小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

写真は5000羽のアヒルによって渋滞中、中国浙江省の風景です。

いやー、かわいいですねェ。(^^)

日本では「たまご」というとニワトリさんのイメージですが、中国ではアヒルさんのもかなり流通しています。

肉も美味しい上に年に200個ほど卵を産みますので、割と人気があるんですね。(ニワトリさんは種類にもよりますが3百数十個くらい)

ニワトリさんの卵よりちょっと大きくて食べごたえがあります。 加熱しても白身がやや固まりにくいことや、細菌の問題から炒め物やピータンのような発酵食品として食べられることが多いようです。

日本ではちょっと手に入りづらいのが残念ですが、結構おいしいですよ!(^^)

※上記の写真は農場からのお散歩だそうで、いやはやこのおおらかさはちょっと羨ましい気もします。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 鶏さん・鳥さんのコト 2013年10月31日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

もうすぐハロウィンですね!

西洋では子供たちがオバケの仮装をして「トリック オア トリート?(お菓子かイタズラか)」と聞いて近所を訪ね、お菓子をもらうという催しです。

さて、この仮装。日本でもハロウィンの催しで定番になりつつあります。

「カワイイけど、お金も準備もかかるしメンドクサイのよねー。」

そんな声を聴きます。

そこでお立合い。 早い、安い、ウケる。

三拍子そろった欧米で大人気の「悪魔のたまご」コスプレをあらためてご紹介します。

上記写真のようなカンジなんですが、

【準備するモノ】
白いTシャツ(白い画用紙なんかでもオッケーです。)
黄色い画用紙
赤い画用紙とヘアバンド

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【工作】
・黄色い画用紙を丸く切って、白Tシャツに貼り付けます。
・赤い画用紙でツノ▲▲としっぽを作って、ツノはヘアバンドに、しっぽはTシャツの後ろにくっつけます。

以上。

カンタンです。

昨日の日記でも書きましたが、「悪魔のたまご(デビルエッグ)」は非常にメジャーな西洋の卵料理です。

『デビルエッグ』を用意して自分たちも「悪魔のたまご」コスプレ、どっちも手軽ですが、とっても盛り上がりますよー。(^^)

ちなみになぜハロウィンにはオバケなのか?というと、この日が日本でいう「お盆」だから。「地獄の釜」のフタが開いて死者がこの世に帰ってくる日なんですね。死者と共に魔物までやってくるので、連れてかれないようにオバケの恰好をするのだとか。

まさか魔物は日本まではやってこないでしょうが、お友達がやってくる楽しいパーティになるかも!?

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連)ハロウィンパーティに超オススメ、伝統の「悪魔のたまご」料理 – たまごのソムリエ日記

(こちらもどうぞ!)こりゃ簡単!ハローウィンのビックリおばけデザート – たまごのソムリエ日記

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2013年10月30日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

今月末30日はハロウィンです。

あちこちでカボチャのオブジェや魔法使いの帽子をかぶっている店員さんを見かけます。

さて、実はハロウィンと卵は面白いつながりがあります。

欧米で定番のたまご料理に「デビルエッグ(deviled eggs)」というものがあります。 非常に美味しいのですが、名前が「悪魔のたまご」なものですから、ハロウィンではより怖くアレンジしたものがたーくさん作られるんですね。

少しご紹介しますと・・・

【※ちょっとだけ閲覧注意です※】


カボチャのおばけ、ジャックオーランタン風です。下のデビルエッグは煮玉子のようにちょっと色づけしています。

こちらは黒オリーブを使った「ゾンビの目」シリーズ。

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結構グロいです。(^^;)

あと結構多いのが・・・

スパイダー風。ギャー!!

カンタンらしく、人気のようです(汗)


こちらは赤いツノとしっぽが定番の「アクマ」に似せたもの。キツネっぽいですが、この顔が一番の特徴なんだとか。

スパイダーよりは、こっちのマイルドなのがイイですねェ。

いかがでしたでしょうか?

ハロウィンパーティに限らず似顔絵を描いたり子供の好きな動物を演出したり、いろんな可能性がありますね!

「デビルエッグ」のおススメレシピは、過去日記にありますのでよければご参考くださいませ(^^)↓

【レシピ】ハロウィンパーティに超オススメ、伝統の「悪魔のたまご」料理 – たまごのソムリエ日記

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

黒い食品のイメージが、この10年で激変しています。

コンビニチェーン2社から、この秋に「黒い中華まん」がそれぞれ限定販売されているのをご存知でしょうか?

一つはサークルKサンクスから既に販売されている、世界的ロックバンド「KISS」とのコラボ、「激辛チリトマトまん」です。

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おお、黒と赤で、なるほどKISSの持つ「地獄イメージ」がありますね!

そして、来月11月5日に発売開始のキン肉マンとのコラボ、「ウォーズまん」です。

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こちらは作者の「ゆでたまご」さん監修、中身はブラックカレーと徹底した黒へのこだわりっぷりです。

 

しかし、どちらもオッサンキラーな企画ですねェ・・・(^^;)

KISSもウォーズマンも比較的ちゃんと「わかる世代」な私としては、なかなかうれしい傾向です。

 

黒い食品 → 昔と全然違うイメージに変化
元来、「黒」は食品にはあまり用いられていない色だったのですが、
ここ10年で「黒色は健康イメージ」という認識が強くなっており、黒を基調とする食品が増えています。

キッカケは2003年の「黒豆ココア」ブームで、その後に黒豆や黒ゴマ、そして黒酢などが相次いで健康食材として取り上げられ定着し、黒いものを口に入れることの抵抗が大幅に減ったとの見方もあるようです。(https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=7489)

そういえば、2007年ごろに、黒い生活用品ブームがありました。

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それに続いてこの年に、食べ物でも「黒」いものにヒットが続いたんですね。

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ちなみにウチの量販店さん向け商品「たまごのソムリエシリーズ 料理別専用たまご」も、黒を基調としたパッケージです。

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黒がブームと健康イメージから、・・・というわけではないのですが、

デザイナーさんに考えていただいた際に、従来の売り場に無いこだわりが感じられ目立つこと、そして商品のイメージとして「他にない、よりワクワクな食生活をイメージできる」たまごとして表現してもらった結果、黒とオレンジ色が基調になりました。

今年もあと数か月、黒ブームが来てウチの「ソムリエシリーズ」まで再ヒット・・・!だといいなぁ、と思ってます。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 2013年10月28日

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

オムレツに玉子焼き、たまごかけご飯・・・毎日の美味しい料理に欠かせない「たまご」ですが、これを食べることは「命をいただく」事でもあります。

普段食べている卵への感謝の念を込めて供養する、そんな「たまご供養祭」が奈良・薬師寺で先日催されました。

たまごに感謝 奈良・薬師寺で「供養祭」(朝日新聞デジタル)(http://www.asahi.com/articles/OSK201310240110.html)

これは、たまごを扱う業者の団体「関西厚焼工業組合」さんが行っているもので、参拝者はそれぞれ卵に名前を書き込んで奉納・祈願をします。今年で36回目、結構伝統のある行事なんですねー。

実は仏教では、「殺生」にあたるとして江戸時代に入るまで800年以上の間、卵を食べることが世俗的に禁じられていました。(※法律の上ではオッケーでした)

実際、江戸時代以前の「たまご料理」に関する記録は、ほとんどありません。 ゼロです。

反対に、「たまごを食べたら“殺生”だ、バチがあたるぜ!」というお説教(?)バナシが日本霊異記・沙石集などの説法集で、いくつも見られるんですね。

ところが時代変わって現代ニッポンでは、たまご消費量は世界トップクラス。 一年間に330億個も食べられてるんですねー。 この最も身近な食材・小さな生命をいただくことに対して、「ありがとう」の気持ちをもつ事が、お肉にお魚すべての命をいただくことへの感謝に繋がる良きキッカケとなるのかもしれません。

特にたまごで糧を得ている私は、人一倍この敬虔な気持ちと感謝を意識しようと思います。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます(^^)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2013年10月26日

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

たまご、鶏さんのことわざ、第17弾です。今回はロシアから。

<たまごに鶏を教えることはできない>
(Яйца курицу не учат.)

で、「若者が年長者に意見してはいけません。」という意味です。「自分よりも優れた人物に説教してはいけない。」というニュアンスも含まれています。

なるほど、とかく若いうちは根拠の無いプライドだけが高くて、先輩・上司のやることが気に食わなかったり、「あのヒトはわかってない!オレの方がすごいのに!」・・・なんて反発心を持っちゃったりすることがあります。

私も若い頃、上司先輩にアタマごなしに叱られたことが何度もあります。「いいから黙ってオレの言う通りにしろ!」ってなヤツです。

その時は「自分の方が正しい!」と思ってましたが、今思えば、自分の業務だけ・狭い範囲だけの浅い意見、議論するレベルにすら立ってなかったんですねェ。 まさに「ひよっこ」。 思い返しても反省しきりです。(^^;)

せめて同じ土俵、同じ「ニワトリさん同士」になってから優劣成否の判断をすべきである。 この諺(ことわざ)はそういう意味ではないでしょうか?

ちなみに「知識人・インテリ」の事を欧米では「たまごアタマ(Egg Head)」と言います。 そのものは「知識の象徴」という側面もあるので、「たとえ“知識”はたくさんあっても経験に裏打ちされた年長者の“知恵”にはかなわないんだよ。」という意味もあるのかもしれませんね。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

関連:たまごのソムリエ日記・・・たまご・鶏さんのことわざシリーズ一覧

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2013年10月25日