こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
休みを利用して
出雲大社に行ってまいりました!
年に一度すべての神様が集まる場所、
なんて言われるすごい神社です。
ご神体のオオクニヌシさまには
国譲りというエピソードがあるわけですが、
神話的には旧世代の支配者、
ようするに負けたほうの神様を
お祀りしているわけです。
考えてみると興味深いですね。
たとえるなら欧州で
キリスト教以前の土着信仰神を、
キリスト教のプラットフォームで
おまつりするようなものです。
こういったことは「多神教」
ならではなんだとか。
おなじ多神教のメソポタミア文明でも
負けた神様のうやまいがあるんだそうです。
そして、
それだけスゴイ神様だから!?
しめ縄もデカい!
神楽殿の大しめ縄は
なんでも重さ5トン超もあるのだとか。
うーん、これはすごい。
さて、
この「でっかい」という価値
たまごでも面白いメリットになります。
それは、
加熱でふわとろ食感
になりやすい
ということ。
鶏卵の大きさって、
いろんなサイズがありますが、
たまごの大きさによって
白身と黄身の割合が
変わります。
サイズの違うたまごを
メスシリンダーに入れてみると・・・
これくらい中身の量がちがいますが、
見ての通り
大きいたまごは
黄身の大きさって、
あんまり変わらないのに
白身がだいぶん増えるんです。
ある一定以上大きいたまごは
白身の割合が多い→
すると、
混ぜて加熱する玉子料理では
焦げたりしにくくって
とろふわの食感に
なりやすいんですよ。
オムレツや玉子焼きで比べてみると
ビックリするくらい違います。
◆たまごは料理で使い分けるべき
黄身が多いと、
たまご料理って加熱で
焦げたり固くなったり
しやすいんですよね。
でも逆に、
たまごかけごはんならどうでしょう?
白身が多いと
味がうすく感じてしまいます。
オムレツと逆に、
濃厚な旨味を多く含む
黄身の割合が多い方が、
美味しいわけです。
お肉でも
ロースやバラで
向いている料理が異なるように
たまごでも特性によって
よりおいしくなる料理が異なります。
飼料のちがいもそうですね。
サイズ、飼料、飼育方法、鶏種・・・
これらのちがいは
料理になった時のおいしさ
を基準にして選び分けるべきなんです。
お箸で黄身がつまめるから良い・・・
とかじゃなくって、
食べたい料理に向くかで考えると
よりたまご料理が作りやすくなったり
美味しくなったりするわけです。
オムレツや玉子焼きの場合は、
ちょっと大きめのたまご、
すくなくともLサイズ以上
の方が美味しく作りやすいです。
ぜひおためしくださいませ~。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。