小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。 所用あって、海外(米国)の方におりました。

売り場もまわったのですが、日本の売り場と異なり、野菜売り場がなんだかカラフル・・・!

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なんでかなー??と考えてみると、そう、パッケージが無いんですね。束ねてあったりもしない。 以前から言われていますが、資源利用の点からも、日本もこういう点は見習ってもよさそうです。

反面、たまご売り場はちょっと地味。

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なぜなら、日本と違い、プラスチックの容器じゃなくて、紙モウルドの容器に入ってるから。中身が見えないですが、生で食べない分、あまり外観は意識しないようです。 一個一個確かめて選べる野菜売り場と対照的ですねー。

紙容器の方が振動に強く、長距離輸送に向いていますから、米国では普及しやすかったのかもしれません。

現在、米国では2018年の法改正を前に、放し飼い(free range)や自然を取り入れた農場のたまごが増えています。

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私たちも、四国徳島の自然を活かした飼育(放し飼い&開放式)を心がけておりますが、世界のトレンドとしても「自然を活かす」方向に変わってきているんですねー。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2013年05月23日

 

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こんにちは!たまごのソムリエ、小林ゴールドエッグのこばやしです。

ワタクシ生まれてから14000日目になりました!(^^)

年で数えるのを年齢

日で数えるのを日齢(にちれい)といいます。

ニワトリさんの場合は、一般的にこの「日齢」でトシの話をするんですね。

「この飼育場のニワトリは300日齢、こっちのニワトリは520日齢で・・・・・・」

なんて風に、話をします。

ニワトリさんは、約二年間のあいだ、たまごを産みます。「日齢」で言うと、長くてもだいたい700日くらい。

一般的に、若い頃はやや小さめで張りがある卵、じっくり育つと大きくてふんわりと食感のやわらなか卵を産むようになります。

さて、この「日齢」という考え方、我々の生き方にとっても素敵なヒントがあるんですね。

 

◆3年にいっぺんの記念日をつくろう!
まず、こんなページがあります。

生まれてから何日たったのかな」(http://www.110kz.com/001/)

文字どおり、生まれて何日目かを教えてくれるサイトなんですね。ついでに、○日目がいつなのか?も教えてくれます。

1000日ごとの区切りのいい記念日は、だいたい3年にいっぺん。

一年ごとの「誕生日」と比べると、3倍の間隔なわけです。

3年に一度ですから、結構感慨も深いです。

「一万日目」は、28歳と5ヶ月弱。

二万日だと、55歳と9ヶ月。

三万日目で、82歳とちょっと。平均寿命くらいでしょうか。

3年ごと、28年ごとにくるビッグな自分の節目。 一年に一遍の節目じゃなくて、1000日毎の節目を持つのも、割と意義深いものです。 「次の1000日はどんな生き方をしようか!?」なんてのもなかなかワクワクする、張りのある生き方ではないでしょうか。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。(^^)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2013年05月22日

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こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

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以前、「大天才てれびくん」というNHKの番組に出演させていただいたのですが、その際にスタッフの方に「NHKのロゴはたまごだ。」と聞いてビックリしました。

テレビでもよく見るNHKのロゴは、たまごが「N」の形に並んだものなんですねー。

なんでたまごなのか? これは、調べてみると下記に詳しく載っていました。↓

NHKのロゴはなんの形を表しているの? -NHKの解説委員さんに聞いてみた(http://news.livedoor.com/article/detail/7678153/)

『たまごには生命の源としての存在感や、”コロンブスのたまご”にあるようなアイデアの源、それに物価の優等生といわれる安心・安定感などがあります。このロゴマークは、こうした「たまご」がお互いを支え合うように』

ということらしいです。 なるほど!

ちなみにウチのロゴも、たまごの形です。(当たり前か!)いやいや、Cobayashi Gold Egg の頭文字「cgeの中に、四つのたまごが隠れているんですねー!(^^)

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カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2013年05月21日

こんにちは!こばやしです。 しばらく県外におり、更新が滞っていました(^^;)

島根県松江市に、美保神社という古い神社があります。

ここは、全国3千社ある「えびすさま」を祀る神社の総本社(事代主神系)なんですが、この神社に「えびすさまはニワトリ嫌い。」という伝説が残っています。

昔々、えびすさまは毎夜この美保神社から海を渡ってミゾクイ姫様のところへデートに行っていたのですが、夜が明けて帰る時間を、ニワトリさんが知らせていたんですね。 ところがある日、まだ夜が明けていないのにうっかり鳴いちゃった事で、えびす様は暗いうちに船を漕いで、途中で櫓を落としてしまいます。

しょうがなく片足を海に漬けて漕いでいたところ、サメが寄ってきて足をガブッ・・・!

・・・・・・というわけで、大けがをしちゃったえびすさまは、以来ニワトリさんに激怒しているのだそうです。 えびすさまの片足がちょっと曲がっているのは、その時のケガのせいだとも言われています。

以来、この美保神社の周辺の人々は、ニワトリさんもたまごも食べない風習になっていたそうです。 かの小泉八雲の手記にも、この町(美保関)の宿で「卵はありますか?」と聞いて女中に「アヒルの卵なら。」と答えられたとのエピソードが残っており、少なくとも明治時代までは強くその文化が残っていたようです。

まァ、えびす様はもともと「の化身」、海の豊漁を祈る神様です。神話の昔からの古い町で立派な港がある土地柄ですから、「 海の恵みを大切にしようぜ。」という考えがこの伝説を産んだのかもしれません。

ほかにも鶏肉&たまごを食べない地域がいくつかあって、たとえば滋賀県の田村神社周辺、大阪の道明寺周辺がそうです。 いずれも発端となる興味深い伝説があります。 いずれ紹介します!

ここまでお読みくださって、ありがとうございます(^^)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの歴史・文学・文化学 2013年05月20日

先日の日曜日は「母の日」でした。

なので、我が家でちょっとしたパーティを開催。

当然母の日なので、息子(5)もお手伝いです。

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ちいさい子が手伝える料理として、たまごってかなり優秀です。(^^)

たまご料理含め、パーティのメニューは割と面白く盛り上がったので、改めて今度報告します。

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息子→お母さんにプレゼント
サプライズ成功でした。(^^)

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2013年05月15日

 

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こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

 

建て替えで話題の「新歌舞伎座」、すごい評判ですね!

フランスの老舗パティシエが考案した期間限定お菓子「エクレール カブキ」も連日売り切れの人気ぶりだとか。

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かなり奇抜な色なのですが、これは日本伝統の「定式幕」がモチーフ、まさに歌舞伎らしいお菓子といえます。

さて、この歌舞伎座のホームページに、「江戸歌舞伎座資料館」というコーナーがあります。その中に「江戸食文化紀行」という特集コラムがあるのですが、これがすごく面白い!

食の観点から、江戸時代の様々な文化に触れ、貴重な資料と共に公開おり、とても面白く勉強になります。 現在VOL 273となっており、そのボリュームもすごい!です。

 

◆日本のたまごは江戸文化から始まった!
実は日本人がたまごを食べるようになったのは、江戸時代から。 江戸時代に出版された『万宝料理秘密箱』(1785年)には、なんと103種類もの玉子料理が紹介されていますが、江戸時代より以前にはほぼ卵料理についての記録はありません。

逆に言うと、現在の和食たまご料理文化はすべて江戸時代に花開いたとも言えるわけです。 それだけに他の食文化とも絡め、貴重な資料がいっぱいのこのサイトは私にとって、とても興味深いです。

 

◆子供も大人も楽しめるサイト
1コラムは短くてとても読みやすいので、新学期、日本史や社会科の授業に悩むお子さんにも、さりげなーく勧めてあげると、身近な「食」の観点から歴史に興味を持ってくれるかも!?

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

歌舞伎座HP http://www.kabuki-za.co.jp/

日本食文化紀行コラム http://www.kabuki-za.co.jp/syoku/bkindex.html

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2013年05月14日