小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

先日「たまごで塔を組む」というコトワザを紹介しましたが、なんと!フィリピンには実際に「たまごで組まれた城」があるんです。

名前は「サンペドロ城塞」(fort SanPedro)

フィリピン・セブ島にあります。 建てられたのは、なんと275年前・・・! 1738年にこの島を占領したスペイン人がムスリム侵攻を防ぐために建てたもので、住民が持ち寄った鶏卵をセメント替わりの“接着剤”として岩を固め建造されたと言われています。 現在は公園として整備され、セブ島の観光名所としてだけでなくデートスポットとしても若者に人気の場所なんだとか。

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270年以上経った今でも岩同士がしっかりとくっつき崩れることなく残っているってのはオドロキですねー。すばらしいたまごパワーです。(^^)

私も二十歳そこそこの頃にフィリピンを貧乏旅行したことがありますが、観光地としてもとってもステキな場所です。ぜひ一度訪れてみられてはいかがでしょうか!?

ちなみに卵の殻からできる「卵殻カルシウム」は現在でもセメントなど建築材料として用いられています。 もしかしたら我が徳島にも、あなたの町にもサンペドロ城塞のようにタマゴそのものを使った建物が人知れず建ってるかもしれません(^^)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(参照:改訂増補タマゴの知識・幸書房)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの歴史・文学・文化学 2013年12月19日

 

リーガルハイ 古美門(こみかど)
HERO ヤマガト
「コミカド」と「ヤマガト」
海外の人からすると、どちらもニュアンスとして変わらない?
日本人には前者はアリで、後者はナシ
これは大変興味深いですね?
たとえば
マリオのピーチ姫 → あり得ない
ルコ・ロッソ → これまた可笑しい名前に感じるそうです。

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

ネーミングと語感について、ふと思ったことを。

ドラマ「リーガルハイ2」、いよいよクライマックスですね!

この人気ドラマの主人公、名前が「古美門(こみかど)」弁護士というのですが、このお名前けっこう珍しいですがそこまで奇異に感じる語感ではありませんね。

米国の人気ドラマシリーズ「HEROES」では、主役の一人・日本人「ヒロ」の勤める会社は「ヤマガト工業」と言います。

これは結構違和感がありますね。

コミカド」と「ヤマガト

海外の人からすると、どちらもニュアンスとして変わらない印象のようです。

しかし日本人的には前者はアリで、後者はナシ。

この名前の語感に対する感覚はいったいどこから来るのか・・・? これ興味深いですねー。

反対に、海外の人にとって

マリオの「ピーチ姫」 → あり得ない

紅の豚の「ポルコ・ロッソ」 → これまた可笑しい名前に感じるのだそうです。

これは日本人にとっては分からない・・・。

こういうのって「なぜ名前としてこの語感はナシなのか?」を理屈で説明するのって、相当難しい気がします。

小説や映画、創作物ではたくさんの「珍しい名前」が作られます。上記の「コミカド」もそうですし、人気ライトノベル作家西尾維新さんの作品には「戦場ヶ原(せんじょうがはら)」という苗字を持つ登場人物が出てきます。

もちろん現実にそんな苗字はないのですが、それでも「ヤマガト」に比べると違和感は薄いのが不思議です。

文化的なものからくるのだと思いますが、それぞれの国で、いったいどれくらい住めばこのヘンが理解できるんでしょうねー。 徳島県らしい名前、四国らしい名前、なんてニュアンスもあるのかもしれません。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。(^^)

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2013年12月18日

 

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

我が徳島では、徳島ヴォルティスがJ1昇格したことから、沸き立っておりまして(^^)、本日は鶏さんとサッカーの話題をすこし。

写真のカワイイ鶏さんは、昨年の英国サッカープレミアムリーグ中に、抗議のため放たれたニワトリさん。

ブラックバーン対ウィガンというクラブチームが対戦したのですが、その際にブラックバーン応援者がクラブ運営に対する抗議として放したのだそうです。

試合は一時中断。選手によって捕まえられピッチの外へ出されました。 ニワトリさんの服に見えるのはチームの旗。 なんだかカワイらしいですねー。

ちなみになんでニワトリさんなのかというと、「チキン=弱虫」という英語スラングの意味がこもっているのと、もうひとつ、

オーナー企業によるCMがファンを激怒させているというのもその理由だったりします。

CM動画を観ての通り、選手のロッカールームで円陣を組んでチキンをほおばるシーンが「伝統あるチームを侮辱している!」として批判をあびたんですね。


うーん、どうなんでしょう。

あまり違和感を感じないのは“伝統”という視点でサッカーをさほど見てないからでしょうか!?

たとえば“”の舞台や国技館の“相撲の土俵でチキンをほおばるCMだったら、たしかにムッとするのかもなァ、と思います。

このオーナーはインド企業だそうで、このヘンの細かいニュアンスの齟齬が、クラブ運営と相まって批判の真因となっているのかもしれません。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 食べ物ジョーク・おもしろ 2013年12月17日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

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先週の休みは、畑の収穫をしていました。

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まだちょっと小さい大根もありますが、次に収穫するものを大きく育てるためにも、あいだを空けてで収穫していきます。

採れたて野菜は、さっそく晩御飯に食べなきゃバチがあたるってもの! うすーく切ってもらった大根で、「野菜しゃぶしゃぶ」です(^^)

これがマタめちゃウマ!やっぱり甘みとみずみずしさがあって、ホントたまらんです。 一緒に入れた鶏肉のつみれからも濃厚な味が出て良いシゴトしてます。

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畑から収穫してわずか2時間後にはあったかお鍋で楽しめるなんて、なんとゼイタクなんだろう!とホンワカしています。

徳島農業試験場の方に聞いたのですが、徳島は“日本のほとんどの作物が作れる気候”なんだそうです。

徳島の自然の恵みを、私達のたまごだけじゃなく更に存分に楽しめることにとにかく感謝です(^^)

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2013年12月16日

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こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

カップケーキは小さくてちょっとツマむのにも最適な、かわいらしいケーキ。 アメリカでは定番のパーティスイーツとして定着しています。 場所を取らずバリエーションが作りやすい、ホットケーキミックスを使った手軽なレシピもありますので、専用のでっかいオーブンなんて無い普通のご家庭向きなんですね。

上の写真は、クリスマスツリーを模したカップケーキのひとつ。 これは見てるだけでワクワクしますねー!

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下記のURL先には、他にもいろんな面白カップケーキが紹介されています→ http://alfalfalfa.com/archives/6575430.html

また、日本最大のレシピサイト「クックパッド」では、「クリスマス向けカップケーキ」だけでも63品ものお手軽レシピが公開されています。(http://bit.ly/JlF7eY)

今年のクリスマスは、ちょっとした工夫でお子さんお父さんをビックリさせてみてはいかがでしょう!?

我が徳島には美味しい洋菓子屋さんが多くて、お店ごとのこだわりのケーキもすごく目移りするのですが、イブはそういう美味しくてデッカイケーキ、25日の本クリスマスには楽しいカップケーキ、こんな取り合わせも楽しいかも。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:大人の甘ーいお酒、エッグノッグ – たまごのソムリエ日記

(関連2:クリスマスには卵を飾ろう! – たまごのソムリエ日記

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2013年12月14日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

世界のたまご・鶏さんのことわざ紹介第19弾!今回は日本!です。(^^)

<卵で塔を組む>(たまごでとうをくむ)

壊れやすくて転がりやすい卵で塔を作る、転じて非常に危険なことを意味します。

なるほど、実際に作ったら、壊れやすそうなイメージはしますねー。

そういえば仏教では、卵の塔、と書く「卵塔」というものがあります。

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卵塔は鎌倉時代に中国から伝来した、文字通りたまごのカタチをしたお墓のこと。 位の高いお坊さんを弔う際のみのものだったようです。 ことわざと違って頑丈な石でできてますが、卵のような丸い形は禅宗の「空」を表わしているそうですので、卵本来の持つ神秘性や生命の象徴性など良いイメージも名前に寄与しているのかもしれません。

西洋でも卵は生命の誕生を表わすことから、宗教と密接に関わっています。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2013年12月13日