小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

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こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

さて、先週宮城同友会栗原支部さんにて当社の取り組みをお話させていただきました。

栗原市は、一次産業にたずさわる方がたくさんいらっしゃるそうで、中小企業家同友会のメンバーさんにも、農業・畜産業で非常に面白い取り組みをされている方がたくさんいらっしゃいます。(^^)

例会前の、少し空いた時間と、翌日に色んな取り組みを拝見させていただく機会がありました。

非常に糖度が高いトマトを作っていらっしゃる「トマトハウス夢風船」さん。 めっちゃ美味しかったです。

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約1000羽を平飼いし、地場の食材を自家配合した飼料で育てている農事組合法人栗駒高原の岩島さん。

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鶏さんにより快適にすごしてもらう手法など、様々な取り組みを伺い、とっても勉強になりました!(^^)

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こういった良い品を作っている生産者さんがあり、そして共に学び良さを理解している同友会の洋菓子・製パン店さんがこれらの生産者さんの素材の良さを最大限に高めた料理・食事を食卓に届けてくれるわけです。

私自身は、良いものであってもそれが「伝わらなくては意味がない」と思っています。 単に「食べてもらえばわかる」、ではなくてお客様にとって一番喜んでもらえる伝わり方はなんだろうか?ということを考え抜くべきです。

見せ方、こだわりのどこをお伝えするのか?こういったことはやはり我々だけでは不十分で、より美味しく加工してくださる料理店、洋菓子店、製パン店の皆様と共に、考えさせていただかないといけません。そう思います。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2013年06月26日

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こんにちは! たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

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テレビで火山のシーン、火口で燃えるグラグラグツグツという「溶岩の音」は小豆を煮た音なんだそうです。

正確に言うと、「あんこ」を作るときの鍋の音。

つぶした後の小豆に砂糖を入れて、

「くつくつ」と煮込んでいるときの音なんだとか。

音響の専門家さんが書いた本に出ていて、おもわず「へー」。

お得意先の和菓子屋さんで、あんこを煮るところを見学させていただいた事があるのですが、思い返してみてもまさか溶岩グラグラの音とおんなじとは気づきませんでした。

 

では、なぜ本物の火山の音を録らないのか??

それは録音に使うマイクが燃えちゃうからだそうです。 (^^;)

また、噴火で流れ出た溶岩流は非常に静かで、ほとんど音がしないんだとか。

ターミネーター2のラスト、溶鉱炉のシーンも、この「あんこ」ぐつぐつ音なんだそうです。

あの大ヒット映画にも、日本の和の文化が役立っているとは・・・・・・!おどろきですね。(^^)

カテゴリー | ソムリエ日記 , おいしさ雑学 2013年06月25日

こんにちは。こばやしです。

ドラえもんは机の中からやってきました。ウルトラマンはM78星雲から。さて、物語のはじまりがたまごから・・・、そんな伝承やストーリーも割と多くあります。

そんなお話を、シリーズでちょっと御紹介。

○オバケのQ太郎

obaQ_tamago.jpg・・・・・・・写真にありますように、オバQはオバケの国から飛んで来たわけじゃなく、なぜか主人公正太郎の前で卵から生まれたんですね。

おばけのQ太郎、最初のアニメ放映は1965年で、漫画が雑誌連載開始された翌年なんですが、アニメ化に際してのグッズ商品化業務は「オバケなんて売れるわけがねえよ。」としてTBSが断ったため仕方なく小学館が請け負う事になります。

その後はご存じのとおり大ヒットを重ねオバQブーム」が到来、莫大なグッズ利益を生むことに・・・。 後年ドラえもんやポケモンなどの小学館キャラクタービジネスへとつながっていったんですね。
オバケのQ太郎は現在の“小学館キャラクタービジネス戦略の卵”でもあったという事です。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2013年06月24日

こんにちは。こばやしです。

ドラえもんは机の中からやってきました。ウルトラマンはM78星雲から。さて、物語のはじまりがたまごから・・・、そんな伝承やストーリーも割と多くあります。

そんなちょっと御紹介を。

○オバケのQ太郎

obaQ_tamago.jpg ・・・・・・・写真にありますように、オバQはオバケの国から飛んで来たわけじゃなく、なぜか主人公正太郎の前で卵から生まれたんですね。  ちなみに最初のアニメ放映は雑誌連載開始の翌年1965年なんですが、そのグッズ商品化業務は「オバケなんて売れるわけがない。」としてTBSが断ったため小学館が請け負う事になります。 その後はご存じのとおり大ヒットを重ね「オバQブーム」が莫大な利益を生むことに・・・。後年ドラえもんやポケモンなどの小学館キャラクタービジネスへとつながっていったそうです。 オバQは今の“小学館キャラクター戦略の卵”でもあったという事です。

○バイキンマン

○ドキンちゃん

baikinman_dokinchan.jpg・・・・・・公式設定によると、この有名キャラ2人は、卵から生まれた事になっています。 我が息子の持っている「アンパンマン大図鑑 公式キャラクター2000」によbaikinman_tamago.jpgると、ばいきんまん最初の登場は「あかちゃんばいきんまん」で、「ばいきん星からたまごに乗ってやってきた」とありますので卵は宇宙船の役目もしていたようです。いわゆるエイリアンというヤツでしょうか!?
右の写真が生まれたてバイキンマンなのですが、あんまり可愛くないですね・・・(^^;)

 

○韓国史の古代英雄達

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・・・・・・韓流ドラマでも有名になりました高句麗の始祖「朱蒙(チュモン)」をはじめ新羅の初代国王「朴赫居世(かくきょせい)」など、部族に関わらず古代韓国史に登場する英雄達は皆、卵から生まれたという説話が残されています。 キリストの処女解任と同じく、「出自が普通の人とは違う」というエピソードを持つ英雄は世界に多く、敬う気持ちが「卵」という大衆に分かりやすい形で伝説となったという見方もあるようです。

 

○お坊さん (行基・ぎょうき 677-749年)

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・・・・・・奈良の大仏を建てたとされる名僧、行基(ぎょうき)は、お母さんのお腹の中に2ヶ月長くいたばかりか、卵で生まれパカッと割れて赤ちゃんになったと伝えられています。 この方は朝廷に弾圧されながらも一般民衆への布教を続け、生涯のうち、溜め池15ヶ所、整備した港6ヶ所、橋6ヶ所、困窮者のための施設多数、50カ所を超えるお寺の建立にたずさわるなど、単に教えを説くだけじゃない、とんでもなく実行力のある救済者でした。  加えて「行基サンが見つけた。」との伝承がある温泉が20以上あります。 あの有名な草津温泉もそうなんですね。 うーむ、すごい。

 


○神さま(沖縄県 池間島の12神)

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・・・・・・池間島は沖縄県にあり、宮古島の隣に位置します。 むかしむかし、ある女性が12個の卵を産み、そこから生まれた子供たちが12柱の神になったとの伝説があります。 池間島は巨大な珊瑚礁があり、ダイビングの有名スポットだとか。行ってみたい!

 

○宇宙

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・・・・・・「宇宙は卵から生まれた」 (ドルフィン・ブックス) なんて本もありますが、いわゆる「ビッグバン理論」は当初「宇宙の卵(cosmic egg)」と呼ばれていました。 宇宙物理学者ジョルジュ・ルメートル氏が提唱した理論で、1931年発表。 この発想は、ルメートル氏がカトリック司祭であったこともあり『キリスト教の天地創造イメージが連想され物理学の見地からおかしい』として猛反発されることになります。 そして面白いことに、反対派の学者が「こいつはbig bang idea(大ボラ)だ!」と揶揄したことがキッカケで、その言葉が“ビッグバン理論”として定着することになります。

 

○レディガガ

・・・・・・数々の奇抜なファッションで有名なガガさんですが、第53回・去年のグラミー賞ではナント卵型カプセル入りの状態で会場に到着、ステージで殻を破って登場し新曲を披露しました。 観客もビックリ!大盛り上がりだったとか。 ちなみに日本びいきガガさんの大好物は「かき揚げそばとしゃぶしゃぶ。」だそうです。 月見うどんじゃなくて残念!

 

ピッコロ大魔王

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いかがでしたでしょうか?

最後は冗談混じりのネタになっちゃいましたが、昔々からこれだけの伝説があるのは、たまごが昔から愛され、人の世と繋がっているという証拠ではないでしょうか。 そういえば、キリスト教でも「復活の象徴」はたまごです。

ここまでお読みくださってありがとうございます。(^^)

カテゴリー | ソムリエ日記 2013年06月24日

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こんにちは!たまごのソムリエ、小林ゴールドエッグのこばやしです。

久しぶりに更新が二日間ストップしてしまいました。

実は先日、宮城県中小企業家同友会、栗原支部さんにお呼び頂いて、当社の取り組みについてお話をするため宮城県に行っておりました!初東北です(^^;)東北新幹線「はやぶさ」と「はやて」カッコイイ!

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さて、東京駅でたまたま「全国駅弁フェア」なるものをやってたんですね。 そして奥の調理場で「作り立て即販売」を行っていたのが宮城は仙台牛のお弁当。 その日のイチオシの様子、これは買わねば!、とさっそく楽しませていただきました。メチャウマ!でした(^^)

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帰りにも別の場所でも、「宮城県フェア」をやっており、もしかしたら関東では宮城県がとてもホット!?なのかももしれません。

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さてお話をさせて頂いた、宮城県栗原市は、地域的に農業も盛んで同友会のメンバーの皆さんも、生産者の方が多くいらっしゃいました。

お話後も沢山のご質問を頂き、逆に色んなお取り組みも聴かせていただきました。皆さんお客様の幸せの為に、非常に真摯な取り組みをされておられ、たくさんの気づきと元気をもらえた二日間でした!(^^)

書いてる途中で急用ができたので、この話題ちょっとだけ続きます。(汗)

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2013年06月22日

こんにちは。こばやしです。

突然ですが、ニワトリさんって毎日どんなものを食べているんでしょう・・・・・・!?

我々が食べる食事と比べて何が違うんでしょうか?

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昨年、中国でこんなニュースがありました。

西安市の公安当局、鶏の飼料をカプセルに詰め偽健康食品として販売していた黒工場(違法工場)を摘発(2011-08-09:CFP http://gb.cri.cn/27824/2011/08/09/782s3332618.htm)

郊外の小さな村に機械を持ち込み、せっせと「鶏サンの餌」を医療カプセルに詰め込んでは「冬虫夏草薬」「男性向け滋養強壮薬」などの名前でネット通販サイトに載せて、高値で売りさばいていたんだそうです・・・・・・。(^^;)  なんと500万元(約6000万円)も稼いでいたそうですからヒドイもんです。

はてさて・・・。 健康と信じて高額な代金を払ってしまったお客さんは大変気の毒ですが、ここは「たまごのソムリエ」ブログです、詐欺の是非はひとまず脇に置き、「そもそも“鶏の飼料”って何を食べてるの?人間が食べるとどうなるの?」ということを本日はお話したいと思います。

 

◆意外と人間の食事と近い・・・?
鶏サンの食事は、食肉用と採卵用で異なり、また農場ごとにも細かな配合が異なります。 ですが、主な成分としてはそう大きく変わりません。

まず、メインはトウモロコシ。 最近はトウモロコシの代わりに飼料米、つまり飼料専用のお米を食べさせる農場も増えてきています(ウチでも扱ってます)。 それからマイロ(milo)という穀物を食べます。 そして副菜(?)として、大豆油粕ふすま、発酵させた魚粉などなど。  また、当社契約の農場では乳酸菌や酵母、そしてアミノ酸やミネラルをたっぷり含む木酢酸など、それからすだち外皮や鳴門金時さつまいも、鳴門わかめ、ハーブなども食べています。 この辺の成分・配合は、全国各農場のこだわりどころによって変わってきます。

生命の源となる「たまご」を産むからには、たっぷりの栄養を広く取らなくてはならないんですね。

 

◆人間にとっては・・・?
要するに、上記の「偽健康カプセル」も人間が食べても決して体に悪い成分なワケではないのですが、あえて健康上の指摘をするならば(効き目が無い!ということは置いといて)、穀物を生で食べさせていること、そして砂埃が入り放題の納屋で創っていたことが問題ですね。

ちなみに人間の食事と比較すると・・・・・・
(1)飼料となる穀物は「(なま)」ですが、ニワトリさんはちゃんと消化吸収できます。 人間は加熱して「α化」という構造変化をさせないと、消化吸収できません。

(2)鶏さんはを食べてもヘーキです。 というかむしろ、積極的に胃の中に砂や石を入れ、それでエサをすりつぶします

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの海外ニュース 2013年06月19日