小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

先日携帯が壊れちゃったので、スマートフォンに買い換えました。

初スマホです!

「こんなの使いこなせるんダロカ・・・??」

・・・・・・と、思っていましたが、いやーホントおもしろいです。 色々面白いアプリが沢山あって、とても楽しくイジって遊んでます(^^)

今ハマっているのは、「写真の一部だけを動画にする」アプリ(Cinemagram)。

cafehitotoki.gif

写真とも動画とも違って、なかなか面白いモノが撮れちゃいます。

kaigi_shokuji.gif

食事をしながらの会議風景だって、このとおり。kimonodance.gif

個人的には、初めての着物を着て浮かれている息子のダンスが、シュールでお気に入りです。

とはいえ遊んでばかりでもなくて、例えばウチの工場のラインの動きを当サイトでご紹介するときなど、この機能を使えば見せたい機構だけを動くように見せることができ、より分かりやすく注目してもらえるかもしれません。

そのうち色々試してみます。(^^)

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2013年01月31日

okane_tamago.jpg

たまご、ニワトリのことわざ第12弾です。 今回はイギリスから。

<今日卵を一つ持つより、明日めんどりを一羽持つほうがよい> トーマス・フラー

たまごを食べちゃったら、その一個でオシマイなんですね。 もしその卵を孵すと、ニワトリさんは週6個程度、約2年のあいだで600個超のたまごを産みます。 目先の欲に流されずに大事な「資源」を活かす、増やしていく。 そういう努力をすることで、将来大いに報われるわけですねー。

貯金、勉強、運動・・・、いろんな事に当てはまりますね。 今大変な想いをしている受験生の皆さんは、眠たいからって寝ちゃったら良い学校に行けないわけです。(^^;)

日本にも、「米百俵」という有名なエピソードがありますよね。

こちらは、かつて困窮した新潟長岡藩に送られた援助の米百俵を、藩士で分ける事なく売却し、未来の人材を育てる学校設立費用にあてたというお話。 「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」(小林虎三郎)という言葉が有名です。 日本ではおコメ、英国では畜産物になぞらえて言葉が残っているのも、それぞれのお国柄が出ていて興味深いです。

 

◆増やすモノ?使うモノ??
さて話を戻しまして、上記の言葉を残したトーマス・フラーさんという方は、17世紀イギリスの神学者です。 宗教家らしく、沢山の箴言を残しています。

他にも、

結婚前には両目を開き、結婚してからは片目をつむっていることだ

なんて有名な箴言も残しています。

これなんかはクスッと笑いながらも同意される方は多いのではないでしょうか。

日本のたまごは99.9%無精卵なので温めても孵りませんが、お金、時間・・、消費材と思いがちな大切なものをどうやって「増やす」ことに変えていくか、たまごを見るたびにフト思い出してもらえましたら幸いです。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2013年01月28日

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あけましておめでとうございます! たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

年明けそうそう、徳島では良い天気が続いております。

旧年中は大変お世話になりまして、本当にありがとうございました。 沢山のご縁と学びを頂戴したほか、直接お会いした際そしてメールで沢山の「美味しかったよ!」のご感想、そして「頑張れ!」の激励のお言葉を頂戴し、本当に感謝の一年でした。

さて、今年は巳年、ヘビの年です。

英語で「2つ黄身」の目玉焼きの事をsnake eye(へびの目)」と呼ぶことがあります。hebidoshi_medamayaki.jpg

これは縁起の良い呼び方なんですねー。

なぜ「ヘビ」なのかと言うと、もともとの由来はサイコロから。

サイコロのいわゆるピンゾロ、つまり「1」の目が二つ重なった出目の事を、アメリカで「スネーク アイ」と呼んでいました。

白地に鮮やかな赤の丸がふたつ。

これは、いわゆるギャンブルの「当たり目」でもあります。

そこから派生して、二つ目玉焼きの事を、「スネークアイ」と呼ぶようになったのだそうです。

面白いですねー。

私達も本年は、みなさまに元気とワクワク、そして幸運を呼ぶ、美味しいたまごを全力でお届けしてまいります(^^)

旧年中と変わらぬご愛玩のほど、本年も、よろしくお願い申し上げます!

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こんにちは。こばやしです。

本日はクリスマスイブですね!

北米のクリスマスやお正月に定番のお酒、エッグノッグというお酒をご存知でしょうか? 牛乳と砂糖、クリーム、そしてホイップした卵を使った、あまーいお酒です。(^^)

あちらではクリスマスや新年のお祝いに飲まれ、クリスマス前にあちこちのスーパーマーケットでも見られます。 飲み口が軽く、甘くて美味しいのですが、かなりお酒を入れても口当たり良く飲めちゃうので、知らないうちに酔っぱらっちゃいます。

 

◆エッグノックの歴史
もともとはイギリス生まれ。 「ノッグ」は木彫りのジョッキを指し、材料の牛乳や卵・ブランデーなどはかなり高価な材料であったことから、クリスマスや正月の贅沢なメニューとして親しまれたようです。 

◆代表的なレシピ

スタンダードなレシピですが、モチロンお酒を入れなくても美味しいです。 酒抜きだと、子供にも大人気!

※準備するもの
  卵黄 1個
  牛乳 180ml
  砂糖 大さじ一杯(10g程度)
  (ブランデー お好み)
  シナモン  一つまみ

※作り方
 (1)卵黄に砂糖を入れて、クリーム状真っ白になるまでかき混ぜます。
 (2)そこに牛乳を加えて更によく混ぜつつ、小なべで弱火にかけながらゆっくり温めます。 (沸騰厳禁!)
 (3)10分少々でとろーっとしてくるので、そうしたらカップに移してお酒を好きなだけ入れ、シナモンを振りかけて、出来上がり!

※お酒はブランデーじゃなくて、ラム酒やワインなどでも美味しいようです。

 

◆エッ!?こんなに強いの?驚きのジョージワシントン流エッグノックレシピ
さて、コッチはお酒好きのためのレシピ。 ジョージ・ワシントン流レシピというものがありまして、ちょっと紹介してみると・・・

 ブランデー  2カップ 
 ウイスキー  1カップ
 ダークジャマイカンのラム酒  1杯 
 クリームシェリー   1 / 2カップ 
(・・・、ってどんだけお酒入れるの!!?)

 卵(2Lサイズ) 8個(またはLサイズ10個)
 砂糖 3 / 4カップ 
 ミルク 1クォート(約0.95リットル)

 1クォート ヘビー生クリーム
 新鮮なナツメグ 小さじ1杯 
 シナモンスティック 1本  

・・・で、冒頭のレシピと同じ手順で完成です。

いやー・・・、これは美味しくても即へべれけになって潰れちゃいそうですねー。 聖夜にピッタリ、というよりはどっちかと言うと「罰当たり」なレシピかも!?(^^;)

ぜひ、お酒好きな皆さん、今日明日パーティの皆さんはお試しくださいませ!

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2012年12月24日

 

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こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

本日はたまご以外のお話。

「カンブリア宮殿」にも出た工具通販サイトMonotaRO(モノタロウ)さんで買い物をしたのですが、届いた外箱に妙な切れ込みがあったので組みなおしてみたら・・・良くある一般サイズの箱に戻りました!

ちょっと切れ込みを入れるだけで細長の箱に組みなおしたり、自由自在なんですね。 ウチでも、県外のお客様に品物はご進物セットをお送りするのに、ホンのちょっと長さが足りなかったりやきもきする事も多かったんですね。 ついつい「新しいサイズの資材を導入しようかな?」なんて考えてしまうのですが、それこそ効率のムダ。 在庫が増えればそれだけ資金の回転だって悪くなりますよね?

上記のような、投資をせずに工夫を活かす「カイゼン活動」こそが、我々小さな商いをするものにとっては必須なんだと改めて実感させられます。

勉強になりました!(^^)

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2012年12月21日

こんにちは。たまごのソムリエ、小林ゴールドエッグのこばやしです。

皆さん、たまごをマジマジと眺めた事ってありますでしょうか?

私達は仕事なので、それこそ何万というたまごを日々眺めています。

よーく見てみるとたまごは個性一つ一つ個性豊か。 白なら白、赤なら赤たまご、それぞれおんなじように見えて、実はちょっとした模様、カタチ、すべておんなじたまごは無いんですね。

さて話変わってイギリスに「家禽クラブ(The Poultry Club)」なる団体があります。1877年から続く由緒ある団体で、目的は「純血種を守り保護すること」。 対象は鶏、アヒル、ガチョウ、七面鳥などすべての家禽です。 品種改良などイカンイカン、純血種であることの大切さを知らなくちゃイカンデスヨ・・・そういう趣旨のもと活動をしているんですね。 なんというか、とっても「英国らしい」ですねェ。

そんな英国家禽クラブにて、毎年「カンペキな卵コンテスト」なるものが、行われています。 専門家の厳正な審査の上、「英国で最高の卵」が、その栄誉と共に受賞されるわけです。

どこで審査するかと言うと、まず色。 そして左右対称の美しい形状、外観キズの無さ、カラの強さ、カラの滑らかなツヤ、以上を厳しく品評するわけです。

うーん、なるほどスゴイ。

・・・?って、味は??

実はこのコンテスト、味は全く関係無いんです。 純粋に見た目、だけ。 エェー!

ようするに、たまごの美人コンテストのようなものなんですね。

そしてこちらが、今年2012年の英国最高賞受賞のたまごです。 ジャーン!

Best eggs

なるほど、ツヤが光ってますねー。 カタチもさすが綺麗です。 色は、ちょっと薄めなんですかね?桜たまごに近いようです。 親鶏は「アザラシ雌鶏(Silkie hen)」と呼ばれる中国原産の種で、ふかふかの毛が特徴の鶏サン。 かなり変わってますね。 なかなかカワイイ!(^^)

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受賞者には、ダチョウのたまごに装飾したトロフィーが贈られます。 センスイイですね。ちょっと絵柄がヘンな気もしますが・・(^^;)

◆キレイなたまごの意義
たまごの色やツヤは、ニワトリさんの種類に加え、健康さや年齢にも左右されます。 強制換羽と言って、長く良いたまごを産んでもらうためのリフレッシュを経ているかどうかにもよります。 見た目の美しさを求める事は食材としては本末転倒とも言えますが、「より健康な親鶏さんから生まれたたまご」を求める事だと理解するならば、これは素晴らしい事だと思います。

あくまで美味しいたまご、健康になれるたまごをお届けする手段であるべきですよね。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(参照)“In Search Of The Perfect Egg”

(http://www.npr.org/blogs/thesalt/2012/12/06/166657946/in-search-of-the-perfect-egg)

 

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの海外ニュース 2012年12月19日