取材・掲載・ご紹介 2015年09月17日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

オリンピックエンブレムにパクリ問題が出たことから、多摩美術大学の卒業作品にまでその問題が及んでいるようです。

さて、じつは食品業界は、他の業界と比べて“模倣”という点ですこしモラルが緩いように感じます。

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写真は徳島市内の某売り場でみかけたもの(2年ほど前ですが・・)。 ほぼそっくりな外観の上、コンセプトまでおんなじという競合商品がふたつ並んでいます。

これは単なる一例で、ゴールデンタイムにCM打つくらいの大手企業の食品会社でも、こういった類似の追随商品を出すケースがよく見られるんですよねー。

たとえば“食べるラー油”。

“桃屋”の大ヒットでしたが、品不足を受けて別の大手企業が販売開始し、

→ 中小企業含む全国の企業商品へ拡散しました。 一昨年にヒットした、お弁当に入れるチューブ状の「ちょいたべカレー」なんかもそうですね。

そういえば、セブンイレブンの「金の食パン」。

 量産ラインに手作業を取り入れることで高品質化し、安売りが主の「食パン市場」にあって高単価ながら異例の大ヒットとなっています。 あっと言う間にこのタイプの追随商品が各社から出たのですが、これについてセブンイレブン創業者の鈴木氏は、

 「簡単にまねられるような商品を作る君たちが悪い。」

・・・・・・といって逆に社員を叱咤したそうです。

すごいですねー。

マネした企業を責めるわけじゃないんです。

「よく売れるものほどお客さんの飽きは早い」

だから、一瞬も油断することなく、追求する。

昨日の自分達ではダメなんだ。

そう考えているんですね。

私共も、良いたまごづくりの為に、新たな価値創造を心がけていかなくちゃいけないな、そう心を引き締めてまいります。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2015年09月15日