小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

先日、たまたま所用あって、本物の戦車と敵部隊(?)をダマすためのダミー戦車を同時に見る機会がありました。

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右が風船を膨らませたものなのですが、いやー、コレは遠目に見たら分からないですねェ。スゴイです。 このダミー戦車をお作りになっていらっしゃる社長さんのお話も伺ったのですが、熱源探知や最新機器を騙す工夫もたくさん入っているそうで、大変面白かったです。

実はたまごも色んなフェイク商品があって、例えば下の写真なのですが、

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意外と間近で見ても判別つかないくらい、精巧なものもあるんですね。これは確かプラスチック製。

我々がお客様にディスプレイで使っていただくタマゴは、本物に穴を開け中身を出して作ります。

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なので、かぎりなく本物に近い偽物(?)ができるのですが、いかんせん天然ものですから日の光に長いこと当たるとだんだん退色して薄くなってくるんですねー。(;)

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この写真は、以前ニュースになった詐欺、中国の偽たまご。アルギン酸という海藻由来のゼリーからできています。

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一人一日1000個くらい手作りしてたそうですが、ここまで手間かけるくらいなら本物売った方が長続きして良いんじゃないかと思います。

 

◆みんなが喜ぶ偽者
カニカマボコなんかは、欧州では「20世紀最大の発明」なんて言われているようですし、例えば上の「ダミー戦車」は実際に軍備を持たなくても持っているかのように感じさせることができるわけで、ある意味軍備縮小のため平和利用という見方もできます。 偽物、というとイメージは良くないですが、目的がキチンとしていれば、皆が喜ぶ有効活用だってたくさんあるわけですね。

上記の中国にニセ卵も、騙そうという目的だからダメなのであって、ホントに見破られないくらいスゴイ偽タマゴであれば、「アレルギーの子供が食べられるたまご」としてだったら、買う人も多いんじゃないかなァ・・・。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2013年06月10日

こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

映画「奇跡のりんご」が公開ですね!本は読んだ事があるので、映像で表現がどう変わるのかとっても楽しみです。 さて本日は「リンゴとタマゴ」について、いろいろと。

美食を極めた、と言われるローマ時代の饗応料理は、必ず「たまご」で始まり「リンゴ」で締められていました。

このタマゴとリンゴ。それぞれ、食事だけじゃなく意外な場でも使われることがあるんですね。

 

◆ニュートンのたまご
以前に「ニュートンのたまご」物理学実験をご紹介しました。

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これは、“ニュートンの第一法則”に関する高校の授業です。

欧米ではなぜか、物理や科学の実験でタマゴが使われることが多いようです。

(参照)海外の高校必修、「ニュートンの卵」ってなんだ? – たまごのソムリエ日記

(参照)ぶん投げても割れないタマゴの不思議 – たまごのソムリエ日記
 
身近にあって入り込みやすい、視覚的に効果がハッキリ理解しやすいのが理由のようです。

そういえば、ニュートンさんは、考え事しながら料理をしていた際に、ゆでたまごと間違って自分の懐中時計の方を茹でてしまったという逸話があります。

 

◆マジックのりんご
変わってリンゴ。

マジックの舞台で使用される果物では、「りんご」がダントツ№1なんですね。

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これは、色彩効果のため。

「赤」は膨張色のため、舞台で大きく見え観客の視線を引き付けやすいからなんです。 加えて、一瞬で「りんご」と認知してもらえるメリットもあります。 同じ理由で「赤いバラ」もマジックショーでは多用されます。 “魔法の世界”では、「奇跡のリンゴ」はずっと昔から定番なんです!

 

◆リンゴとたまごの美味しいコラボ
さて、この二つが一緒になった美味しさといえば、アップルパイ、もといリンゴのクラフティ。 このレシピが作りやすくて美味しかったです↓

http://cookpad.com/recipe/1348066

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2013年06月8日

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こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグの小林です。

自分には珍しく、二回続けて卵以外の話を。

昨日、私が実行委員長を拝命しておりました、徳島経営研究会特別セミナー・福島正伸さんの講演会「仕事が夢と感動で溢れる人生づくり」がありました。

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市立文化センター三階席までいっぱいの方にお越しいただきまして、本当にうれしく思っております。 ご参加くださいました方、本当にありがとうございます。

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私自身は、舞台ソデと玄関受付を行き来しながら、ワクワクお話を聴かせて頂いておりました。(^^)

会場は笑いの絶えない盛り上がりで、時には多くの人が涙する、濃い内容の2時間でした。

 

◆福島正伸さんのお話
 特に印象に残ったのは、「他人に期待すると不満になる」というお話。

なぜなら、「あれやってほしい!これしてほしい!」と願っても、他人は思い通りにならないから。

それよりも「自分に期待」するんですね。そうすると、不満が“出番”になる。

例えば、あなたがある会社で働いていたとして、

「この会社どうなるんやろ・・・?」と思いながら仕事しているとそのウチに思い通りにならない事が出てきて“不満”になってしまうんですね。イライラになっちゃう。

でも「この会社を自分はどうしたいのか?」と考えながら仕事すると、これはワクワクになるんですねー。

「問題そのものが問題じゃなくて、かかわり方が問題なんです。」

そうもおっしゃっておられました。

自分がワクワクの源!福島さんの著書で学んだこと、あらためて気づかされました。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2013年06月7日

こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグの小林です。

本日はタマゴ・ニワトリ以外の話。

有名人が共演し、一般人の夢をかなえるCM「キリンのどごし 夢のドリーム」シリーズの最新作がめっちゃウラヤマシイです。

ジャッキー・チェン大ファンの石田さんという方がなんとジャッキーと共演、カンフースターになりたい!ということで「椅子とか使って戦いたい」「木人で鍛錬したい」「ジャッキー師匠にキメてほしい」「爆発シーンも」など、とにかくやりたいことをすべて詰め込んだCMになっています。

実はワタクシ、ジャッキーの大ファンなんです。 小さいころから、映画も全部観てます。 ジャッキーが歌ったレコードも持ってます。 なのでこの石田さん、超超超ウラヤマシイ!

上の動画は180秒CM編で、下の動画は7分弱の全編なんですが、とにかクオリティがハンパない出来、マジづくりの映画です。

いいなァ。

こういう取り組みは、「本気の遊び心」が見えてイイですね。

正直ちょっと協力すると実現できそうな夢と企画であれば、見る人からは偽善くさく感じられたり、「ふーん。」てなカンジでそれほど感動する要素にならなかったりするんじゃないでしょうか。

今の日本市場は「顧客満足」じゃなくて、「顧客感動」じゃないとお客様に選んでもらえない時代だ。

そんな話を聞きます。

良いモノ、良いサービス、それだけでは当たり前になっちゃってるわけですね。 それ以上に、「ここまでしてくれるとは思わなかった!」と思ってもらって初めて、お客様に選ばれるブランド足りえる時代の様です。

私たちもたまごを通して、感動で選んでもらえるように、ワクワク楽しく本気で取り組んでいこうと思っております。(^^)

それにしても羨ましいなァ・・・・(×10)

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2013年06月5日

こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

「こんな事でお困りの方に!」という謳い文句で調理器具が販売されることは良くあるのですが、時々「卵がキレイに割れない!」というケースが引き合いに出されます。 またこれがヒドイんです。

funnyeggcrash.gif

どうでしょう!? コレいくらなんでも、不器用すぎだよ! モッタイナイ!ヾ(`◇´)ノ彡☆

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こういう方のためにと、「たまご割り機」が売られていたりするのですが、たまごをイチイチセットするほうがメンドクサイ気もしますねー(^^;)

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2013年06月4日

昨日6月2日は、「オムレツの日」でした!

こんにちは!たまごのソムリエ、小林ゴールドエッグのこばやしです。

たまごが出てくる、映画の名シーン紹介第二弾です。今回はオムレツの名シーン映画を。

『たんぽぽ』(監督:伊丹十三)

1985年製作の映画で、

流れ者がホレた女のために、さびれたラーメン店を立て直すというストーリーです。 主演女優はNHK朝ドラ「あまちゃん」でも活躍中の宮本信子さん。

その中に、ホームレスが、主人公の息子ターボ―と二人で厨房にコッソリと忍び込んで、オムライスをつくってあげるシーンがあります。 これがまた、メチャクチャうまそう!なんですねー

ライスを炒めて、とろふわのオムライスを作ってあげるシーンがほぼノーカットで映されていて、ホントいい香りまで漂ってきそうです。(※)

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かつて人間国宝の落語家、柳家小さん氏が「時そば」の演目をかけた後は寄席周辺の蕎麦屋に行列ができたそうですが、この「たんぽぽ」を見た後も、ぜったいオムライスが食べたくなること請け合い!です。(^^)

とくに、このプレーンオムレツを作ってチキンライスの上で切るスタイルは伊丹監督が考案し、東京日本橋の老舗洋食店「たいめいけん」がつくりだしたもので、「たんぽぽオムライス」として今でも広く愛されているんですね。

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さて、この映画「たんぽぽ」にはもうひとつ「卵の名シーン」があります。それは、海外でもとにかく話題になる「卵の黄身キスシーン」。 役所広司扮するヤクザ風男と情婦が「キスをしながら卵の黄身を口移しする」という場面で、ホントにエロティック!衝撃的で、放映当時ものすごく話題になりました。

特に海外の映画ファンの間では、生卵を食べる習慣が無いこともあり賛否両論「日本を代表する名作だ!」「いやこれはダメだろう!」など反応も様々です。

全般にわたって「食」の楽しさを感じられるシーンがちりばめられており、何度見ても楽しめる、ぜひ見てほしい名作です。

(※コミカルなホームレスを演じるのは高見映さん(「できるかな」のノッポさん)なのですが、この調理する手元のシーンは伊丹監督が自分で調理しているんだとか。すごい入れ込みです。)